「ハナ・・・！」
窓から見える漆黒の闇にハナの姿を見た絢子。
今まで見たこともない表情を浮かべて一目散に駆け出してゆく・・・
一体この二人にはどんな因縁が隠されているのか・・・？
『美醜の大地』
22話の解説と感想です♪
清二郎はとにかく絢子が抱えているであろう深い闇の正体を知りたいと思った。
いまだ自分に心を許しているとは思えない婚約者のよそよそしくて頑なな態度。
そして…ハナが発端となって始まった復讐劇の怨嗟がいろんな人間の人生を狂わせて行く・・・
今回紹介する22話の見どころは、絢子が抱えている”闇”の部分ですね。
絢子はこのエピソードで今まで見たこともない凶器じみた表情を見せるんです！
「乞うご期待♪」
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美醜の大地【ネタバレ22話】ハナが動き、絢子が導かれる！
清二郎と加也
清二郎の指示で絢子をつけ狙う犯人の捜索していた加也と森哉の姉弟コンビ。
ほどなく絢子と何らかの関係があると思われるサチと敏江に近づくことに成功し、
早くもその二人の首根っこを捉まえることが出来た。
さらにそのことを加也が清二郎に報告しました。
清二郎は自分が誰かに命を狙われるほど恨まれていて、ましてやその被害にも遭っているのに、
警察から事情聴取を受けても犯人につながる重要な情報を言わなかったり、
自分の身を守る手立てを講じない絢子のことが不思議でしょうがなかった。
なんでだ⁉
彼はそんな疑問を自分の信頼する僕である加也にぶつけてみたが、
「気になるなら直接問いただしてみたら？」
と…そっけないセリフが帰ってくるだけだ。
加也にしてみれば、そもそも女なんて隠し事が多い生き物だとぐらいにか思っていない。
そんな加也の意見に力なくうなずくだけの清二郎でした。
森哉と進司
一方…同じ頃、屋敷の中ではかれこれ3日間も同じ部屋で過ごすサチの息子・進司に森哉が接触していた。
絢子が住む屋敷に連れてこられた日からずっと窓の外を見て過ごしている進司に、
「窓の外から君が見えたよ。寂しいの？」
と…進司と目を合わすことなく、窓から見える庭の景色を眺めながら幼い少年に問いかける森哉。
「おかあしゃんを待ってるの…」
無邪気に進司は彼の問いかけに応じました。
すると森哉は、
「君にも姉がいればよかったのにね」
と、自分にとって姉の存在がどれほどありがたものかを進司に語てゆく。
そんな森哉に進司は、
「ぼくは、おかあしゃんがいるもん」
と…森哉に反論するような言葉を口にするが、
それを聞いた森哉はすぐさま
「母親なんかだめだよ！」
「いつか君を置いていなくなるんだから」
と…恐らく自分が実体験したのであろう言葉で吐き捨てた。
そんな森哉のセリフに信じられないという表情で顔をそむける進司でした。
そしてその頃、進司の母・サチは、人を殺してしまった罪の意識に苦しみながら、
これからどんな顔をして進司と会えばいいのかと考えながら、
進司が軟禁されている絢子の屋敷へと向かっていた・・・
ハナの仕掛けた罠
さらに後半では、ショッキングな事件が起こります。
その事件を仕掛けたのがハナであり、仕掛けられたのは絢子である。
あのデパートでの一件以来、ハナの姿を自宅の庭で見た絢子は、
今度もまた、いつもの絢子とは違う人格が飛び出してきて思いもよらない行動をとるのです（汗）
ハナの姿をみると我を忘れてしまう絢子のことを、何とか清二郎が静止しようとするのですが、
取りつかれたようにハナを求めて突っ走る絢子の行動は止まらない。
自分を引き留める清二郎を突き刺すような恐ろしい目をして振り払おうとする絢子。
果たして…絢子はハナの仕掛けた罠にハマってしまうのか…？
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22話の感想
ハナが鶴田に頼んでた例のモノってあれだったんですね。
21話のラストシーンでなにか覚悟を決めたように部屋を出て行ったハナ。
その時の心の内が今回でようやく理解できました。
まかり間違うと、絢子はおろか回りの人々も巻き添えになってしまう危険なハナの攻撃でした。
「今回のハナはとうとうそれを実行してしまったんですよね。」
これでもう本当の意味でハナは後には引けません！
あとは絢子陣営と、ハナ陣営との壮絶な命のやり取りになってゆくのでしょう。
そして…恐らくこの闘いはどちらかがこの世からいなくなるまで終わらないのでしょう。
そして…
ハナと絢子、その両陣営に殺しのプロフェッショナルが仲間として参加しているため、
その戦いは想像を絶するほど激しい死闘となるはずだ。
今のところ、まったく結末が想像できない。
ただ…もし、
ハナが当初の目的を達成したとして、その結果で彼女が得られるものは、
「長年の恨みを晴らした達成感なのか？」
それとも何をしたとしても消えない家族を失ったものの空しさなのか？
それは決して他人には計り知れない、ハナだけが味わう復讐の後味なのだろう。
22話まで続いてきた『美醜の大地』が、ここでようやくクライマックスを迎えたことになるのでしょうか？
なんだか寂しさ半分、期待多めで次の展開を楽しみに待っているまるしーがいます（汗）
とりあえす今回でちょっと絢子の底知れない恐ろしさを垣間見たような気がする。
絢子のあの表情は、もうほとんどオカルトだのようだったから・・・
「普通に恐ろしい（汗）」
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