著者:吉沢蛍/朝野いずみ
『壊サレ妻~シタ女は私の妊活友達~』
4話の解説と感想です♪
不幸にも生まれる前に亡くなった赤ちゃんを弔う葬儀と火葬を終えて、
身が割かれるような悲しみを抱えながら家に帰って来た奈月。
美織との浮気を疑った夫の耕太郎との夫婦関係はなんとか持ち直したものの、
我が子を無事に出産できなかった奈月の精神状態はもはやボロボロ状態でした。
そんな奈月の憔悴しきった姿を心配する耕太郎は、
当初はさすがに奈月への罪悪感が働いて美織からの連絡に応じることはなかったのですが・・・
「しょせん男は大切な赤ちゃんを失った女性の苦しみなんて他人事で…。」
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もくじ
壊サレ妻【ネタバレ4話】悲劇の始まり第二章の幕開け!
赤ちゃんを見るのが辛い!
退院の日に亡くなった赤ちゃんの葬儀と火葬を終えて悲しみの帰宅となった奈月。
結局…
荼毘に付した胎児はまだ体が小さすぎて”遺骨”として形には残らず、
灰だけを持ち帰つた奈月は、簡易に作った亡き赤ちゃんの祭壇の前で悲しみに暮れていました。
家に戻ってからはまるで魂が抜けたように何もする気持ちになれないで奈月でしたが、
いつまでも落ち込んでいるわけにはいかないと、
自分の中の気持ちを奮い立たせて買い物に出かけました。
すると…
向かったスーパーの店内でたまたま赤ちゃんを抱いた女性の姿を見た瞬間、
奈月の身体が硬直して、目からは溢れんばかりの涙が流れ落ちてきた(汗)
{だめだ…赤ちゃんを見るのが辛い!}
奈月はその場に立っていることさえできずに店を出て一目散に家へと逃げ帰ります。
相当な重症だ!
葬儀を終えたあとも全く悲しみが和らぐことはなく、
日に日に辛さが増していく奈月の心情は計り知れず、
もはや精神が崩壊寸前まで追い込まれている様子の奈月がいました。
そんな中、
夫の耕太郎が仕事から家に帰ると、キッチンで倒れている奈月を見つけます。
「奈月…っ!」
悲劇の始まり第二章の幕開け!
精神的なショックで貧血症状を起こしていた奈月は、
幸いにも耕太郎の呼びかけで目を覚まし大事には至りませんでした。
退院してからろくに食事も摂れず生ける屍のようになっている奈月を心配して、
「しっかりしてくれよ」と叱咤激励する耕太郎。
奈月まで死んだら俺はどうしたらいいんだよ!という夫の言葉を受けて少し生気をもらった奈月がいました。
本当ならもっと掛けるべき適切な言葉はあったはずだが、
弱り切っている奈月にはそんな夫からのつたないセリフでも救ちょっとは救われたのです。
一方…
お見舞いに行ったあの日から、奈月に電話もメールもブロックされている美織の心は荒れていました(汗)
全て美織が悪いにも関わらずである。
夫を事故で失ってから精神状態がおかしくなって久しい美織は、
ますます柏木夫婦への執着を強めていくのです。
奈月との連絡が繋がらないなら、まだブロックされていない夫の耕太郎へ電話をかけまくる美織、
すると…
あまりのしつこさに根負けした耕太郎が美織の電話に出てしまいました!
そこからが悲劇の始まり第二章の幕開けとなる。
耕太郎は、奈月に起きた悲劇を知らない奈月の母親に連絡をとって娘のもとへ向かわせると、
自身は美織の家に向かいました。
二度目の裏切り行為だ!
あれほど後悔していたはずなのに…。
ただ…
さすがに今は美織と浮気する精神状態にはなく、
卑猥な下心があって美織の自宅に行ったわけではなかった耕太郎でしたが、
当初から悪意しかない美織にまんまと誘惑されてしまうのです。
このタイミングで美織の家に行ったらどうなるかはある程度予測できるものだが、
奈月のことで精神的に参っていた耕太郎はつい美織に弱音を吐いてしまうのです。
これは美織にとっては待ってましたの状況です。
さて…このあと二人は…
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4話の感想
女性としてこれ以上ない程の辛い思いをした奈月が生ける屍のようになるのは当然のことです。
4話の冒頭で綴られていたまだ体が小さすぎて遺骨が残らなかったという切ないセリフには涙が出そうになりました(汗)
こんなに深い悲しみを経験してしまったら、ちょっとやそっとの事じゃ立ち直れないのは当たり前だ。
しかも…
奈月は今回の悲しい一件を自分の母親に伝えていなかったので、
いくら辛くとも慰めてもらう事さえできないのです。
そんな中で唯一頼りにできるのは夫の耕太郎しかいないわけなのに、
「それができない悲しさよ!」
そもそもお産中に美織との浮気を疑われた耕太郎なのです。
なんとか必死で胡麻化して奈月との最悪なドロ沼状態は回避できたものの、
その後の行動がこれまた最悪でした(汗)
情緒不安定になってSOSを発信している奈月に対するあの心無い態度や言動。
奈月の身体や精神状態を気遣うでもなく、自分のほうが可哀そうだと言わんばかりの態度。
「ホントこいつはクズ夫の代表格だ!」
どうして心を見失うほど辛い経験を乗り越えたばかりの妻を全力でサポートしようとしない。
「なぜ奈月にひとこと君は何も悪くないと言ってやれない?」
それって夫婦の愛情とか優しさとかの問題ではなく、
一人の大人として当たり前にとるべき行動なんだと思います。
今の奈月に向かって「しっかりしてくれよ!」という鞭打つような言葉を絶対に言ってはいけない!
奈月の辛い気持ちを慮るより前に自分の辛い立場を相手に訴えてどうするんだよ。
バカなのか…!?
それはもう自分がまだ成熟した大人になりきれていない自分をさらけ出している証拠だ。
我が子を死産させた罪悪感に打ちひしがられている奈月に対し、
妻の悲しいお産中に妻の友人と浮気をしたうえに、
絶望の淵にいる妻に何一つ気の利いたフォローができない耕太郎。
「見ていると奈月が不憫でしょうがない!」
スーパーで赤ん坊を抱いた女性を見て思わず涙を流してしまうシーンにはすごく胸が痛みました(汗)
たぶんサイト主のまるしーでも奈月の立場だったそうなったでしょう。
それほど奈月の心は深く傷ついているのです。
どう頑張ってみても男性には十月十日の間お腹の中で命を育ててきた赤ちゃんへの愛情と、
その愛する我が子を死なせた母親の苦しみや悲しみは分からないでしょうが、
少なくとも夫なら分かろうとする努力は絶対に必要であり、その態度は見せて欲しい。
だって…二人は愛し合って結婚した夫婦なのですから。
なのに…
耕太郎はそんなまさにドン底でのたうち回っている奈月をまたもや裏切ったのです(汗)
「なんて卑劣で情けない夫なんだ!」
ましてやあえて奈月が実の母親に伝えていなかった今回の一件を無断で報告するという愚行。
今回はたまたま奈月の母親がすばらしい人物だったので奈月は救われましたが、
本来ならこれほど無責任な行動はないはずだ。
しかも…
恐らく耕太郎が義母に連絡をとって奈月のもとへ向かわせたのは、
美織にそうアドバイスされたからではないだろうか?
もしそうだったらつくづくこいつは最低な男だ。
自分が夫を亡くした苦しみを奈月夫婦に執着することで、少しでも楽になろうとする美織もかなりの悪女だが、
そんな美織の悪魔にささやきに絡めとられてしまう耕太郎。
彼の弱さとクズな精神が一番の元凶なのです!
今回のことで奈月には悲劇の始まり第二章の幕開けとなった。
さらにこの4話のラストで見せた耕太郎の最低最悪なクズ行動。
「気持ち悪すぎて思わず鳥肌が立ちました!」
なんなのあれ?
奈月が不憫すぎて見ているのが辛い(汗)
加えて朝野先生のシナリオがスゴイ…!!
完全にハマってるまるしー(笑)
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