「清と書いてサヤだったのかー」
自分のことなんか忘れているだろうと安心していたサヤに、
リョウの思わぬつぶやきが聞こえてきて・・・
『カタワレオレンジ』
11話の解説と感想です♪
ついにスタートしたサヤとリョウ二人だけの営業活動!
お互いに秘めたる想いは心の奥底に沈め、
今はとにかく目の前にある大量の仕事に没頭する二人だったが・・・
11話の見どころ
前回のエピソードではついにサヤとリョウが職場で初対面する光景が描かれていました。
この日、かなり緊張した面持ちでリョウと挨拶を交わしたサヤでしたが、
リョウはその時、サヤには気づいてないリアクションでした。
「果たしてそれは演技なのか、本当に忘れているのか?」
その答えが今回のエピソードの中に描かれているわけですが、
さてそこで、
11話の見どころは、
さながらサヤが見せた女の”意地”という部分でしょうか?
今回リョウはサヤと再会したあとにサヤが運転する車の助手席に乗っている時に、
「どうしてダイヨンなんかにいるの?」
とサヤに問いかけているのです。
正直、この時の答えはサヤがこれからリョウと一緒に仕事をする上で重要なこととなるはずだったのです。
ここで全ての事情を打ち明けていたら、リョウの抱くサヤへの想いは揺るぎないものとなるでしょう。
果たして…
「サヤはリョウの質問にどんな答えを返したのでしょう?」
そして…
たった三日間だけの恋人同士だった二人が、
今度は上司と部下という関係でどんな人間関係を築いてゆくのか?
とにかくすれ違う思いが目まぐるしいです♪
10話の解説と感想はコチラ♪
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カタワレオレンジ【ネタバレ11話】キヨシとアヤ!
奪ってでも
サヤの運転でスタートした二人で行く営業活動の初日。
職場で挨拶した時には初対面を装っていたリョウでしたが、
車に乗り込んだ途端、
「清と書いてサヤだったのかー」
と…まるで独り言のようにつぶやいたのです。
すると…
リョウのつぶやきを聞いて動揺したサヤは思わず急ブレーキを踏んでしまった!
「私のこと…覚えてたんですか?」
サヤは驚きを隠せない表情で隣に座るリョウに問いかけた。
リョウは「当たり前だろう」という表情で、
「忘れるわけないでしょ!」と答えました。
さらにリョウはどうしてサヤが不祥事を起こした社員ばかりが働いている”ダイヨン”にいるのかを尋ねました。
ちょっと暗い顔になったサヤは、
「部長から聞いてないんですか?」
とリョウに尋ねると、
「少しだけ…」という返事が返ってきた。
リョウが部長から経緯を聞いているなら自分が人の婚約者を寝取った側になっているはずだ(汗)
さて・・・
{リョウにはちゃんと真実を話すべきか?}
一瞬考えたさやでしたが、
今はカレシもいて、この先リョウと男女の関係になることは考えられないと判断したサヤは、
「他人から奪ってでも彼が欲しかったんです」
と…リョウが部長から聞いたであろう”悪女”キャラになりきり、
「色々やらかしましたけど、今はカレシもできて人並みに幸せです。」
と…いまは自分にはカレシが存在するという情報も差し込んでリョウに自分の情報を伝えたのです。
サヤとしては、これからリョウと毎日会うのならいっそ軽蔑されて距離を置かれた方がいいと考えたのです。
「…そう」
リョウはそんなサヤの言葉を寂しそうな表情を浮かべて力なく受け止めた・・・
キヨシとアヤ!
なにかを吹っ切ったようにリョウがサヤを”キヨシ”と呼んだ。
咄嗟に考えたあだ名だ!
売り言葉に買い言葉でサヤはリョウを”アヤ”と呼んで対抗しました。
このとき少しだけ沖縄の頃の2人の掛け合いが戻る。
あの頃は期間限定の恋人同士だったが、今の2人は上司と部下の関係である。
だから呼び方もサヤとリョウから、キヨシとアヤになった。
今の微妙な二人の関係においてはこれが最高の落としどころだったのかもしれない。
この日を境にサヤとリョウは、キヨシとアヤという最強職場コンビとして、
たった二人だけしかいない営業部門を全力で支えました。
いざ一緒に仕事をしてみると、リョウは有能かつとても厳しい上司であった。
ただ・・・
これまでたった一人でなれない営業の仕事に苦戦してきたサヤにとって、これほど頼りになる上司はいなかった。
もちろん今も残業は当たり前のハードな毎日だけど、
これまでとは違い、サヤはリョウから様々な仕事の知識を吸収して仕事で成果を出し、
上司であるリョウの期待に応えることで、サヤ自身が充実した日々を送れるようになっていったのです・・・
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11話の感想
「忘れるわけないでしょ」
というリョウのあの一言にサヤへの想いが全部込められていましたね。
恐らくリョウはサヤが言った”ダイヨン”へ飛ばされた理由を信じていないはずだ!
ただ・・・
サヤが本当のことを自分に話してくれなかったことが寂しかったんだろうな~(汗)
確かにサヤの言い方だと、
リョウのことを男性としてまったく意識してないですよという意思表示に見えてしまう。
実際にサヤはそういう思いを込めて言ったんだろうけど、
リョウとしてはスゴク辛かっただろう。
でもサヤもまたリョウの本心に気づいてないからしょうがないんだけど。
だって・・・
サヤからするとすでに婚約者のいる男性を好きになってもしょうがないわけだから(汗)
「見事にすれ違ってますね」
サヤは偶然リョウの婚約者らしき女性を目撃してしまい、
リョウはサヤの口から直接カレシがいることを聞いてしまった。
なので…本来ならばこのまま二人が再び恋愛関係に発展する可能性はゼロに近いでしょう。
だけど・・・
「男と女の関係に絶対はない!」
もちろんこの二人にも…
これから職場の上司と部下という関係で蜜に接してゆくわけですから、
そもそも大好きで別れた男女がなんの気持ちの揺れもなくフラットな精神状態でいられるわけがないのだ。
「私はそう思う」
この先まるしーは、どうしようもなく惹かれ合う二人の様子が早く見たい♪
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