著者:北見明子
『能なし巫女は、鬼神さまに愛される 』
8話の解説と感想です♪
反妖派に操られた七星の暴挙は、暁に対する小夜の強い愛で何とか食い止められました。
その結果…
七星は鬼狩りの男から霊力を奪われて、小夜と同じ”能なし巫女”に成り下がってしまったのです。
これで霊山と村にひと時の平穏が訪れることとなったのですが、
そんなある日…
霊山の屋敷に”鬼狩り”を名乗る人物が訪ねてきたことで、
またまた小夜と暁の平和な暮らしが脅かされることになってゆくわけです…(汗)
「どうしてこう次から次へと厄介な問題が暁と小夜に降りかかってしまうのでしょう!」
7話の解説と感想はコチラです♪
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能なし巫女は、鬼神さまに愛される【ネタバレ8話】鬼狩りの櫻庭 晴一!
七星と反妖派の者たちが引き起こした反乱をなんとか制圧した暁と小夜。
それによって霊山の屋敷に再び平穏な日常が帰ってきました。
いまやこの屋敷になくてはならない”女神”のような存在になっている小夜は、
屋敷に住む妖たちからずいぶん慕われるようになっていて、
小夜はまるで本当の家族に囲まれて生活しているかのような幸せに浸っていました♪
そんな充実した時間を過ごすことは、小夜にとって人生で初めて味わう幸福感なのです。
さて…
七星との死闘が終結した直後、すごく仲睦まじい状態で空に浮遊していた暁と小夜のその後ですが、
あれから二人がついに体を重ねる大イベントを迎えたのかと思いきや、
七星の霊力で暴走してしまった暁のことを不安視した屋敷に仕える妖たちが、
まだ暁と小夜の寝間を同じくすることを反対したことで、
二人は別々の部屋で夜を過ごしているのです(汗)
さすがにあの日の暴走の一件を持ち出されては、暁としても反論する言葉はなく、
仕方なく小夜の侍女役を務める三つ子の妖たちからOKが出るまで大人しく別の部屋で寝ることにしたのです。
本当のところは暁ばかりでなく、小夜も暁と寝間を共に出来なき事を寂しく思っていました。
現時点で完全な”両想い状態”となった暁と小夜ですが、
ここからまた厄介な人物が一人登場して、二人の恋路を邪魔することになっていきます。
鬼狩りの櫻庭 晴一
この日、屋敷に張り巡らされた”結界”を抜けてやって来た一人の人物がいました。
それは前回の闘いが終わった後に、七星から霊力を奪った鬼狩りの櫻庭 晴一(さくば はるいち)という男でした。
そういえば暁と小夜が空中浮遊している光景を見た彼は、小夜のことを”嫁”にしたいと言ってました。
どうやら日を置かずに小夜を鬼神から救出する名目で乗り込んできたようです。
櫻庭は分かっていてしらばっくれているのか、
いかにも自分が正義のヒーローとして現れたかの如く、
堂々と小夜を自分に引き渡せと暁に要求したのです。
「はっ…!?」
完全にヤバい奴だ(汗)
もちろんのことそんな櫻庭の要求など聞く気もない暁の表情は怒りに満ちていましたが、
そのやり取りを聞いて一番腹を立てていたのは小夜でした!
まるで自分が無理やり暁のもとで暮らしているかの如く誤解している櫻庭に対して、
「私が相手になるわ!」
と…櫻庭に敵意を剥き出しにして立ちはだかったのです。
「えっ…!?」
さすがにこれから助けようとしている小夜から逆に敵扱いされてしまった櫻庭は動揺を隠せない(汗)
一気にトーンダウンして小夜に必死の説得を試みます。
これはかなり恥ずかしい!
さらにここから小夜と櫻庭の奇妙な説得合戦がスタートします(笑)
櫻庭は小夜が鬼に騙されていると主張すると、分かっていなのは櫻庭の方だと反論する小夜。
基本的に鬼退治など最初から目的ではなかった櫻庭は、
必死に暁や妖たちの良い人アピールをしてくる小夜に困ってしまうのです。
小夜を奪いに来たと言う本音も言えないし…(汗)
やがて小夜から言い負けた形の櫻庭は、一旦身を引いて屋敷から退散することになったのですが、
もちろん小夜の事は全く諦めてはいませんでした。
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8話の感想
せっかく七星との因縁の対決に一定のケリが付いたところなのに、
また新たに厄介そうな人物が暁と小夜の”恋路”を邪魔することになりました(汗)
しかも…
鬼神の暁とはかなり相性が悪そうな鬼狩りの櫻庭ですよ!
彼は本来の鬼狩りとしての使命で暁たちと対峙するわけではなく、
ただ単に小夜の事を好きになったから暁から奪おうという私的な目的なので余計に質が悪い(汗)
加えてどこからそんな自身が湧いてくるのかと思えるほどナルシストにして自信家だ。
確かにイケメンだけど…。
無性にムカつくタイプのイケメン野郎であることは間違いない。
こともあろうに櫻庭は白馬の王子様気取りで霊山へ単独で小夜をかっさらいに来たのです!
その上他人の敷地に無断で入って来るなり、「小夜を渡せ」とか、
一体どっちが鬼なのか分からない。
こういう自分だけが正義でいつも正しいと信じ込んでいる人間への対応が一番大変なのです(汗)
櫻庭みたいな奴は基本的に話が通じないし、
何があっても自分の考えを改めようとはせず、間違いを認めようともしない。
そもそもあんな強引なやり方で小夜が自分に好意を抱くと思っていること自体が恐ろしい!
ただ…
こういう頭のおかしい櫻庭みたいな男が鬼に対して強力なパワーを持っているから始末が悪いのです(汗)
しょせんは暁と小夜の愛をより深めるための”咬ませ犬”的な存在なんだろうし、
小夜が桜庭に気移りすることなど万が一にもないのでしょうが、
先日の一件でほぼほぼ壊滅したであろう実家の蘇芳家のことを気がかりに思っている小夜は、
七星が”能なし巫女”になって村を追放されたと櫻庭から聞かされたことで、
恋愛とはまったく違う方向の興味を櫻庭に持ってしまいました(汗)
これは小夜のお人好しで慈悲深い人間性を想定しての櫻庭が仕掛けたトラップのようなものだ。
さすがに暁と想いを通じ合わせた小夜が、たとえ七星のことが心配だからといって、
暁から離れて櫻庭と行動を共にすることはないでしょうが、
あの桜庭が小夜に宛てたメッセージが小夜の心を動揺させたのは紛れもない事実です。
問題なのは櫻庭が来た日の夜に、屋敷に仕える三つ子ちゃんたちが暁と小夜の部屋を別にしていたことです。
「絶対にダメでしょ!」
桜庭がやってくる前ならばそれで構いませんが、
いともたやすく屋敷に侵入された妖たちが、なぜ小夜と暁を一緒に部屋に置いてしっかりと警備をしないのか?
本来なら櫻庭の能力を持ってすればなんなく小夜を攫うこともできたはずです。
これまで櫻庭のような本物の実力を持った能力者に遭遇したことがないからその危機意識が欠如しているのか、
誰も小夜のそばについていないことが気を抜き過ぎで不安しかない(汗)
とりあえず菖蒲あたりは絶対に小夜のそばから離れてはいけないだろう!
「ちゃんとしてください~!」
なんか平和ボケしている霊山屋敷の連中に小夜を任せられない不安が残りました。
昼間の一件で櫻庭のすごい能力を目の当たりにしたはずなのに…(汗)
小夜の今後が実に危ぶまれる今回のエピソードでございました…。
>>>『能なし巫女は、鬼神さまに愛される 』9話の解説と感想はコチラ♪
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