著者：藤堂はくる
『もっけの幸い～ダメな男にサヨナラします～』
1話の解説と感想です♪
お人好しで回りからいつも都合よく使われてしまう主人公のアラサー女子・ハル。
さらに彼女はクズな男ばかりを好きになる”ダメンズ女子”な一面も持っており、
これまでの恋愛も散々なものばかりでした（汗）
しかし…
今付き合っているカレシは4歳年下だけど、
これまでハルが付き合ってきたクズ男とは違い、
口だけではなく行動力のある立派な青年実業家なのです。
今度こそ…！
今の彼こそは本気で将来を共にしたいと考えていた最愛のカレだと思っていたのに・・・
「都合のいいダメンズ女子から脱却したいアラサー女の人生逆転ラブストーリが開幕です♪」
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もっけの幸い【ネタバレ1話】都合のいい女から脱却したい！
都合のいい女から脱却したい
主人公のアラサー女子・白井ハル（29）は、
これまで何かにつけて”貧乏くじ”を引かされる人生を歩んできたついてない女性です。
憧れだったグッズ制作会社に転職して2年だけど、
都合良く使われて損な役回りばかりを引き受けさせられていて腹が立つことが多いし、
4歳年下の青年実業家のカレシ・相沢友弘（あいざわともひろ）25歳とも、
付き合って3年目を迎えてなんだかすごく雑に扱われるようになってきた（汗）
もともとハルはダメな男ばかりを好きになってしまう典型的な”ダメンズ女子”であり、
今回の友弘だけはダメな男の種類ではないと思って今まで彼に色々と尽くしてきたのですが、
どうやらその行動が仇になってしまったのか、
最近ではどうも自分が”都合のイイ女”扱いされているとしか思えない状況が続いている（汗）
出会った当初の友弘は、今よりも純粋に仕事に対して一直線で、
その若い可能性と真っすぐにハルを想ってくれるピュアな気持ちにハートを撃ち抜かれたわけだが、
それから3年たった今では、大事な記念日に一緒に飲もうと約束していたシャンパンを、
ハルに無断で他の女性と飲んでしまうダメンズに成り下がってしまっているのです（汗）
でもそんな彼にストレートな怒りをぶつけられないハル。
なんとか都合のいい女から脱却したいのにできない自分。
なのにうまくいかない。
モヤモヤが募るハルがいました。
運命の人
付き合って3年目になる友弘との関係はうまくいっているとはいえず、
職場でもダメンズな同僚や上司たちに責任を押し付けられる日々のハル（汗）
この日もまた同僚のうっかりミスのせいでハルが仕事で迷惑を被りました。
ただ…
ハルがそのトラブル処理のために行った先で”運命の人”と出会うことになるのです。
その人物とは…ハルが新たに担当することになった取引先の一つで、
『濱本デザイン』というフリーで活動してる事務所のデザイナーなのですが。
濱本は保育園に通う幼い息子を育てながらデザイン事務所を経営してるシングルファーザーで、
ハルは初対面からその穏やかで誠実な濱本の人柄に好印象を抱きます。
そしてそれは濱本のほうも同じでした。
以前までの担当者が不誠実なダメンズだったこともあり、
真面目で誠実なハルの仕事に対する姿勢に好印象を抱いていたのです。
これが二人の出会った初めての夜でした。
ただ…
この嬉しいことがあった日の後日、ハルは友弘から最悪な気持ちにさせられることになります。
一体なにが起こったのか…？
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1話の感想
アレの最中に酔いつぶれて寝られる女の惨めさは体験した者でないと分からないだろう（汗）
サイト主のまるしーは残念ながら人生で2度ほどその悲惨な現場を体験したことがある。
2度目は結婚してからで今の夫のけいぞーさんだから、
そのシチュエーションに仕方がないな～と思える部分があるので、
特に女心が気傷つくというものではなかったんだけど、
1度目はまだ学生時代の頃で、この時の事は今でも自分の中のクロ歴史として今でも胸にしっかりと刻まれている。
当時付き合っていたカレとの関係に終わりを感じていた時だったので、
途中退場された瞬間はすごく惨めで悲しい気持ちだったことをハッキリ覚えています。
「愛情がなくなるとカノジョにそんな酷い扱いができるんだ？」
惨めすぎて詳しく話すことすらできないけど、当時はそんなふうに思いました。
その途中泥酔事件があってすぐにそのカレとは別れましたが、
なんとも後味の悪いカレシとの別れだった…（汗）
今でも思い出すとはらわたが煮えくり返ります。
さて…
ここから本作のヒロイン・ハルちゃんのことです。
まだ全容はちゃんと分からないけども恐らくハルちゃんの場合も、
カレシである友弘との関係に終わりが近づいている感じがします。
彼の行動や言動にそういう雰囲気が如実に表れているので潮時なのでしょう（汗）
だって…
そもそも二人の記念日に飲もうと約束していた大事なシャンパンを、
ハルちゃんに無断で開けた上に他の女性と飲んでいるという時点で、
ハルちゃんに対する愛情は無くなっていると思ってもおかしくはない。
もはやハルちゃんは完全に友弘から”都合のいい女ポジション”に置かれている証拠だ。
だったらこれまでの経験も踏まえて早めに友弘から撤退すべきです。
25歳の青年実業家…？
それが今の友弘の肩書だったと思いますが、
ベテラン主婦のまるしーからすると友弘なんてお先真っ暗なカレシとしか思えない（汗）
だって…
まだまだ友弘は遊びたい盛りの軽そうな青年に見えるし、
若くして始めた事業を存続していける経営者なんてごく僅かな人たちなのです。
友弘の事業もどこかのタイミングで経営が傾く可能性は大だ。
さらに…
運よく彼の事業が軌道に乗って大成功を収めたとしても、
その時には恐らく友弘の隣にはハルちゃん以外の若くて綺麗な女性がいる想像しかできない（汗）
男なんて大概そんなもんだ。
そう…
まるしーの見立てではどっちに転んでもハルちゃんには悲しい結末しか見えてこないのです（汗）
悲しいかなそれがハルちゃんが置かれているリアルな現実だと思う。
友弘の事業が軌道に乗って、なおかつハルちゃんとの関係も継続している確率は極めてゼロに近い。
というか今の時点でもすでにハルちゃんは友弘から家政婦みたいな扱いを受けているのです。
「絶対に友弘はやめておいた方がイイ！」
1話の冒頭部分でハルちゃん自身が心の声で、
｛私には不幸を引き寄せる才能がある！｝
と…言ってたけど、
それが分かっているならなおさら友弘との関係に未来はないと気づかないといけません。
認めたくないとは思うけど・・・
ただまぁ～しかし…
見ていてやっぱり腹が立つな～
「友弘の言ってることやってることの全てに！」
ハルと付き合いだした頃の友弘はまさに白馬に乗った王子様って感じだったけどな～
その数年後には黒い駄馬に乗ったクズ野郎に成り下がってしまうのですよ。
「ホントに残念なやつだ！」
ハルちゃんみたいな優しくて尽くすタイプのお人好しな女性には、
確かに濱本さんみたいなシングルファーザーがピッタリなのかもしれません。
すごく良い感じの人だったな～
「濱本さん。」
きっと彼がハルちゃんのダメンズ女子人生に終止符を打ってくれるはずだ。
「もう少し頑張れ…ハルちゃん♪」
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