家ではまったく役に立たないポンコツな父親。
そんな父親と一緒に長年生活している母親のことを不憫に思う一人娘のヒロインだったけど・・・
『フォーチュン・エフェクト』
10話の解説と感想です♪
今回のお話はとてもハートウォーミングな家族のほのぼのエピソードです♪
幸せな夫婦の形とは決して外から見ただけでは判断できないという事がよくわかる感動的なお話でした♪
10話の見どころ
今回のエピソードは読み終わった後に心がホッコリする夫婦の絆のエピソードでした♪
胡蝶に相談してきたのは今回メインキャストとなるご夫婦の一人娘なんですが、
ある日、すでに成人して一人暮らしをしている鈴(すず)のもとに母親から電話がかかってきます。
なんとその要件とは、自分がこれから手術を受けるので2~3日のあいだ家事が苦手な父親の面倒を見てほしいという内容でした。
「子供じゃないんだから!」
と…母親の父親に対する甘やかし具合に呆れる鈴でしたが、
さすがに手術を目前に控えた母親の心配事を増やしては可哀そうだと思って、
何とか仕事の都合をつけて鈴は実家に帰っていったのです。
すると・・・
母親が入院したあとの実家では父親が一人でとんでもない状態になっていて・・・
という始まりのお話なのですが、
そこで・・・
今回10話の見どころは、
何一つ家のことができない父親のやばすぎるポンコツぶりと、
ラストに訪れる鈴へのブーメランな展開とハートウォーミングな結末です♪
娘の鈴は気が短いヒステリックなタイプで、父親は究極のポンコツ親父で、
母親はこれ以上ないくらいのお人好しな性格だけど、
「最後にはとっても幸せな家族だな~と思える光景が待っているんです。」
夫婦の関係ってホントに不思議なものであって、
他人から見て不幸だと思っても本人たちはまったくそんなことを感じていない夫婦なんてたくさんいるわけです。
特に今回登場したご夫婦はこの先死ぬまで仲睦まじく暮らしてゆくんだろうな~と思えるベストマッチなご夫婦でした。
「ちょっと偏った形の凸と凹だけど、すごくお似合いの夫婦だ♪」
特にサイト主のまるしーは今回の内容を実に心地よく楽しめました。
その理由は『感想』の部分で詳しくお伝えしております♪
9話の解説と感想はコチラ♪
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フォーチュン・エフェクト【ネタバレ10話】実は幸せな夫婦!
実家の窮状
「うちの父親があんな人だったなんて…」
顔に青筋を立てて胡蝶に悩みを打ち明けているのは、24歳のOL・似吹 鈴(いぶき すず)という女性の相談者です。
彼女は今実家を抜け出して胡蝶の前に座っているのですが、
ことの発端は、何日か前に母親からかかってきた一本の電話でした。
「ママ…鼠経ヘルニアが悪化して手術することになったの」
と…鈴に連絡してきた母親のお願い事は、2~3日のあいだ実家に戻ってきて父親の面倒を見てくれないかというものでした。
母親は父親を家で一人にすることが心配だというのです。
大の大人ををつかまえてたかが2~3日一人にするのが心配とは、
私の母親は何を言ってるんだ(汗)
しかし・・・
当初は母の言い分に呆れていた鈴でしたが、実家の窮状を知って駆け付けないわけにもいかず、
どうにか仕事の都合をつけて実家に戻った鈴でしたが、
そこでとんでもなくポンコツな父親の姿を目の当たりにするのです。
なんと…母が家を出て間もない家の中はすでにぐちゃぐちゃで足の踏み場もなく、
なのに・・・
鈴を迎えた父親はご機嫌な表情で出前で取ったお寿司を鈴に食べようと言ってきたのです。
鈴は一瞬のうちに、
{ママの心配ってこのことか!}
と…納得しました。
しかも・・・
実際、父親とわずか数時間一緒にいてわかったことは、彼がまったく家のことができないポンコツな父親だという事だ(汗)
とにかく父は家の家事仕事のいっさいが何もできなかったのです!
我慢も限界
簡単にできるはずの家事を手伝わせてもドジなことばっかりして鈴の神経を逆なでする父親。
あげく父親が動けば部屋が汚れ、掃除も全く進まない(汗)
ただただ存在が邪魔。
父親のポンコツっぷりに怒りが収まらない鈴は入院中の母親にクレームの電話を入れます。
「パパって本当に大人なの?」
「ポンコツすぎるんだけど!」
と…鈴の怒りが収まらない(汗)
すると…
母親は結婚当初は腹が立ったこともあったけど、腹を立ててる時間がもったいないじゃない♪
と…超ポジティブな思考で鈴をびっくりさせると、
「明日には帰るからもうちょっと頑張ってね~」
と和やかな口調で鈴の気持ちを落ち着かせました。
その後…何とかその日の家事を終えて眠りについた鈴でしたが、
翌朝そうそうにトイレから父親がトイレットペーパーがないと言って鈴を呼ぶ声が聞こえてきた!
これで鈴の我慢も限界を迎えました。
「そんなの目の前の棚に腐るほどあるでしょ!」
トイレに向かってそう投げ捨てるように言うと、彼女は衝動的に家を出て母親が入院する病院へ駆けつけていったのです(汗)
しかし・・・
さすがにまだ朝の7時では病院も開いていなくて、
今こうして胡蝶の前で父親への愚痴をぶちまけていたというわけです。
実は幸せな夫婦!
「あんな父親と暮らしている母が可哀そうで…」
そう言って胡蝶の前でうなだれる鈴。
するとそんな鈴の前に胡蝶は一枚のカードを指し出しました。
「これは『節制』の正位置」
占いで出たカートの意味をこれから胡蝶が説明しようとしたその時、
家にいる父親から鈴に飼っている猫が逃げたという連絡が・・・
なんと…
鈴は胡蝶の占い結果を聞く間もなく立ち去ってしまったのです(汗)
その後、実家周辺でなんとか猫を見つけて家に連れ帰った鈴は父親に怒りを爆発させます。
その数分後・・・
ヒステリックに父親へキレている鈴の前に退院してきた母親が現れました。
そして・・・
父親に怒り狂っている鈴に向かって、子供の頃はあなたもパパと同じようなタイプだったと諭されるのです。
さらに・・・
母親はこのあと感動的な言葉を言って、鈴の怒りを鎮め、サイト主のまるしーをジーンとさせます。
そう・・・
この物語は実は幸せな夫婦のエピソードだったのです。
この感動的なラストシーンはぜひ本編現物でお楽しみくださいね♪
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10話の感想
読み終わった後に優しい気持ちになれるエピソードでした♪
ポンコツの父親に呆れる娘の気持ちも痛いほどわかるし、
今までどうやって生きてきたんだというくらい家のことを何も知らないこの父親にも呆れ果てる(汗)
でも・・・
「最後に言ったあの母親のセリフがすべてだ!」
「夫婦関係ってそれでいいと思う」
傍からみておかしいと感じる夫婦の関係性であったとしても、生活しているのはその人たちである。
お互いにそれでうまくいっているのであれば他人がどうこう口を出す必要はなく、
ましてや世間一般の常識をたてにして説教しようなんてもってのほかだ!
突っ込みどころはたくさんあるけど、まるしーとしては凄く楽しめたハートウォーミングなエピソードでした♪
ポンコツな父親に怒り狂う娘と、飄々としている母親との対比がすごく面白くて、
結果…
実は娘も父親と同じように家ではポンコツだったというブーメランが最高でした。
さらに・・・
最後に泣かせるような母親のあの言葉。
「それが全てだ」
「そして幸せな家族の構図だ」
こういうオチの心温まるエピソードを描ける廻 先生の感性は素晴らしい♪
いかにも感動させるようなクサイ言葉ではなくて、一見間違っていそうなセリフで読者の心に感動を突き刺す!
こういう母親に育てられた娘だからこそ父親に怒りをぶつけながらもちゃんと家事をやる子に育ってるわけで・・・
あんなセリフを母親に言われて感動しない娘はいない。
美しい母の愛だ。
粋なお話だと思う。
たった37ページの短いストーリーだったけど、すごく良質なドラマを一本見せてもらった満足感があります。
この作品が165円で読める幸せに今は感謝です♪
>>>『フォーチュン・エフェクト』11話の解説と感想はコチラ♪
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