「ごめんなさい…もう漫画なんて描かないから!」
天才漫画家として鮮烈なデビューを飾るはずの彼女は、どうしてその素晴らしい才能を捨てることになったのか…?
著者:天井フィナンシェ
『白紙の上でさようなら 』
若干16歳で新人漫画大賞のグランプリを受賞した主人公の我聞 恵。
だがそんな鮮烈デビューを飾ったにもかかわらず彼女はその賞を辞退し、漫画家としての道を歩むこともしなかった…(汗)
「一体なぜ…?」
この物語は著者自身の経験や強い思いをもとに描かれた、
理不尽にも素晴らしい才能を封印されてしまった女性の人生リスタートストーリーです。
何かに挫折した経験のある人や、今まさに何かを諦めようとしている人にはぜひ一度読んで欲しい。
「躓いた過去を乗り越えようと大切な仲間からパワーをもらって前に進む恵に幸あれ♪」
見どころは絵力とメッセージ性
今回サイト主のまるしーが紹介したいのは、『白紙の上でさようなら』という作品で、
なんと…
2年半ぶりとなるコミックシーモア毎月マンガ賞 金賞を受賞した作品なのです!
そんなに長い期間に渡って金賞作品が出ていなかったコミックシーモアさんのガチ審査っぷりにも感心しましたが、
なによりそこまで厳しい審査で金賞を獲得された天井フィナンシェ先生には大きな拍手だ♪
金・銀・銅とあるどの賞も選出されない月が多い中で、”金賞”に選ばれることがどれほどスゴイことか!
だからもう~即買いですよ♪
そこそこ焦る気持ちでコミックシーモアの『恋するソワレ+』で独占配信されている3話まで読んでみたら、
さすが…金賞受賞作品だなと納得させられる面白い内容でした♪
「もちろん私は今後も読み続けること決定です!」
それに…
本作には著者の天井フィナンシェ先生ご自身の人生経験が重なっている部分があって、
作品のすばらしい内容とはまた別のドラマがこの物語から垣間見れるんです。
だからこそそんな著者の熱量が我々読者にもしっかり伝わってグイグイと引き込まれてゆきます。
フィナンシェ先生に関することはこの後の【感想まとめ】部分でもう一度詳しくお話しすることにして、
まずは、『白紙の上でさようなら』の見どころです。
それは…力強い線で描かれた魅力的な絵柄とストーリーに込められた強いメッセージ性です!
若干16歳の女子高生にして輝かしい漫画賞のグランプリに輝き、鮮烈なデビューを飾るはずだった主人公に襲い掛かった悲劇のできごと。
漫画家の道を諦めた彼女はそれから15年間も鬱屈とした白紙の人生を送ります。
しかし…ある人物との運命的な出会いがきっかけで、彼女の止まっていた人生の針が再び動き始めるのです。
家族との長い確執。
モラハラ彼氏との苦悩とトライアングルな恋愛模様。
さらに…諦めていた漫画家としてのリスタートと、冴えない人生そのもののやり直し。
さまざまなテーマ要素が絡み合いながら主人公の女性が自分の人生をもがきながら再構築してゆくのです。
とにかく一度試し読みしてみてください。
非常に読み応えのある面白い作品であり、刺さる人にはグサグサ胸にくる内容です♪
「改めてマンガ賞の選考委員をされた方たちの審査力は凄いと思う。」
こんなに面白い作品を世に出してくださったことには感謝の言葉しかない。
この『白紙の上でさようなら 』はこの先きっと大ヒット作品になってゆくはずだ。
これだけ絶賛してヒットしなかったらゴメンナサイ(汗)
『白紙の上でさようなら 』の立ち読み♪
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白紙の上でさようなら【ネタバレ解説】運命の出会いから人生のリスタート!
1話:物語のはじまり
主人公の我聞 恵(がもんめぐみ)31歳は、
16歳の時に大手出版社の新人漫画賞のグランプリを受賞し、
天才女子高生漫画家として鮮烈なデビューを飾る予定だった輝かしい道を閉ざされた過去がある。
その理由は家族間での理不尽なトラブルが原因だった。
その後15年たった今でも、残酷な過去にとらわれた生活を送る恵は、
少し軽めなコミュ症を患っている…(汗)
今は同棲する恋人の村正環(むらまさたまき)34歳との関係性にちょっとモヤっとする気持ちを抱えつつ、
漫画家のアシスタントをしながら息をひそめるように暮らしていました。
そんなある日、恵はグルメ漫画『徒然ひとり飯』が大ヒット中の漫画家・源田雲水(げんだうんすい)と、
ひょんなきっかけで運命の出会いをしたことがきっかけで、
そこから彼女の止まっていた人生の針が動き出します。
ここからが物語のはじまりだ。
2話:心地のいい場所
ウソのような流れで雲水先生のアシスタントとして働くこととなった恵でしたが、
雲水のもとで働いている個性豊かなスタッフらがみんな気のイイ連中で、
恵はこれまで生きてきて初めて心地のいい場所を見つけたという嬉しい気持ちになった♪
彼らとならやっかいなコミュ障も発動しないのです。
ただ…
あまりに雲水のもとで夢中に時間を忘れて漫画製作に没頭してたせいで、
すっかり同棲中の恋人・環からの連絡に気づかないポカをやってしまいました(汗)
実のところ恋人の環は少しモラハラ気質なところがあり、そのことで恵は何度か辛い思いをしてきたのです。
今回の一件でもやはり雲水のもとでアシスタントを始めた恵のことが気に入らない様子で・・・
3話:光の中
いつものようにモラハラ気味な強い言い回しでその場の会話を支配しようとする環に対して、
この日はめずらしく恵が環に激しく反発しました。
意外な彼女の反応に機嫌を損ねた環と恵の関係がギクシャクする(汗)
だが…
それでも恵は雲水先生や彼のもとで働くスタッフたちとの時間を大切にしたかったのです。
これまでの15年間は白紙のような人生だったと悔やんでいた恵みは、
そんな自分の生き方をこの機会に少しでも変えたい!
そう強く願っていました。
そして…いずれは雲水先生が今立っている”光の中”に自分も入っていけたらという思いがあったのです。
温かく迎えてくれた雲水とスタッフのおかげで、未来に希望を持ち始めた恵がいました。
4話:カミングアウト
ドラマ撮影の見学終わりで親しい編集者らとの飲み会で盛り上がる【スタジオ雲水】のメンバーたち。
その席には恵も参加していたわけだが、だんだんと酒が進んでゆくに従って、
いつしか話題の中心が恵のことになってしまったのです。
しかもその時、そこそこお酒に酔っていた恵は、
いつもなら絶対に人前では口にしたこともない家族との確執を”カミングアウト”して、
自分が漫画家の道を断念した真相をみんなの前で語り始めたのです。
一方…
そんな恵が縁を切る形で飛び出していった母親と姉が暮らす実家では、
いまだに恵が去った頃と同じ時間を過ごしている二人の姿が・・・
5話:わたしの居場所
結婚のことでギクシャクしていた環と恵の関係でしたが、
環の方から歩み寄った形でひとまず二人の仲は修復に向かいました。
そんな中、雲水先生に恵の作品を読んでみることを勧められた編集者の武井が、
恵が賞を受賞した時の作品を読んで”圧倒的に面白い!”と興奮している。
「自分はこういう漫画を担当したくて編集になりました。」
そこまで言ってくれる武井の言葉を聞いて、
{わたしの居場所はココしかない!}と強く思った恵は・・・
6話:家族
止まっていた人生の時間を再び未来へ進めるべく、勇気をふり絞って実家の母親に電話をかけた恵でしたが、
その結果は想像した以上に残酷な結末で終わってしまう。
恵からの電話を受けた母親は相変わらず低くて冷たい声で実の娘に応対し、
ありとあらゆる暴言を恵に向かって浴びせると一方的に電話を切った。
ある程度キツいことを言われるだろうと身構えていた恵でしたが、
それでもまだ母や姉を”家族”だと思っていた恵のショックはかなり大きく・・・
7話:夢の居場所
電話を切る時に母が恵に向けて言ったセリフが
「アンタのことは家族と思わないので」という淡い恵の期待を粉々に打ち砕く言葉でした(汗)
そこからはもう完全な情緒不安定の状態で雲水先生らと打ち合わせできるようなメンタルではなく、
そんな恵の異変に気付いた雲水先生は、辛いときは人に頼れと助言します。
そしてこのあと、雲水スタジオの2階に住んでいるアシスタントの小室がヒョッコリとやってきて、
恐らくこの先の恵にとっては”夢の居場所”となる素敵な部屋に案内してくれます。
今回は小室さんが大活躍でした♪
8話:お手製のスープカレー
小室とじっくりと会話したことが恵の中で閉じたままだった心の扉を次々と開かせました。
これまでまったく想像できなかったやりがいのある人生に”希望”を見いだしたのです。
漫画は恵の全てなのです。
それと同時に自分だけが回りの環境や過去に苦しんでいるわけではないという当たり前のことに気づき、
ドンドンと目の前の霧が晴れてゆくような気持ちになりました。
さらにこの日、雲水先生が皆に振舞ってくれたお手製のスープカレーを食べた恵は、
とにかく楽しくて笑って久しぶりにはしゃいで・・・
9話:環との衝突
まずは雲水先生のアシスタントとして活動することになった恵は、
その期間は雲水スタジオの二階にあるアシスタント部屋に住み込んでいいことになった。
同じ夢に向かって努力する仲間たちと一緒にまた描けることに喜びを隠せない恵でしたが、
そこで待っていたのは環との衝突でした!
彼から猛烈に”反対”されたのです(汗)
環は一方的に雲水先生やアシスタントの仲間たちのことを批判して恵の心を傷つけた。
またこれだ!
いつも恵の気持ちが前向きになったタイミングで彼女に近しい人間が邪魔をする。
さて…恵の反応は…?
10話:大切な人
今年中に漫画家としてデビューを果たし、
その後は雲水先生のスタジオに一切出入りしないという愚かな約束を環と交わした恵。
現在も未来も恵にとって”大切な人”は雲水先生とその仲間たちなのに…(汗)
恵は完全に環のペースにハマって売り言葉に買い言葉で応じてしまったのだ。
しかし…もう言ってしまったことは取り返しがつかない。
とりあえず環からの協力を得て雲水スタジオでみっちり活動することになった恵ですが、
さすがにかつて天才少女と言われた恵に対する出版社からの期待は大きく、
のっけから恵は大きな相当なプレッシャーを背負いながらの船出となった。
そんな中、自分の置かれた立場に押し潰れそうになっている恵を見た雲水は、
恵の気負いこんでいるメンタルを解きほぐそうとして・・・
11話:夢の行先
ついに雲水スタジオに併設された寮で暮らしながらアシスタントとして働く初日を迎えた恵。
仲間のスタッフたちから熱烈な歓迎を受けての作業開始となったわけですが、
今の恵は漫画賞に応募する作品のことで頭がいっぱいです。
{いったいどんなジャンルの漫画で勝負すればいいのだろう?}
そんなことを考えながらアシスタントの作業を行う恵の手は時折り止まっていた。
そのこと自体はすごく不謹慎なことなのですが、
これからどんな作品を描こうかと悩むその時間こそが、恵には何よりの幸せな瞬間なのです。
しかも…恵が目指す”夢の行先”へはたった一人で向かっているのではなく、
回りを見渡せばすぐそばに同じ目標へ向かって努力している優しい仲間たちがいるわけで・・・
12話:re-start
雲水先生のもとで忙しく働く日々は、恵の”re-start”生活を始める環境としてやはり最高でした。
雲水スタジオで過ごす時間の全てが恵にとってはすごくイイ刺激となり、
自分の中からドンドンと作品のイマジネーションやアイデアが湧き出してくるのです。
とにかく描きたい!
そんな激しい創作意欲に支配されるがごとく夢中になって漫画制作に打ち込む恵でした。
その結果…恵は雲水スタジオでアシスタントの業務をこなしながら、
たった二日で36ページものネームを描き上げて、担当編集者の武井を大いに驚かせました(汗)
しかも…
そのネームがまだ粗削りではあるけれど、スゴく面白いと感じた武井は・・・
13話:跡継ぎ
これまで溜まりに溜まっていた創作意欲が一気に溢れ出るが如く時間を忘れて作品作りに没頭する恵がいた。
その一方で、環は苦しい立場に追い込まれていました。
日を追うにつれて恵の気持ちが自分から離れていくことを感じながら、
執拗に早く身を固めることを強要してくる実家の両親からのプレッシャー。
今回…ついにしびれを切らせた環の両親が東京へやって来て、
環に家の”跡継ぎ”としての自覚を強く促しに来ました。
その際に環はつい売り言葉に買い言葉であることを口走ってしまったのです(汗)
これまで一度もそんな素振りを見せていなかったが、
環は環で前時代的な古い考えを引きづった実家の両親との確執を抱えていたというわけだ。
14話:先生の見てる世界
環からの”プロポーズ”を思わずはぐらかしてしまった恵。
確かに今の恵によって環という存在は重荷でしかない相手だ(汗)
環はその事実に目を背け、恵は漫画を描くことに全神経を使っており、
なかなか二人の今後について真剣に話し合うタイミングがない。
そんな中、漫画制作で大きな壁にぶち当たった恵は、
雲水先生から直接指導を受けることとなり、
その結果…
まるで靄が晴れるように悩んでいたことの答えが明確に確に見えてきたのです。
雲水先生の見てる世界が、またひとつ恵を漫画として一歩前進させました。
{やっぱり私はもっともっと雲水先生の近くで漫画を学びたい!}
そう強く恵が心で感じた矢先の事でした。
予想外の人物がこのあと雲水スタジオを訪ねてきたのです!
これはかなりヤバい展開になりそうだ…(汗)
15話:決別
折り合いの悪い両親からのプレッシャーに追い詰められた環が、
ついに取り返しのつかない大失態を演じてしまいました…(汗)
恵の携帯に無断で”GPSアプリ”を仕込んだ上に、
連絡もなく雲水スタジオへいきなり乗り込んで恵を無理やり連れ帰ろうとしたのです。
もちろん雲水先生以下スタッフたちがその場にいることで、
いつものように一方的な環の言い分がすんなり通るわけもなく、
挙句に最初は好意的だった雲水スタジオのスタッフから、
環の失礼すぎる言動で大きな反感を買ってしまい、四面楚歌に陥ります…(汗)
結果…
そんな愚かな行動に終始した環に待っていたのは、恵からの”決別宣言”でした!
ついにこの時が来た…。
16話:おかえりなさい
雲水先生と雲水スタジオの仲間たちのおかげでようやく環との関係に”決着”をつけることができた恵でしたが、
そのせいで雲水先生が恵の代わりに環から頬を殴られたり、
雲水スタジオの仲間たちにも大きな迷惑をかけてしまったことに深く胸を痛めていました。
みんなが恵に優しく接してくれるたびに弱くて情けない自分のことが許せなくなるのです。
そんなどこまでも自分を責め続けている恵に雲水先生は「悪者さがしは意味がないですよ」と励まします。
そのセリフは…二人が初めて出会った際に恵が雲水先生から言われた言葉とまったく同じだった…。
思えば恵は雲水先生と出会ってからずっと何かあるたびに温かい言葉のシャワーを浴び続けている。
これまでのことを振り返りながら恵は心から雲水スタジオのスタッフで入れる幸せを実感するのです。
その日…雲水先生と共に環から暴力を振るわれた傷を病院で治療してもらった恵は、
雲水スタジオの皆と一緒に賑やかな食事を楽しみました。
「ひとまず…おかえりなさい」
優しく微笑む雲水先生から差し出された手をとって握手をする恵。
この日から本当の意味で恵は雲水スタジオの住人となりました…。
17話:自由になった日の風
小室の部屋に泊まらせてもらった夜、恵は不思議な夢を見ました。
それは、自分が描いたカッコいい女性キャラクターと一緒に旅をしている光景で、
夢の中の恵は、目の前に広がるたくさんの物語を必死で目に焼き付けていたのです。
すると、一緒に旅をしていた例のカッコいい女性が恵にやさしく語りかけてきた。
「大丈夫…これは全部あなたのものだから、覚えていなくてもいつか必ず会えるよ…♪」
そう言われた瞬間、恵は目を覚ましました。
なんとも奇妙な夢だった…。
その日、恵は雲水スタジオの望月に付き添ってもらい、環と昨日まで暮らしていた部屋へ私物を取りに行き、無事に回収しました。
完全に環との縁が切れて自由になった日の風を全身に浴びて、その心地よさを感じながら、うっとりと目を閉じる恵。
この時、恵の中ではすでに夢で見たいくつもの物語たちが「早く世に出してくれ」と彼女の創作意欲を刺激していました。
さあ、ここからが本当のスタートだ!
18話:再開の一歩
恵の姉・春が十数年にわたる引きこもり生活からの脱却を模索して苦しんでいる一方で、
全てのしがらみから解き放たれて漫画家への道を目指すべく大きな再開の一歩を踏み出した恵は、
まるで水を得た魚のごとく眠る時間を惜しむように時間を忘れて作品作りに没頭していました。
そんな恵の創作活動への情熱とパワーを目の当たりにした担当編集者の武井は、恵のハードワークなペースに巻き込まれ、
いつのまにか漫画賞に出展する作品のアイデアを出し合い、より洗練されたストーリーに近づけていく理想的な関係が出来上がっていました…。
そんなある日のこと…恵は自分の中で一つの感情が芽生え始めていることにハッキリと気づくのです…。
それは、これまで幾度となく恵のことを励まし、守り、勇気づけてくれた雲水先生への感謝とはまた別の感情でした…。
もしかして恵は…?
19話:再会の奇跡
雲水先生への恋心とも尊敬とも感謝の気持ちとも言える複雑な感情を抑えきれなくなった恵は、
勇気を振り絞って雲水先生に二人きりで「食事に行きませんか」と初めて自分からデートに誘いました。
もちろん恵からのお誘いを断るはずのない雲水先生は当日にちゃんとスーツを決めて待ち合わせ場所に行くと、そこには目一杯オシャレをしてエレガントなファションの恵の姿が…。
恵がチョイスしたイイ感じの高級なレストランで二人きりの食事を楽しむ恵と雲水先生。
楽しい会話が続いている中で雲水先生がどうして食事に誘ってくれたのかを恵に尋ねたところから、
二人のじれキュン感動もののやり取りが展開されるのです…♪
まず恵が雲水先生が自分がリリースした最新巻の著者コメントに恵のことを好意的に書いてくれたことの喜びと感謝の気持ちを伝えると、
その何倍もの熱量で雲水先生は恵との“再会の奇跡”を喜びを感じていて感謝している気持ちを恵に伝えたのです…。
この二人を見ているとお互いへのリスペクトが激しくて単なる男女の恋愛では収まり切れない深くて大きな人間愛で結びついた関係に胸が熱くなります。
まだまだ単なる恋愛関係になるのはもったいない…。
『白紙の上でさようなら 』の試し読み♪
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『白紙の上でさようなら 』の感想まとめ
まず最初に本作『白紙の上でさようなら』の著者である天井フィナンシェ先生に関することなのですが、
天井先生は長いアシスタント経験を送る中で、結婚して出産を経験されたママさん漫画家さんであり、
その過程で漫画家になる夢を諦めかけたこともある非常に苦労人の先生なのです。
そのことはメディアやネットの取材でご自身の口から語られていました。
そういう経緯を知ったことで、サイト主のまるしーが本作を読んだ時に感じた強いメッセージ性と、
どこか妙にこだわって描いた感じがするシーンやセリフは、
もしかすると天井先生が自ら実体験したことがベースになっているのではないかと推測したのです。
なんだろう…この作品を読んでいると妙にリアルで生々しいシーンがあるかと思えば、
もろにエンタメに特化したコメディーチックな場面も出てくるのです。
それはきっと天井先生が実体験のエピソードから、
さまざまな扱いたいテーマを盛り込んで描き出したオリジナルストーリーだからなのかな?
「虚実が交互に重なり合って綴られたストーリー」
内容を読んでいるとこの先生はたくさん描きたいことが溢れてるんだろうな~という熱量が伝わってきます。
特に主人公の恵がアシスタントをすることになった雲水先生から出てくる胸に刺さるセリフ。
あの名言っぽい言葉の数々は実際に天井先生が誰かに言われたセリフなのか、
それとも誰かに言って欲しかった言葉なのか?
よいしょよいしょに飛び出してくる雲水先生の恵に対するセリフにまるしーはジーンとさせられました。
「彼はすごく包容力があって人に誠実な大人の男性だと思う。」
きっとこれまでに大変な努力と苦労を重ねて今の漫画家としての地位を築かれたのでしょう。
その人としての厚みが画面からビンビンと伝わってくるわけです。
だから雲水先生の口から時折り飛び出してくる名言は、
天井先生ご自身が誰かからもらった言葉なのかなと邪推してしまうのす(笑)
なによりも、夢を持ち続けて諦めずに努力されてきたことが見事に花咲いて連載を勝ち取られた天井先生に、
心から”おめでとうございます”と言わせていただきたい。
人生のゆとり時間はすべて漫画を読むことで過ごしてきたまるしーにとって、
才能のある漫画家さんが正当に評価されて世に出てこられたことが自分の事のように嬉しいです♪
そして…天井先生が見事に夢をかなえて連載をスタートさせたように、
本作の主人公である恵ちゃんもいつか漫画家として人生の再スタートを切れることを祈りつつ、
ワクワクしながら今後の彼女の活躍を見守ってゆきたいと思います。
「普通に激ハマりしてます♪」
コミックシーモアで試し読み
今、紹介した
『白紙の上でさようなら』は、
テレビCMでもお馴染みの電子書籍のコミックシーモアで絶賛配信中のコミックでございます♪
コチラのお店はサイト主のまるしーもよく利用するお店で、
何と言っても面倒な会員登録しなくても、いろんな漫画が立ち読みできちゃうのがありがたいです♪
ひとしきり興味があるコミックを試し読みしたあとに続きが読みたい作品に出合ったら、
その時に初めて無料の会員登録をして課金すればいいだけです♪
会員種別も月額ポイント制とその都度購入の嬉しい2コースが用意されています。
商品のラインナップは最新のコミックから不朽の名作までバランスよく取り扱っていますし、
漫画以外にも小説、雑誌など広範囲に商品が取り揃えられています♪
なので…
漫画や雑誌をスマホやタブレットで読んでいる方なら会員になっていて損はないお店だと思いますよ~♪
『白紙の上でさようなら』の試し読みはコチラ♪
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