著者:本田楓
『従僕と鳥籠の花嫁』
8話の解説と感想です♪
街の雑踏の中、お互いの姿を見つけた二人は、
全身から沸き上がる衝動を抑えることはできなかった。
どちらからともなく引き寄せられるかのように激しく抱き合う二人。
ついに…ついに二人の心が一つになった瞬間でした。
許されない恋だと分かっているが、藤乃への想いが止められたなった廣臣と、
衝動のままに廣臣への溢れんばかりの想いを告白する藤乃。
だが…そこからは廣臣の葛藤が始まります。
藤乃のためとはいえ自分はあまりにも泥水の中を這いまわり過ぎた(汗)
その汚れた心と身体で純真無垢で清らかな藤乃を汚すことなどできやしない。
でも…
頭ではそう考えていても心と身体がどうしようもなく藤乃を求めていて…。
「いや~今回のお話は、ようやく開かなかった扉の鍵が開いたような感動的な内容でした♪」
「あのラストページさえなければ…(汗)」
7話の解説と感想はコチラ♪
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従僕と鳥籠の花嫁【ネタバレ8話】もう…後戻りはできませんよ!
想定外だった藤乃からの告白
もはや二人とも湧き上がる相手への衝動を抑えきれなかった。
街の雑踏の中で人目もはばからず強く抱きしめ合う藤乃と廣臣。
廣臣の腕の中で「ごめんなさい、ごめんなさい」と何度も謝る藤乃に、
自分の方こそ藤乃に辛い思いをさせて申し訳ないと詫びる廣臣。
そんな彼に対して藤乃はハッキリと廣臣のことを心から恋い慕っていると告げたのです。
えっ…!?
「藤乃さんが…俺を?」
あまりにも想定外だった藤乃からの告白に動揺して目が泳ぐ廣臣。
本音を言えばこれほど嬉しい愛の告白はないのですが、
実際のところ、廣臣が藤乃の気持ちに応えることは何があってもできなかった。
その理由はあまりにも廣臣が汚れた人生を歩んできたから。
神崎の母親との不適切な関係もそうだが、これまで廣臣は藤乃を院瀬見家から守るために、
あらゆる汚れ仕事に手を染めて泥を被り過ぎてしまった(汗)
そんな泥水の中にどっぷりと浸かりきった自分が、
真っ白な清い人生を歩んで一点の曇りもない藤乃の未来を汚すわけにはいかない。
廣臣は苦渋の思いで藤乃の告白を撥ねつけたのです。
「藤乃さんのお気持ちにはお答えいたしかねます。」
そう…
藤乃には泥まみれの自分なんかよりもずっと相応しい相手がいる。
今にも張り裂けそうな胸を無理やり奥へしまい込んで、
頑なに藤乃からの告白を拒む廣臣が痛々しい…(汗)
もう…後戻りはできませんよ
万感の想いを込めて伝えた愛の告白にNOを突き付けられた藤乃は納得できない(汗)
どうしても廣臣の本心を聞き出したい藤乃は、そこからなおも必死で食い下がります。
藤乃としては自分のために自らの人生を犠牲にしている廣臣のことが、
切なくてありがたくて愛おしくてしょうがないのです!
このまま失恋したままではいられない。
粘ります。
やがて…藤乃に根負けした廣臣はゆっくりと語り出しました。
初めて藤乃と出会った瞬間から、藤乃に父親のような感情を持ち始め、
やがてその感情が異性に対する恋心に変化し、
最後は歪んだ藤乃への愛情に変わってしまったことを・・・
廣臣はそんな自分の歪みまくった藤乃への執着心を軽蔑し憎んでいました。
なんて汚らわしい人間なんだ!
恐らく廣臣は自分から藤乃を遠ざけるために己の異常なまでの愛情をさらけ出したのです。
それで藤乃も分かってくれると思った。
しかし…
廣臣から胸の内を聞いた藤乃は、よりもっと廣臣への想いを強くして、
今度は自分が廣臣に二度と辛い思いをさせないように、
一生をかけて必ず幸せな人生へと導いて見せると聖母のような眼差しで廣臣に告げると、
「廣臣さんの全てを私にください」
と…逆プロポーズに出たのです。
これでもう廣臣は完全にノックアウトされました。
気づいたら藤乃は廣臣から再び強く抱きしめられていたのです。
「もう…後戻りはできませんよ」
廣臣が藤乃に言った。
それは彼が腹を括った瞬間でもありました。
とにかく感動とゾクゾクが止まらない8話の内容でございました♪
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8話の感想
今回の8話は最初のページの感動と、ラストページのショックの落差が凄まじい全42ページの内容でございました。
39ページまでの希望と幸せに満ち溢れた二人の様子と、
そこからわずか3ページ進んだだけで、これまでのハッピータイムが帳消しになる地獄タイムの始まりです。
「早すぎませんかバレるの…!?」
どうしてこんなに鮮明な二人の抱き合っている写真が撮られてしまったのか…?
藤乃か廣臣に尾行が付けられていたのでしょうか?
まさか先輩秘書の榊さんが二人の恋路を邪魔するはずはないだろうし、
一人だけ考えられるとしたら、つい先ほどまで廣臣としっぽり楽しもうとしていた神崎の母親だな。
いきなり置いてけぼりにされた腹いせに部下に廣臣の後をつけさせて、
藤乃と廣臣が抱きっている写真を激写させて院瀬見のオヤジにその画像を送った。
これが一番可能性が高いルートでしょう。
「今回は廣臣が大チョンボをやらかしました(汗)」
今までずっとパーフェクトな仕事ぶりで一部の隙も見せなかった廣臣だったのですが、
こと藤乃のこととなると全くいつもの冷静さを失ってしまいます。
あの情事の場面でちょっとキレながら部屋を飛び出してしまったらさすがにヤバいですよ(汗)
神崎の母親じゃなくても気が悪くてしょうがないです。
情事の相手をほったらかして消えちゃうんですから。
とりあえずラストページに届いた地獄のメールに関することはひとまず置いておくとして、
この8話の最初のページから終盤まではすごく幸せな気持ちでページをめくっていました。
「ついにこの時が来たか!」って感じで、
今までずっと待ちわびていた光景が描かれていたのです。
廣臣もハッキリと藤乃への想いを口に出しましたし、
藤乃は榊さんの話を聞いてるから、そもそも廣臣一筋だった気持ちが揺るぎないものになっていました。
なので最初に愛の告白をしたのも藤乃の方だった。
廣臣の藤乃に対する複雑に歪んだ一途な愛情も、藤乃はしっかりと受け止めた。
あの激しい執着心は、一歩間違えれば恐ろしい藤乃のストーカーです(汗)
ギリギリのところで二人の気持ちが通じ合って本当に良かった。
それに…
藤乃の育ちがやたら良いものだから、彼女の口から出てくる言葉がいちいち上品で美しく、
ついつい綺麗な日本語で交わす二人の会話に見惚れてしまうのです。
「やっぱり言葉って大事ですね。」
同じ愛の言葉を伝えるのでも、綺麗な日本語で話すとより心に響いてきます。
サイト主のまるしーがベテラン主婦の年齢だからでしょうか。
どこまでも上品で節度だった二人が交わす愛の会話に心底愛おしさを感じてしまうのだ。
できればこのまま煩わしい全ての事柄から解放されて、
二人のことを誰も知らない場所でいつまでも仲睦まじく暮らして欲しい。
「廣臣さんの全てを私にください」という藤乃の痺れるような愛の告白。
あの言葉には女性のまるしーでも鳥肌が立つほど感動してしまった。
そんな破壊力の凄まじい告白を受けて自然に瞳からキレイな一筋の涙を流す廣臣。
そりゃ~男冥利に尽きるってものです。
あの藤乃の告白が全てあり、廣臣の腹が決まった瞬間だ。
廣臣が藤乃に想いを伝えるという事は、同時に自分の主人を裏切るという事であり、
当然のことながら許されるべきことではない。
それでも廣臣は藤乃と共に生きる道を選択したのです。
ただ…
今までは用意周到にさまざまな準備を整えて用心深く行動してきた廣臣です。
それなのに今回ばかりは完全にイレギュラーな行動をとってしまったわけで、
きっと藤乃の父親を説得する手段などまだ考えていなかったはずだ。
なのに…
藤乃へ想いを解放させたその瞬間にあの父親にバレてしまったのです(汗)
大丈夫なのだろうか?
いや…これは相当ヤバいことになりそうです。
「とにかくタイミングが最悪だ。」
頼みますよ廣臣さん。
ちゃんとこれまでのように藤乃ちゃんを守ってあげてね。
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