著者:結衣まどか
『元夫から「ロミオメール」が届いた件について 』
12話の解説と感想です♪
ついに莉子の携帯に”ロミオ&ストーキングメール”を送り付けていた犯人が判明しました!
特に意外な人物ではなかったものの、莉子に対する拗らせ度合いが半端なくヤバい状態なのです…(汗)
人はこうしてストーカー犯罪者となってゆくのかと、改めて一方的な恋愛症候群の恐ろしさを見せられた気持ちです。
自分では全く気付かないところで他人から好意を持たれてヘビーに執着される恐ろしさ…。
「ものすごく怖いです!」
こんなことが現実に起こってしまったら異性のいる職場で女性が働けなくなってしまうかも…(汗)
それほどまで恐ろしくて理解不能な男が今回は大いにやらかしてくれました…。
「思えば相当に危なそうなキモいオーラを奴は出していたような気がする…。」
11話の解説と感想はコチラ♪
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元夫から「ロミオメール」が届いた件について【ネタバレ12話】まるでホラーな早瀬課長!
差出人は早瀬さんです!
程よくお酒が入って饒舌になって来た早瀬が自身の恋愛観と、結婚を前提として付き合っている女性のことを語りだすと、
明らかにどこかおかしな点が見られる早瀬の話す内容に、黙って聞いていた加納からツッコミが入ります。
「その彼女…実在しますか?」
と…まるで早瀬が妄想で存在しない恋人の話をしているかの如く指摘した加納。
もちろん早瀬は実在する人物だとして加納からの指摘を一蹴しますが、
その場の空気は一気に険悪なムードになってしまいました。
それでも加納としては早瀬に指摘せざる負えなかったのでしょう。
早瀬が皆の前で語っている結婚を前提として付き合っているその女性の存在は一方的な妄想でしかないことを…。
ほどなくして飲み会が終わると、そっと加納が莉子にあとで合流しましょうと耳打ちして前を歩いて行きました。
莉子が先に駅へ向かった加納に続いて歩いていると携帯にメールが送信されてきました。
例のロミオ&ストーカーメールです!
しかもそこに書かれている内容は、ほぼ犯人が特定できてしまう驚きのコメントで、
莉子がメールの内容を見て固まっていると背後から加納が声を掛けてきたのですぐに届いたメールを加納に見せると、
加納はそれを見た瞬間に犯人が誰なのか確信したのです。
「差出人は早瀬さんです!」
加納の言葉にまさかと驚きの表情を見せた莉子でしたが、加納から早瀬だと断定する根拠をいくつか説明されると納得する莉子。
加納は少し以前から早瀬の莉子に対する視線や態度から犯人ではないかと疑っていたようで、
真剣な表情で自分が莉子さんを守るから安心してくださいと手を差し伸べてくれた。
{大きくて頼もしい手}
ついさっきメールを見た時はすごく怖くて体が震えていたのに、
加納に手を繋いでもらったら安心している自分がいることに気づく莉子。
この日、帰りに自宅マンションの前まで加納に送ってもらった莉子は、
明日、会社で早瀬と二人で話してみると加納に告げました。
自分も一緒にいた方がいいのではと申し出てくれた加納に対し、
何かあったらアナタを呼ぶから…と一人で早瀬と対峙することにした莉子だったのですが、
このあとにま~とんでもない事になってしまうわけです…(汗)
まるでホラーな早瀬課長
あのおびただしいロミオ&ストーカーメールの数々は本当に早瀬が送って来たものだったのか…?
今の今までまだ犯人が早瀬だという事に半信半疑だった莉子でしたが、
仕事の休憩中に時間を取ってもらった早瀬と二人で話をしたその数分後には、
あのメールの送り主は間違いなく早瀬であり、明らかに彼が間違った認識で暴走していることを莉子は確信するのです。
それはそれは恐ろしいまでに一方的なひどい妄想で明らかに正常な判断ができていない早瀬。
なぜか彼の中では付き合ってもいない莉子が”恋人”になっているのです。
昨夜の飲み会で早瀬の口から出ていた妄言がそのまま莉子の目の前で語られているわけです。
早瀬の中では莉子が結婚を前提にした付き合いをしている女性という事になっていたことに驚愕した莉子は、
慌てて「付き合ってないです!」と強く反論するも、
どんな解釈の間違え方なのか、
確かにまだ”両想い”の段階だね…なんて言いながら嬉しそうに莉子へ微笑んでいる早瀬。
もはや何を言っても早瀬にとっての莉子は特別な関係の女性であり、
莉子もそう思っていると信じて疑わないとち狂った早瀬がいるのです。
まるでホラーな早瀬課長…アナタはどこへ向かおうとしているのですか…?
普通にものすごく怖いです…(汗)
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12話の感想まとめ
サイト主のまるしーが最後には莉子の恋人になるんじゃないかと予想したPR事業部の早瀬課長がロミオメールの”犯人”でした…!
今回の内容を読む限りでは長田さんは一連のロミオ&ストーカーメールとはまったく関係なかったみたいですね…。
「こっちはハズレ!」
見事にまるしーはまどか先生の仕掛けにハマりました…(笑)
答えが分かってから改めて今までに莉子に送られてきたメールの内容を読み返してみましたが、
確かに早瀬が書いているメールだと思って読むと色んな所で辻褄が合いますね…。
彼しかいないわ。
さらに早瀬が犯人だと知った上で過去の莉子と早瀬の会話のやり取りなどを振り返ってみると、
早瀬は明らかに莉子と付き合っている感じの体で話をしていますね…(汗)
「これには驚きです!」
いつも二人の会話はどこか微妙にすれ違っていました。
その理由は早瀬が莉子と付き合っている体で話していることに対して、莉子は普通に職場の上司と会話をしているからだ。
ずっと早瀬がロミオメールの犯人だというフラグが立ちまくっていたんですね…。
「もう~鳥肌モノです!」
それにしても今回の早瀬は尋常じゃなくヤバさが際立っていてちょっと怖すぎますね…(汗)
結果的に莉子が会社とはいえ彼と二人きりで対峙するのは危険すぎたようです。
莉子が何を言おうがすべて自分に都合よく解釈されてしまい、まったくこちらの話が通じない恐ろしさ…。
莉子はハッキリと早瀬に向って「付き合ってないです!」と訴えているのにも関わらず、
「まだ両想いの段階だ…」とスーパーポジティブなリアクションで莉子を恐怖に陥れるストーカー早瀬。
今回12話の24ページから描かれる莉子と早瀬のやり取りはまさにサイコホラーな時間です。
どれだけ言葉を尽くして自分の思いを伝えようが全く相手に伝わらないもどかしさと恐怖心…。
莉子にとっては普通に信頼できる真面目で常識的な上司だと思っていた早瀬だっただけに、
目の前にいる明らかに頭がぶっ壊れている男に対する正確な認識が追いついていかないのでしょう。
今の早瀬は完全なるストーカーなのに、まだ普通の感覚を持った男性として対応してしまっている莉子。
だからちゃんと決定的なことを言えていないのです。
「あなたは勘違いしています」
「私はあなたを好きではありません」
「気持ちが悪いです」
「変なメールを送るのはやめてください」
最低でもこれくらいの言葉を早瀬にぶつけないと彼は自分の妄想から抜け出すきっかけを見つけられない。
信じられないことが目の前で起きている最中に冷静なリアクションをとれない莉子の気持ちはすごく理解できますが、
ここは勇気を振り絞って強くて刺激的なワードを早瀬に浴びせかけるしかありません。
本編のラストページで早瀬が見せたあの笑顔がとにかくヤバかったのです!
「デートのプランをたてましょうか」って…
なにをどう解釈すればそんなセリフが出てくるのか…(汗)
こうなってしまっては莉子一人での対応は危ないかもしれない…。
加納くんが心配して様子を見に来てくれればいいんだけど、
さすがに会社の中だから暴力沙汰にまでは発展しないとは思いますが、
莉子がかなりの大ピンチであることは間違いない!
あ~加納く~ん…SOSです…!
>>>『元夫から「ロミオメール」が届いた件について』13話の解説と感想はコチラ♪
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