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贄姫の婚姻【ネタバレ6話】シャノバン王国に粛清の嵐が吹き荒れて!

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著者:宮之みやこ/もぐす

『贄姫の婚姻~身代わり王女は帝国で最愛となる~

6話の解説と感想です♪

少しづつではありますが、着実にリカルドと心の距離を近づけていくルーシャ。

前世では考えられないリカルドのルーシャに対する態度です。

教育係を務めてもらっている侍女のジモーネから多くのことを学び、

再び同じ過ちを繰り返さないよう自分の力で未来を切り開こうと努力するルーシャの姿は、

彼女の近くにいる人たちの認識を変えさせていく。

その上でルーシャはリカルドとの子作りは後回しにして、

皇妃としての役割を果たすべくリカルドに公務への参加を希望するのですが・・・

「積極的な自分改革に取り組んだ末に、前世とはまったく違う景色が見えてきたルーシャの未来は明るい♪


5話の解説と感想はコチラです♪
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贄姫の婚姻【ネタバレ6話】シャノバン王国に粛清の嵐が吹き荒れて!

粛清の嵐

ルーシャの努力と積極的な自分改革の成果が実って、日ごとにリカルドとの距離を近づいていたその頃、

ルーシャの母国であるシャノバン王国に粛清の嵐が吹き荒れていました。

いわゆる敗戦国として化される”粛清政治”が執行されていたのです。

リカルド率いるオルムング帝国からシャノバン王国の管理を任されているのは、

リカルドの信頼する側近の一人であるアルバトリオン侯爵家の令息・ベルノルトであり、

メルノルトは、リカルドからシャノバン王国に対して発令された『王族の贅沢禁止令』に沿って、

国王を含む王族の者たちに厳しい粛清生活を実行させていたのです。

もちろん現シャノバン王国の国王はまだ年若い執行者・メルノルトのやり方に不満をぶつけますが、

「王族として命があるだけ十分なのでは?」

と…ハッキリ立場をわきまえさせた上で当たり前の道理を説きます。

だから国王の要望など受け入れるつもりもないし、

逆にこの機会を利用してシャノバン王家の”弱体化”を図ろうとしていました。

そんな中、何とかメルノルトを色仕掛けで誘惑して、

自分の思い通りにしようとするルーシャの従姉妹・マルグリットですが、

すでに彼女のことは調査済みだったメルノルトから、

これまでにマルグリットが働いてきた悪行をあげつらわれて辱めを受けることに・・・

皇妃としての役割

一方…

オルムング帝国では、ルーシャがリカルドに謁見してお願い事をしていました。

タイムリープ前では、王宮内にいながらもマルグリットら刺客に殺害された事実を踏まえて、

ルーシャは王宮内に自分の味方が誰もいなかったことが原因だと考えました。

そこで彼女が思いついた今後の作戦は、自分が”皇妃としての役割”をちゃんと果たしてゆくことでした。

いわゆる皇妃としてオルムング帝国の公務を担っていくわけだ。

そうすることで王宮内で自分の知り合いや味方を増やし、

いざ子供が生まれた際は厳重な警備のもとで子育てをできるようにする。

ルーシャから思ってもいない希望を聞いたリカルドは、

彼女の公務への参加に賛成した上で、

さっそく直近で行われる舞踏会へ二人での参加を決めたのです。

ここへ来てルーシャがリカルドに何かお願い事をすると、ことごとく叶えられる感じになってきましたし、

今まで言ったこともないリカルドからの甘い冗談なで飛び出して、

これまでのルーシャに対する態度とは一変したリカルドに様子に驚きの色が隠せない側近たちがいました(汗)

これでますますリカルドとルーシャの距離は近くなっていきそうだ・・・


 

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6話の感想

オルムング帝国の”属国”として管理下に置かれたシャノバン王国の様子が描かれていました。

かつて敗戦国の日本における占領政策を行ったダグラス・マッカーサーのように、

シャノバン王国の傾いた国家運営の再生を任されたのが、

リカルドの側近の一人であるメルノルトという有能そうな侯爵令息です。

彼は至って冷静沈着な態度でシャノバン王国の現国王と対峙していましたが、

本来ならベルノルトに盾を突く態度は、皇帝であるリカルドに牙を剥くことと同じ無礼千万なことであり、

本来ならば国ごと占領されてもおかしくない蛮行なのです(汗)

しょせん彼は大義名分のない卑劣なクーデターによってシャノバン王国を手に入れた犯罪者であり、

一国の王となる器も品格も能力もないただの悪党です。

だからその娘であるマルグリットの人格もまぁ~酷いもんで、

一日も早く今のシャノバン王族が滅亡する日を望むまでですね。

リカルドもルーシャに関する調査報告を聞いた時に、

現状におけるシャノバン王国の実態を把握したのなら、

早く無能な王家から国家運営の実権を召し上げてオルムング帝国の自国運営に変えればいいのに(汗)

今の責任者で側近のベルノルトを国王代理にして王家の一族を全て投獄した上で、

改めてシャノバン王国の再建にかかれば、国民の皆が幸せになれるはずなんだけど、

恐らくリカルドは”シャノバン王国ごとき”と思っていたから、

前世ではルーシャが惨殺されるという悲劇的な結末が生まれてしまったのですよ…(汗)

性根の腐った人間はとことん悪いことを考える生き物ですから、

絶対に権力を与えたままにしておいてはいけない。

現にさっそくマルグリットが良からぬことを考えていそうですし、

せっかくルーシャが努力して未来を変えようとしても、

リカルドの油断が大きな災いに結びついてしまいそうですごく不安な気持ちになる。

ベルノルトにしてももう少し現国王に厳しく強権を発動して欲しいな~

あと…

リカルドの様子がタイムリープ前とでは格段に変わりましたね♪

もはやルーシャのことをただの政略結婚の相手だとは思っていない雰囲気が伺えます。

そこまで腰を据えてルーシャとリカルドが話し合ったわけでもないのに今の状況は凄いです。

ルーシャにしても嫁いできた時とは比べものにならないくらい体にお肉も付いてきて、

本来の王女たる美しさと生まれ持った品格みたいなものが滲み出てきています。

「綺麗で魅力的になりました♪」

これから皇妃として公務をこなすようになってきたら、

もっと美しい淑女たるオーラが出てくるんだろうな~♪

それに今のルーシャはキラキラと輝いています。

そりゃ~リカルドも「子供の件もわすれないように」とかいう冗談もかますようになるでしょう(笑)

あのリカルドのご機嫌な表情を見てしまったら、

もはやルーシャの事を好きになっているじゃんと思ってしまいます。

いや…もうほとんど惚れてるで間違いないでしょう。

こうなったら一日も早く本当の意味で心が通じ合って体を重ねる二人を見たい♪

今の二人の雰囲気を見ていると、そう遠くない時期に訪れそうですけどね!

とりあえず直近で二人が一緒に参加することとなった舞踏会ですね。

そこでルーシャにどんな試練が待ち受けているのか?

せっかく手に入れた2度目の人生だから失敗は許されません。

「頑張れ~ルーシャー♪」

 

>>>『贄姫の婚姻 』7話の解説と感想はコチラ♪

 

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