「君を想う気持ちを踏みにじらないでくれ。」
榊（さかき）の言ったセリフが千絵の胸に突き刺さる・・・
｛なぜ…？｝
｛大切に想ってくれてるならなおさら・・・｝
付き合い始めた榊と千絵の間にはまだまだ心の壁が存在する。
お互いに心に傷を抱えながら進む大人の恋愛にはもっと時間が必要なのか・・・？
どうして私に触れないの？！
『ハネモノ』
7話の解説と感想です♪
（分冊版）7話が配信スタート！
「僕は、心変わりすることはないです」
千絵（ちえ）の父親を前にして、そうきっぱりと宣言してくれた榊（さかき）。
彼の誠実で包容力のある立ち振る舞いに、心も体もゆだねようとする千絵だったが、
どうしてだろう・・・？
何度もデートを重ねているのに、彼は私の体に触れようとしないのは・・・
二人にまた新たな問題が！
7話の見どころ
6話では、ついに面と向かってちゃんと「好きだ」と千絵に告白した榊でしたが、
この7話でまた新たな問題が二人に勃発しました。
大人の、しかも過去にいろいろあった男女の恋愛はなかなか難しいものですね。
解決しなければいけない問題が、普通のカップルと比べて色々と多いわけで・・・
さて・・・
今回7話の見どころは、ほとんど結婚秒読みまで関係が深くなってきた千絵と榊の関係に影を落とすSEXの問題ですね。
ココまできてどうして榊は千絵に手を出そうとしないのか・・・？
そして、そんな榊の態度に大きな不安をおぼえる千絵。
それぞれに辛い結婚生活を経験した大人の男女が、その苦い過去を乗り越えて幸せになろうとするとき、
それはやっぱりお互いの愛情が力強い支えとなってくれるはずだが、
今のところ、まだ本当の気持ちを伝えきれていない二人だった・・・
なんか…もどかしい。
そして榊がイラつく・・・
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ハネモノ（漫画）ネタバレ 7話｜どうして私に触れないの？
「私は…先生がいいです」
6話のラストで、千絵の母親が倒れ、緊迫した状態での終了となりましたが、
幸いにも救急車で病院に運ばれた母親の病状は一刻を争うものではありませんでした。
しかし・・・
母が倒れて病院に運ばれたというメールのメッセージだけを父親から受け取っていた千絵は、
一緒にいた榊に父からのメールを見せて、彼の車で病院まで送ってもらったのです。
そして・・・
それがきっかけとなって、千絵の父親と榊が初対面することとなり、
その流れで、二人が交際していることも千絵の父親に報告した。
すると・・・
やはり千絵の父親は、千絵が子供の産めない体だということを心配して、
榊に子供が欲しくないのかと直球で尋ねたのです。
これは正直言って榊にはかなり突っ込んだ内容のクエスチョンでしたが、
彼はキッパリと、
「子供は好きですが、自分の子供を欲しいと思うことは二度とないです」
千絵に対する想いは、この先、子供が産めないという理由で、
「心変わりすることはない」
と…千絵と千絵の父親の前で宣言したのです。
その後・・・
病院からの帰り道。榊の想いを聞いて、改めて自分の想いを再確認した千絵は、
「先生は私でいいんですね？」
「私は…先生がいいです」
と…真っすぐに榊の目を見つめて千絵が告白した。
すると・・・
聞こえるか聞こえない程度の小さな声で「ありがとう…」と、つぶやいた榊は、
そっと千絵の手を握り、ゆっくりと自分の唇を千絵の唇に近づけた・・・
後半の展開
後半の展開は、改めてお互いの絆を確かめ合った二人に新たな問題が勃発します。
それは・・・
二人が想いを伝えあったあの夜以降、何度も会って二人の時間を過ごしているのに、
なぜか、一向にキス以上先へは進む気配がない榊。
二人の関係はこんなにもイイ感じなのに・・・
千絵は、榊が自分の体に触れようとしない理由を色々と考えてみるが、
そのどれもが納得のいく理由とは思えなかった。
そんなある日、
千絵はいつもと違うセクシーな部屋着を身にまとって榊を誘惑してみることにしたのです。
すると・・・
明らかに榊は千絵のセクシーな姿とそのエロティックなムードを感じ取っていたのですが、
しかし・・・
次の瞬間、榊がとった行動に千絵は、今まで味わったことのない屈辱感を感じてしまうことに・・・
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7話の感想
千絵の父親への挨拶も偶然とはいえ無事に済んで、
いよいよ二人のハッピーエンドが近づいてきたのかなと思った矢先のセックスレス事件でしたね。
榊の大先生もかなり屈折した神経をお持ちのようでございます。
そして・・・
榊がゲイ友人・須磨（すま）に言った
「どこまで彼女に触れていいのかわからない」
と言ったセリフの意味が、まるしーにはよく分からないのです。
妻を亡くして子供も失ったその後遺症で女の体に触れられなくなったという意味なのだろうか？
確かに人は様々なトラウマに苦しむ生き物なんだろうけど、
ちょっと、榊が背負ってきたその苦しみと、EDという症状の関係性が腑に落ちないのです。
キスはできるけど、性行為はできないという線引き・・・？
そりゃ〜千絵としたら女性として耐えがたき屈辱感ですよ。
しかも・・・
榊は千絵を抱かない理由を「君を大事に想っているから」という見え透いた嘘でごまかした。
お互いに過去の傷を知っているのに、この期に及んで隠し事をする態度に悲しくなってくるんだ。
千絵は自分に手を出してこないから不安なんじゃなくて、
どうして手を出してこないかの理由が分からないから不安なんだ。
これから人生を歩んでゆこうとしている相手にそんな不安をなぜ与える？
大人なんだから好きな女性と体を重ねたいと思う男性の感情は当たり前のモノで、
もし…そういう感情が起きないのであれば、絶対に体のどこかがおかしいのである。
だから、榊は自分の中のおかしい状況を素直に伝えればいいだけなんだ！
そうすれば・・・
わざわざセクシーな服を着て千絵が榊を誘惑するという切ない行動をしなくてよかったのに・・・
そして・・・
この7話の最後で、ゲイの友人・須磨に体を預けてた榊が妙にキモかった・・・
しかも・・・
須磨は、榊と千絵の関係を応援する気持ちは毛頭なさそうなのも気になる・・・
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