著者：結衣まどか
『元夫から「ロミオメール」が届いた件について 』
8話の解説と感想です♪
ついに優華に正義の鉄槌が下る瞬間がやって来ました…！
ずっと優華が紗雪を貶めることに執着していた本当の理由はどこにあったのか…？
全ての悪事が白日の下にさらされて、もはや何の言い逃れもできない立場に追い込まれた優華は、
最後の最後で紗雪に抱いていた積年の恨み節をすべてぶちまけました。
その恨みごとはあまりにも自分勝手で愚かすぎる優華の一方的な妬み嫉みであり、
紗雪と笹森は改めて神田優華という悪意に憑りつかれた女性の恐ろしさに震える…（汗）
「今回で紗雪と優華の闘いに決着がつくファーストシーズンの最終章です…♪」
7話の解説と感想はコチラ♪
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元夫から「ロミオメール」が届いた件について【ネタバレ8話】最終決着の行方！
最終決着の行方！
紗雪の理路整然とした追及と説明の前に、ただ訳の分からない言い訳を繰り返すばかりの優華。
そんな優華のバカっぽい釈明を聞いている上層部のオジサンたちはみんな呆れ顔で困っていた。
このあと会議室に笹森も現れて優華から迷惑を被っている一人として証言をしたことで、
完全に優華はジ・エンドを迎えることと相成りました。
水面下で優華の行ってきた数々の不正行為の事実と証拠を積み上げ、
それを動かぬ証拠にまとめ上げた紗雪の努力が報われた瞬間です。
こうして紗雪と優華による会社の上層部まで巻き込んだ最終決着の行方は紗雪の圧勝劇で幕を閉じたのです。
この日、悪行の数々を白日の下に晒された優華は、その処分が決定するまで自宅謹慎を言い渡されました。
全ての決着がついたあと…優華はそれでもまだ笹森に追いすがってゆくも、
もう紗雪と別れた演技をする必要のなくなった笹森は、
「現実を見ろ！」と冷たく優華のことを突き放しました。
笹森の辛辣な言葉を受けてようやく自分が置かれた立場に気づいた優華は、
そこから逆上してその怒りの矛先を紗雪に向かって爆発させます！
「なんでアンタばっかり…！」
鬼のような表情をして紗雪に執着するきっかけになった出来事を語り出し、
紗雪への”恨み節”を一人語りでぶちまけていく優華ですが、
その内容は全てとんだお門違いな言い分ばかりであり、
紗雪には何の落ち度も悪い部分もない、一方的な優華のくだらない妬み嫉みでした。
結局のところ…最後は紗雪から正論で返されてガックリと肩を落とす優華…と言う光景で長い闘いは終結です。
このあと…
ずっとお預けになっていた紗雪と笹森の”ロマンスタイム”が描かれます♪
紗雪から笹森が優華を騙すために会社で別れたフリをして欲しいと頼まれたあの夜から数日後、
笹森が紗雪に対してとっていた”ある行動”が泣かせるのです。
それは笹森の紗雪に対する”愛”が形になったとてもにキュンな行動でございます♪
そして二人はハッピーエンドを迎えてめでたしめでたし…。
新たな被害者
その日、紗雪は大学時代からの友人・岸本 莉子と会って、
笹森と”結婚”したことの報告を兼ねて久しぶりの女子トークに楽しい時間を過ごしていました。
莉子は独身のキャリアウーマンで、付き合っていたカレシと別れてからというもの、
新たな男性と恋をすることもなく、それなりに充実したお一人さま生活を送っている
美人でさっぱりしたタイプの紗雪とよく似た感じの大人女子だ。
紗雪が元夫のロミオメールから厄介な男女関係のゴタゴタに巻き込まれた挙句、
最終的には幸せな”2度目の結婚”にたどり着いたことをすごく羨ましく思っていて、
自分にはまったく結婚を想像させる男性との縁がないと自虐の心境に陥っていた。
そんな時です。
あのヤバい例のメールが莉子の携帯に届いてしまったのです…（汗）
つい最近まで紗雪がとんでもない悪夢を経験させられていたあの”ロミオメール”が…！
まさかっ…！
ロミオメールの”新たな被害者”は、紗雪の友人・莉子ということなのか…!?
なんと皮肉なロミオメール被害者数珠繋ぎだことでしょう…。
すごくワクワクするけど…（汗）
まず…莉子にメールを送ってきた可能性がある人物は、
今のところ3人の男性たちの存在が浮かび上がっている。
次回のお話からセカンドシーズンが本格的にスタートします…。
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8話の感想まとめ
実に理性的かつ真っ当な社会人としての闘い方を貫いて優華を叩きのめした紗雪にまずは大きな拍手ですね…！
まともな倫理観や常識の枠からはいつもはみ出して紗雪に攻撃してきた優華にとって、
これほど太刀打ちできないバトルはなかったでしょうし、最初からほぼ勝ち目などありませんでした。
なんたって悪いのは100％で優華なのですから…。
ホントならこの【紗雪 編】の最終話でこれまで溜まりに溜まった鬱憤を発散されるはずだったサイト主のまるしーですが、
あまりにも優華が成人した一人の女性として未熟すぎる部分が多すぎて、
見ているとだんだん呆れやムカつきを通り越して”憐れ”に想うようになって、
その結果…楽しみにしていたオチを満足に堪能できませんでした…。
ヒール役があまりに愚かすぎると、やり込めたあとの爽快感に影響してしまうものなのですね…（汗）
そもそも優華が紗雪に恨みを抱くきっかけとなった出来事がバカらし過ぎますし、
まるで精神構造が幼稚園児のような優華のカラッポな頭の中身に、
最後は被害者の紗雪でさえ優華を同情的な目で見ていましたもんね。
紗雪が被害を受けている最中はさすがに怒りしか湧いてこなかった優華への感情ですが、
あそこまで重度なメンヘラを患っているとなると、
もはやまともに相手をする方がバカらしくなるでしょうし、
取り急ぎ彼女は心療内科へすぐに直行すべき精神状態にあると思う。
終わってみたら…雄大と優華は似た者同士なお二人であり、
常識を持った大人の社会人の人は絶対に関わってはいけない種類の人物だったのです。
二人から被害を被った紗雪とすれば、不運な”交通事故”にでも遭ったと割り切るしかないケースのトラブルだ…（汗）
色々と言いたいことはあるだろうが一日も早く頭の記憶から消し去ることが賢明なんだと思います。
幸いにも雄大のロミオメールがきっかけとなって笹森と付き合い、最後は結婚までしちゃった紗雪です♪
そう考えると雄大と優華は二人にとって愛のキューピットのようなものです。
「終わり良ければすべてよし！」という強引な収め方でスッキリと前に進んでいきましょう♪
さて…
紗雪と笹森のドラマに一応の区切りがついたところで、
本作は新たな物語に突入しました！
そうなんです…。
今回8話の中盤でまた一人、ロミオメールの犠牲者が登場してくるのです。
しかも…
その人物は紗雪と大学時代からの親友でもある独身の岸本 莉子さんというカッコいい感じのキャリアウーマンです。
セカンドシーズンのヒロインが紗雪の”親友”ってところが凄くワクワク感があって良いですね～♪
莉子の物語が描かれてゆくということは、この先の話の流れや展開によっては、
再びファーストシーズンの紗雪も登場してくる可能性が高いはずだ。
いや…個人的には絶対に登場させて欲しいところです！
「まどか先生…できればよろしくお願いします。」
だって新婚の紗雪と笹森の様子なんかもたくさん知りたいですから…♪
このようにヒロインが数珠つなぎで変わっていくストーリーの展開は、
オムニバス形式の構成とはまた違って物語に連続性があるからぶつ切れ感がなくて良いですし、
「すごく楽しみだ♪」
あと最後に…
莉子の携帯にロミオメールを送ってきた犯人ですが、
「やっぱり莉子が別れた元カレなのでしょうか…？」
そして今回の一件では莉子のナイト役になる男性はPR事業部の課長さんかな…？
3本のフラッグのうち、一本がロミオ君で一本が次の恋人候補だとサイト主のまるしーは予想しているのですが、
その行方は次回以降のお楽しみということですね…♪
面白くなってきた。
とにかく…
今回は紗雪と笹森さんがハッピーエンドを迎えることができてホッとしました。
「二人の未来に幸多からんことを…。」
＞＞＞『元夫から「ロミオメール」が届いた件について』9話の解説と感想はコチラ♪
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