能なし巫女は、鬼神さまに愛される【ネタバレ9話】櫻庭の恋文!

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著者:北見明子

『能なし巫女は、鬼神さまに愛される 』

9話の解説と感想です♪

トツゼン鬼狩りの櫻庭が小夜と暁の間に横恋慕してきたことで、

せっかくいい雰囲気だった二人のラブラブモードに黄色信号がともる…(汗)

二人の仲睦まじい様子を目の当たりにしても自分に自信満々な櫻庭は、

妹の七星をダシにしてなんとか小夜と二人きりになろうと画策します。

しかし…

七星のことを心配に思う気落ちはあるものの、

さすがに暁に黙って櫻庭と二人きりで会うつもりはなかった小夜でしたが、

小夜が櫻庭から手紙を受け取ったことを暁に報告しなかったことで、

暁が小夜に対して不信感を抱いてしまうのです…(汗)

今回はお互いに言葉足らずだったことで思わぬ気持ちのスレ違いが起きてしまったわけだ…!

「あれほどドラマチックな体験を経ても小夜を信じ切れない暁のメンタルがちょっと心配だ(汗)」


8話の解説と感想はコチラです♪
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能なし巫女は、鬼神さまに愛される【ネタバレ9話】櫻庭の恋文!

櫻庭の恋文

小夜の無垢な美しさに魅了されたと話す櫻庭は、

暁に対して「小夜を奪う」と煽りまくって霊山を後にしました。

その際、櫻庭は小夜に”恋文”を送ったと言い残して去って行ったのですが、

その手紙の内容が気になってしょうがない暁がいました。

一方…

櫻庭が恋文だと暁に言っていた手紙を読んでいた小夜は、

能なしとなった七星を二人で探しに行こうというその内容を読んで心が揺れていました(汗)

それは決して櫻庭に好意を持ったというわけではなく、

ただただ妹の七星の行方が心配だったからであり、

当然のことながら小夜は暁に黙って櫻庭と外出しようなどとは夢にも考えていなかったのです。

しかし…

その翌日…小夜が暁を自分の部屋に招き入れた際に、

櫻庭から受け取った手紙の事を話さなかったことが発端で、

暁の心を不安にさせてしまったのです(汗)

暁とすれば”櫻庭の恋文”を受け取ったはずの小夜からまったく報告がないものだから、

もしかすると小夜は櫻庭の気持ちを受け取ったのではないかと疑心暗鬼に陥るわけです。

小夜からすれば櫻庭から受け取った手紙の内容は恋文でも何でもなく、

ただ…七星を二人で探しに行こうというビジネスライクな誘いだと受け取っていたのですが、

事前に櫻庭から恋の宣戦布告をされている暁としては気が気でないのです(汗)

暁の気持ちは最もであるし、小夜からすれば暁に報告するまでもない取るに足らない手紙だという事も分かる。

どうやら今回は完全に櫻庭の作戦勝ちなようで、

現状における暁と小夜の気薄な関係性の隙間を突かれてしまった感じだ…(汗)

口にしてはいけない人物の名前

小夜から櫻庭の恋文について何も話してもらえずにモヤモヤとした気持ちを抱えながら、

三つ子の妖らから促された暁は、小夜を連れて村へ買い物に出かけました。

七星の暴走で一時的に結界が解除された村は、妖に襲われたであろう生々しい被害の跡が残っていました(汗)

そんな中、村人の1人から蘇芳家の当主である父親が”投獄”されている場所を聞いた小夜は、

暁と共に父親のもとへ向かい、そこで父から七星の行方を尋ねるのですが、

父親もあの騒動の後に七星がどうなったのかを知らなかったようで、

結局…小夜は暁に頼んで父親を牢獄から出してもらうことでこの時は村を後にしました。

父親と小夜の関係ではなんとなく”和解のムード”が漂っています。

あれほど父親から酷い仕打ちを受け続けて来たのに…(汗)

父親の立場を最大限に慮ったゆえの小夜が着地させた父親との折り合いというわけだ。

小夜の慈愛に満ちた人間性ならそうなるだろう。

問題はこの後に置きました!

それは小夜と暁が霊山に帰る道すがらで起きた出来事なのですが、

櫻庭の恋文の一件がどうしても頭から離れず気になってしょうがない暁は、

ついに我慢できずにそのことを責めるような口調で小夜を問い詰めてしまうのです(汗)

その時に暁は絶対に口にしてはいけない人物の名前を引き合いに出してしまったのです!

それで一気に二人の間に流れる空気がギクシャクしてしまい・・・


 

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9話の感想

結果的には櫻庭の誘いには乗らなかった小夜ですが、

あの手紙の存在を暁に伝えなかったことが今の二人のギクシャクとした状況の引き金となってしまった…(汗)

小夜にとっては特に伝えるほどの事ではないという手紙だったのかもしれないが、

暁からすると自分の知らないところで小夜と櫻庭がやり取りをしていると分れば、

決していい気はしないことは確かなのです。

その前に暁は櫻庭から煽られてもいましたから…(汗)

確かにきっかけは小夜のちょっとした配慮の無さが原因でしたが、

暁も暁でそんなに不安ならもっと早い段階で小夜にちゃんと尋ねるべきでした。

恐らく櫻庭から小夜の事で自信ありげな宣戦布告を受けていたので、

メンタル的にかなり不安定だったんだろうけど、

”ミヲ”のことを引き合いに出したことは大きな過ちとしか言いようがない(汗)

「あのセリフは最悪だった!」

まだ二人が完全に出来上がっていない男女関係にあるからこそ、

こういう誤解が生じやすそうなデリケートな案件は、お互いに思っていることを口に出して言わなければ、

相手が分かってくれているだろうという甘い考えは通じません(汗)

まぁ~今の小夜と暁は男女関係の恋愛におけるよく有りがちな心のすれ違いを招いているわけですけど、

今の大事な時期にそうなっていることが非常に危険なのです(汗)

なんたって櫻庭というヤバい存在がいるから!

小夜からすれば今の時点で櫻庭に異性としての好意など全く抱いていないだろうが、

それは小夜と暁の想いが通じ合っていてこその話で、

もし…

暁が小夜への想いをこじらせて二人の関係に亀裂が入ってしまったら、

小夜は櫻庭と二人で七星の行方を捜しに行くかもしれません(汗)

そうなるとどこかのきっかけやタイミングで小夜が櫻庭に好意を抱く可能性はゼロではない。

かなり押しが強く鬼狩りとしての能力が高い櫻庭が”横恋慕”してる時だからこそ、

暁としてはどっしりと腰を据えて小夜との関係を深めていかなければいけないのです。

暁が小夜とミヲを比べるようなセリフを呟いた際に、

初めて小夜が暁への不満な気持ちを抱きました。

でも…それはどうしたら自分がミヲよりも愛される暁の伴侶になれるのかという苛立ちでもあったわけで、

そういう部分でも二人がすでに対等な位置で恋愛に向き合っていることが分かります。

小夜にとってもう暁は命の恩人やご主人様という存在ではなく、

共に人生を歩んでゆく伴侶という認識なのでしょう。

なのでちゃんと二人の仲は夫婦として進展しているのです。

あとはどうやって二人がお互いに想い合っていることを確認するかだけだ。

櫻庭が積極的な動きをしてくる前になんとか気持ちのすれ違いを解消して欲しい所です。

二人にはちゃんとこの危機を乗り越えて欲しい!

 

>>>『能なし巫女は、鬼神さまに愛される 』10話の解説と感想はコチラ♪

 

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