著者：知るかバカうどん
『君に愛されて痛かった』
53話の解説と感想です♪
上手く立ち回ろうとすればするほどドツボにハマってしまうルナ。
こんなにも彼女が自分に自信がなくて繊細で臆病だなんて想像もできなかった。
ルナのことを一言で表現するならば、モブキャラであり典型的な取り巻き女子だ。
常に回りの空気を読みながら、自分が悪目立ちしないよう細心の注意をはらいつつ、
幾度もの愛想笑いの末に得たグループ内序列で最底辺のポジション。
今やカナエにまで気を使う立場に成り下がったルナの2学期は色々と気苦労が多そうだ…（汗）
「自分に自信がなくて闇オチ傾向にあるルナの日常は、憂鬱と綱渡りの連続だ！」
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君に愛されて痛かった 【ネタバレ53話】ルナの狡獪な立ち回り！
浮いた存在
つい浮かれた気持ちで髪に着けてきた大きなリボンが災いして、
二学期のスタート初日にへまをやらかしてまったルナですが、
そのあとのリカバリーもできないまま、さらに失敗が続いてどうも調子が良くない（汗）
すでにルナをの覗いたカナエ・リコ・トミ子の三人は、
仲良し女子グループ独特のキャピキャピ雰囲気を醸し出しており、
それぞれが思ったことを言い合える気の置けない関係性に見えるが、
ルナだけはまったくそういう気持ちでは会話に参加できていませんでした（汗）
とにかくみんなの話題からおいて行かれないよう集中して、
かといって悪目立ちすることなく、その場の空気を読みながら慎重に言葉を選びながら会話に参加する。
まるで”心理ゲーム”でもしているかのように神経を張りつめているルナがいました。
さらにルナを以前よりも不安にさせている要因は、
これまでは4人の中で一番立場が下だったカナエが、今ではトミ子とは二人だけで遊びに行くほど仲良しになり、
なぜかリコにはすごく気に入られているというまずい状況にあることだ。
そう…
ルナは完全にこのリコを頂点とする4人グループの中で”浮いた存在”になっているのです。
3人が繰り広げている女子トークもルナは冷めた意識のなかで愛想笑いを浮かべているだけ。
これはかなりマズい状況です（汗）
ルナの狡獪な立ち回り
さらに仲良し女子高生たちによるありがちなやり取りは続く。
この日も話題の中心はカナエであり、かねてから付き合っていた彼氏と初エッチをしたという話題で盛り上がるも、
ここでルナはカナエを質問攻めにして他の二人をドン引きさせてしまう。
どうもうまくいかない（汗）
こうれまでのルナはその狡獪（こうかい）な立ち回りによって、
クラスカースト最上位にいるリコを頂点とした女子グループの3番手として過ごしてきました。
だが…
今やカナエがグループのアイドル的な存在になっていて、
ルナ自身の分析では完全に自分がグループ最下位のメンバーに成り下がっているのです。
その現象は夏休み中にリコとトミ子が仲直りしていたことが大きな要因だ。
ルナは二人が仲直りした現場にはいませんでした。
リコとトミ子の関係が悪化した際にトミ子に寄り添ったカナエはトミ子の恩人だ。
なのでこの二人の絆は強い。
逆にその際リコに付き従ったルナは、そこまでリコから頼りにされたり慕われている感覚がない。
なおかつリコはカナエのことがスゴクお気に入りときている。
状況はかなりまずい。
ここへ来てルナの狡獪な立ち回りが空回りし続けているのです（汗）
その大きな原因は恐怖のメンヘラモンスター・カナエが深く関係していたのです。
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53話の感想
前回からルナ目線で本作の物語が進行しているわけですが、
この子もかなり息苦しい学生生活に身を置いてメンタルを疲弊させている女子高生の一人です（汗）
サイト主の耳には彼女の心の声がまるで”悲鳴”のように聞こえてきます。
でも…
特に何のとりえもなく他の子たちにマウントを取れるような武器を持っていたい女子が、
女子カーストのトップに君臨するリコのグループにいるわけだから、
それはもう日頃からの気苦労は絶えないことでしょう（汗）
ここ最近は4人グループの仲でも一番下の立場だったカナエの急激な台頭にあって、
グループ3番目のポジションはほぼカナエに明け渡した形だ。
リコがいやにカナエを気に入ってこともルナにとってはすごく厄介なことであり、
今やルナがカナエのご機嫌をとる事態にまで事態が悪化しています（汗）
よって…
現在のルナはギリギリの状態でリコグループの崖っぷちに立っている心境でしょう。
ちょっと派手なリボンひとつのことで、あれほど情緒不安定になってしまうくらいだから、
どこかのタイミングで自分のポジションを確立しなければ、
いずれは3人のぱしり要因にされる可能性まで出てきました。
グループの長だった一花が排除されてカナエがグループに入ったことで、
今の絶対的なリーダーはリコになっている。
そしてリコとトミ子は中学時代からの腐れ縁で二人の関係は深いし、
新しいメンバーのカナエはトミ子とはかなり親密な関係であり、
なおかつカナエはリコからはすごく気に入られている。
そう考えるとルナだけがカナエとは少し距離があり、4人の中でも少しだけ浮いている存在です。
「これはルナにとって非常にまずい状態だ！」
さらに…空気を読んでうまく立ち回ろうとすればするほどドツボにハマってしまう今の悪い流れ（汗）
これからルナにとっては厳しい状況がまだ続きそうです。
まぁ～とにかく大変ですよ。
それなりの女子高生ライフを無難に送り続けるということは！
ホントこの作品を読んでいたら女子高生時代の大変だった記憶がドンドン蘇ってきます（汗）
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