著者:花衣ソノ / 砂川雨路
『かつて女の子だった人たちへ』
7話の解説と感想です♪
今回のお話からいよいよセカンドシーズン突入です!
今シーズンの主人公・芽里は、メンズコンカフェのキャストの”推し活”にハマっているごく平凡なOLだ。
彼女は大好きな目当てのキャストと会った日にいつも心の中で思うことがある。
『推しがいるから退屈な人生でも意味がある。』
お気に入りのキャストを応援することで人生の価値を見出せているのであれば、
確かに芽里にとっての推し活は彼女にとって大切な生きる理由になっているのかもしれません。
しかし…
応援する相手への熱量が上がれば上がるほど、
応援する側の人生に大きな影を落とすケースも存在する。
その事を念頭に置きながら、ほどほどの推し活が人生のちょっとしたスパイスになるのですが、
人というのは中々そのさじ加減ができないでいるわけです…(汗)
「推し活にハマる社会人女性の光と影がリアルに描かれた社会派ヒューマンにジわる…!」
6話の解説と感想はコチラ♪
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もくじ
かつて女の子だった人たちへ【ネタバレ7話】推し活にハマる女!
推し活にハマる女!
今回から登場人物とストーリーが一新したセカンドシーズンの始まりです♪
主人公のどこにでもいる平凡なOL・浅見 芽里は、
ザクっと人物紹介すると、メンズコンカフェのキャストの推し活にハマる女だ!
芽里は推しがいるから退屈な人生でも意味があると思いながら、
とくにやり甲斐もない地味なOL仕事で自分の時間を売り、
日々の推し活に必要な軍資金を稼いでいるわけで、
そんな彼女が月に一度支給される給料の一部をつぎ込んで応援しているのは、
メンズコンカフェ『メルティ』の3枚目なポジションのキャストとして働くレイキという青年だ。
芽里より二つ年下のレイキを推すきっかけになったのは、
いかにも見た目が優しそうで、どこか空回りしている3枚目キャラがすごく芽里の母性本能をくすぐり、
ついつい応援したくなるカワイイ魅力を持った青年だったからで、
そこからレイキの推し活を始めた芽里は、
自分の生活が破綻しない程度に足繁く『メルティ』に足を運び、
今ではレイキから”メリーさん”と声を掛けられるほど彼に慕われるファンの一人になっていたのです。
そんなある日のこと…
そのレイキが『メルティ』のキャストを卒業して、
新たに結成されるメンズ地下アイドルグループのメンバーとしてデヴューすることが決まります。
もちろん芽里はレイキの卒業イベントにも参加して、
自分が出せる精一杯の金額を払って彼の卒業に花を添えました。
この時ぐらいまでは身の丈に合った推し活をしていた芽美だったのですが、
ここから少しづつ芽美の推し活に歪みが生じてくるのです…。
デビューライブ
メンズ地下アイドルグループ”ミルキー”のメンバーとしてデビューすることが決まったレイキ。
彼のデビューライブに行きたい芽美は、
大学時代からの友人・唯を半ば強引に誘って二人で観に行きました。
ミルキーのファン層は恐らく10代半ばの女子たちばかりだろうと想像した芽里は、
とても一人でこのデビューライブに行く勇気がなかったのです。
ちなみに友人の唯は、メジャーどころのメンズアイドルの推し活をしている女性で、
芽里がレイキの初舞台をどうしても観たいと言う気持ちには共感してくれたわけです。
いざ…レイキが所属する”ミルキー”のデビューライブがスタートしました。
運よく最前列の場所を確保できた芽里は、レイキに熱烈なラブコールを送りながら応援します。
この時はさすがに自分がその場にいる若い女子たちから浮いている存在だという事は気にならなかった。
後に彼女は切ない現実を目の当たりにすることとなるのですが、
この時の芽美は初めて足を踏み入れたメンズ地下アイドルのライブに興奮と喜びの汗を流していたのです。
あとで知ることになる事実ですが、芽里にとってはその初めてが仇となり、
このあと彼女は色々とライブ会場でやらかしてしまうことになるのです。
そう…
芽里はレイキを応援したいがあまりに、無自覚で空気の読めない行動をいくつかやってしまった…(汗)
さぁ…ここから芽美の幸せだった推し活人生に大きな危機が訪れます…!
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7話の感想まとめ
昨今なにかと話題になっている”推し活”をテーマにしたお話であり、
一口に推し活と言っても様々な分野のものがあります。
今回の推し活は今や社会問題にまで発展している闇深い推し活の方ですね!
本作の主人公・芽里は立派に成人した社会人の女性ですから、
未成年が大金をつぎ込んで行う道徳的に問題がある推し活とは言えないのですが、
やはり…
自分の生活を犠牲にしてまで好きな推しにお金をつぎ込む行為は、ある種のダークサイドなイメージを持ってしまいます…(汗)
特にメンズの地下アイドルを対象にして推し活している若い女性たちには、
もっと他に楽しい推し活を探して欲しいという気持ちがつい湧いてしまいます。
昭和生まれであるサイト主のまるしーからすると、
推しのアイドルを応援している若い女の子たちこそ、推される側の人間なんだよと言ってあげたい!
人生で一番光り輝いて美しい時期を、好きなアイドルの応援に費やしている時間と体力が勿体ない!
まるしーから見ると10代半ばの女の子なんてみんな天使に見えるんですから。
「世の中全ての若い女子たちがヒロインでありアイドルなんです。」
なにも好きなアイドルグループのイケメン君たちを応援するなとは言わない。
でも…
自分の生活や健康がおかしくなるまで入り込むのは絶対におかしい。
自分の身を削って推し活にお金をつぎ込む行為は、とても正常な精神だとは思えない。
だからといってそれをそれを止めなさいとも言えない…(汗)
だって健全な精神状態の人は絶対にそこまで行き過ぎた推し活をしないはずで、
そんな人はきっと心に大きな問題を抱えているはずだから…。
家族との関係・職場での問題・自身のコンプレックス・貧困・虐待・離婚に死別…。
書き出したらきりがない程に人は様々な悩みや苦しみを抱えています。
今はほどほどに推し活を楽しんでいる人でも、
なにか大きな悩みや苦しみにぶち当たった時には、
これまで使ったことのないお金をつぎ込んで推し活に没頭しているかもしれない。
それは一種の避難行動だから。
サイト主のまるしー自身はこれまで一度も推し活というものにハマったことがない。
子供の頃から決まったファンの男性アイドルもいなかったし、
夢中で応援した好きな俳優もスポーツ選手もアーチストもいなかった…(汗)
ある意味でこれはすごく不幸な事なのかもしれないが、
幸いにもまるしーは”漫画オタク”としての少女時代と青春時代を過ごし、
学生時代は漫画研究部に所属していて、一時期は本気で漫画家を目指そうとした時期もあった。
あっさりと挫折しましたが…(笑)
そこからはもう漫画を読むことに多くの時間を費やしてきました。
だからと言って好きな漫画のキャラクターに入れ込んでグッズを買い漁るなどはなかったので、
そこそこいい距離感で大好きな趣味と付き合えているかなとは思います。
恐らくまるしーは漫画を読むことだけが好きなのでしょう。
一年365日の内で一日も漫画を読まない日がないほど、常に私の手元には漫画がある。
紙の漫画とタブレットで読む漫画。
どこかしら私の周りには漫画があるのです。
それこそ電子漫画を読むようになったここ10年ほどは、ものすごい数の漫画に課金しました。
その金額たるやゆうに中古自動車が買えるくらいにはなっているでしょう…(汗)
でも…
その課金した漫画たちは今もまるしーに素晴らしい時間と楽しさを与えてくれます。
これを漫画への推し活と言うのならば、まるしーの推し活は非常に幸せをもたらせてくれるものだと思います。
「推し活バンザイ~♪」
そこで…
本作の主人公・芽美の場合ですが、コンカフェのキャスト相手にお酒と会話を楽しんでいるうちは、
社会人女性の秘めたる楽しみとして何の問題もない趣味の一環ですが、
そこから先の推し活がちょっと危険なダークゾーンへ入って行きそうですね。
男性地下アイドルのライブなど全くまるしーの知らない世界ですが、
そこにはドロドロとした女性たちの妬みや嫉みが充満していることくらいは想像がつきます。
推しの新たなチャレンジを全力で応援したい芽里の気持ちはすごく理解できますが、
そこはちょっと冷静になって考えてみた方がいいかもしれません…(汗)
大人ですから。
まるしーも芽里を反面教師にして毎月のコミック課金の金額を考え直した方がイイかな…?
「いや…やめとこ。」
>>>『かつて女の子だった人たちへ』8話の解説と感想はコチラ♪
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今、紹介した
『かつて女の子だった人たちへ』は、
テレビCMでもお馴染みの電子書籍のコミックシーモアで先行配信中のコミックでございます♪
コチラのお店はサイト主のまるしーもよく利用するお店で、
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