「妊娠の反応が出てますね♪」
ハッキリと断言した医師の言葉にもそこまで嬉しさが込み上げてこない翔子。
ずっとずっと待ち望んでいた妊娠なのに・・・
長きに渡る不妊治療の期間がいつしか翔子に生き方の修正をさせてしまった。
仕事に情熱を燃やし、子供のいない人生を優しい夫・裕真と共に歩いてゆく生き方を決断したばかりの翔子でした…
なのに・・・
どこまでも神様は片桐夫妻に試練を与えるのである。
夢にまで見た妊娠。
『一日千秋(いちじつせんしゅう)』
16話の解説と感想です♪
ついに妊娠した翔子。
長きに渡る不妊治療に耐えてきた翔子がこの日をどんなに待ち望んでいた事か。
さぞかし人生最大の喜びに浸っているかと思いきや、
医師から「妊娠している」と診断されてから、どこか手放しで喜べないもう一人の自分が・・・
ここへ来て翔子が自分でも気づかなかった心変わりに苦悩する。
そして・・・
体内で母親のそんな気持ちに気づいたお腹の赤ちゃんは・・・?
16話の見どころ
ついに翔子が妊娠した♪
本来ならば、ハッピーエンドでこの16話が最終回となってもおかしくない状況なんだけど、
物語はまだまだ続いてゆきそうな様相なのです。
なぜか?
正直、あれだけ欲しがっていた赤ちゃんの事を今はそれほど欲していない翔子がいたから・・・
夫の裕真と不妊治療の再開の件で話し合った頃からその兆候はありました。
長い期間にわたって辛い不妊治療の生活を送り、さまざまな人生経験を積んできた翔子は、
どこかで子供のことを諦め、子供を作らない夫婦の幸せを模索し始めていたのです。
そして、つい最近なってようやくその答えにたどり着いた。
さらに、
仕事も夫婦でスゴク順調♪
そんな矢先の妊娠だった…
そこて・・・
『一日千秋』16話の見どころは、待ちに待っていたはずの妊娠をどうしても素直に喜べない翔子がとった一連のグズグズ行動です。
すべての状況を考えると翔子の戸惑いや妊娠に揺れる気持ちは理解できなくもない。
{このタイミングで妊娠するか?}
てことなんだろうけど、裕真の手術が成功したうえでまた不妊治療を再開させたわけだから、
今回ばかりは妊娠する可能性はかなり高くなっていたはずだ。
油断なのか、今までと同じだと思っていたのか、諦めの気持ちが強かったのかは知らないが、
まったく妊娠することに対する心の準備が整っていなかった翔子でした・・・
そして・・・
そんな翔子を襲う悲劇。
どうして人生はこうもうまく転がってゆかないんだろう・・・
15話の解説と感想はコチラ♪
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一日千秋(漫画)ネタバレ16話|夢にまで見た妊娠。
「おめでとうございます」
「おめでとうございます」
笑顔で片桐夫婦に妊娠の事実を伝える先生の言葉。
本来ならこれ以上ない喜びのニュースなんだけど、なぜか素直に喜べない翔子がいた。
だけど、
夫・裕真は、先生から妊娠を告げられたときにはギュッと翔子の手を握りしめ顔を真っ赤に高揚させていた。
嬉しさをグッと我慢している。
なのに・・・
翔子はとにかく冷静だったのだ。
なぜなら、
少し前に夫婦で子供を作らないという生き方を模索し、その答えを見つけ、
仕事では大きなチャンスを手に入れた矢先の妊娠だったから・・・
心と体が”妊娠”という現実にうまく追いついてゆかないのです。
もちろん嬉しくないわけわけじゃないけれど、もはや待ち望んでいたわけでもない妊娠だ。
ましてや今は、仕事面において重要なポストを引き継ぐための大切な時期だった。
一日千秋の思いで待っていた妊娠なのに焦り、戸惑う翔子。
しかも・・・
翔子に期待して信頼を寄せてくれている会社では、重要な引き継ぎ業務が着々と進んでいる。
だから焦る翔子。
{早く上司に妊娠の報告をしなければ…}
でも…
凄く言いずらい。
タイミングが最悪だ!
{あんなに待ち望んでいた妊娠なのに、なぜ私なの…?}
{今じゃなくてもいいのに!}
と…今までなら考えもしなかった妊娠に対する否定的な言葉が頭をよぎる翔子。
そんな翔子の気持ちに反して夫の裕真は、翔子の妊娠を心から喜び、強力なバックアップ体制をとってくれていた。
夫にも申し訳ない気持ち。
翔子はドンドンと肉体的にも精神的にも追い込まれてゆく・・・
でも仕事は仕事!
夢にまで見た妊娠を素直に喜べず、ズルズルと会社への報告も遅れていた翔子だったが、
ようやく上司への妊娠報告をするも、
「まぁ…よかったわね、まずはおめでとう」
「でも仕事は仕事!」
と…あくまでも事務的な対応に終始してきた上司。
だが、そんな会社や上司の対応は当たり前の話で、
本来、重要なポストの打診を受けておきながら、すぐに妊娠する社員のほうが無責任で非常識なのである。
会社組織において翔子のとった行動の結果は、まったく言い訳の余地もないものだった。
なので・・・
上司の冷たい対応に多少は少し傷つきながらも、今は子供も仕事も両方の幸せを手に入れるべく行動する翔子だった。
しかし・・・
そんなある日、翔子は仕事で大事な取引先と会う直前に不正出血を引き起こしてしまうのです。
この瞬間、翔子は自分のお腹の中にできた小さな命が危機的状態にあることを悟る・・・
16話後半
16話の後半は、仕事中に不正出血で履いていたスラックスを汚してしまった翔子が、
後輩・茜の強い説得で病院に駆け込む様子が描かれています。
思えば妊娠を医師に告げられた日から一度もお腹にいる赤ちゃんに対して喜びを表現したことなんてなかった。
いや・・・
もっと正直に言えば、迷惑という思いさえ抱いていた瞬間もあった。
考えて見ればそんな親の元に赤ちゃんが生まれてきたいはずはないんだ。
悲壮な思いを抱きながら診察台に上がった翔子は、
医師からの診断を絶望的な気持ちでじっと待っていた・・・
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16話の感想
不妊治療の期間が長すぎて夫婦関係の危機を迎えたほど待ち焦がれた二人の赤ちゃん。
積年の希望!
夢にまで見た妊娠。
なのに・・・
叶った瞬間にその夢は、すでに翔子の最優先事項ではなくなっていた。
なんと切なくて悲しい展開だろう。
フィクションのコミックだと分かっていても腹が立ってしまう物語。
子供がいない夫婦の未来を受け止めて、夫婦の時間を大切に幸せな時間を過ごそうと千暁合った矢先の妊娠。
そりゃ心も回りの状況も追いつかないのかもしれない。
ただ・・・
つくづく人生ってそういうもんなんだろうな〜とも思ってしまう。
諦めたとたん手に入ったり、今まで普通にあったものが、
必要になると無くなってしまっていたり・・・
欲しいときには無く、必要な時にはタップリとある。
「アマゾン在庫か!」
と…突っ込みたくなる現状。
時々まるしーは、自分だけが神様からのバツを受けているような感覚になることがある。
まさに今の翔子もそんな気持ちなんだろうな〜
なんだか次の17話を読むのが凄く切なくて心苦しいな・・・
そして・・・辛い。
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