著者：七ツ河ほづみ /COMIC ROOM
『恩を仇で返された令嬢の家族が黙っている訳がない 』
2話の解説と感想です♪
一方的にカレンとの婚約を解消してきたエリオット家に対する兄・アランの怒りは凄まじいものでした。
表面上こそ冷静に振舞ってはいますが、
とても可愛がっている妹・カレンが受けた仕打ちに黙っているつもりはなく、
たとえ相手がレッドサム家よりも格上のスコット公爵家といえど一歩も引く気は無い様子です。
では…一体どんな方法でアランは、カレンの心を踏みにじったクリスとメアリーに復讐の鉄槌を与えるというのか…？
心配ご無用♪
実はこのレッドサム家は、この国で唯一騎士階級から侯爵という地位に上り詰めた勇猛果敢な貴族の一族だ！
そのメンタルの強さと戦略に優れた頭脳で誰にも引けを取ることはない。
さぁ…
レッドサム家が総出による復讐劇の始まりだ…！
「いいぞいいぞアラン様～♪ふざけた非常識な奴らに正義の鉄槌を食らわせろ～!!!」
1話の解説と感想はコチラ♪
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【ネタバレ2話】恩を仇で返された令嬢の家族が黙っている訳がない｜復讐劇のシナリオ！
復讐劇のシナリオ
カレンの兄・アランがエリオット家の非常識すぎる要望を受け入れたことで、
当初の予定通りレッドサム家が主催の”婚約披露宴”を執り行うことになりました。
しかし…
肝心なその日の花嫁はカレンではなく、カレンの友人であるメアリーなのです（汗）
どうしてアランはこれほどレッドサム家にとって屈辱的な役割を自ら買って出たのか…？
そこにはアランなりのクリスとメアリーに対して行う壮大かつ残虐な”復讐劇のシナリオ”があったわけです。
厳しい表情を浮かべるアランは、その凍り付くような冷たい眼差しで、
エリオット侯爵家とスコット公爵家に鉄槌を与えると宣言しました。
そんな息子に向かって父親のジャックが尋ねます。
「一体どうやって…？」
エリオット家はレッドサム家と同じ侯爵の位だからまだしも、スコット家は格上の公爵なのです。
そちらと事を構えるとなるとかなり厄介なことになります（汗）
そう考えて少し不安げな表情を浮かべている父にウインクをかましたアランが口を開きます。
これまで父親から自由にやりたいことをさせてもらったことで、
メチャメチャ僕は顔が広くなったんですよと笑顔で説明を始めました。
一通り話し終わるとアランは隣で落ち込んでいるカレンに優しく声を掛けます。
「お前は誰よりも可愛くて素敵なレディーだ。」
さらに…
そんな愛する妹を傷つけた奴らを僕は絶対に許せないとも言い放った。
カッコよきアニキ♪
あんな非常識で恩を仇で返すような奴らに舐められっぱなしなんかじゃいられない。
実のところアランの友人の中にはカレンに想いを抱いている男性たちがたくさんいたのです。
アレンは妹を紹介して欲しい言ってきた男性の友人たちにずっと断りの文句を言ってきたのです。
なぜならカレンにはクリスという最低な婚約者がいたから！
カレンに好意を抱いていた友人たちの中には家柄も人柄もすこぶるよい人物も何人かいたというのにだ…（汗）
でももう断りを入れる必要がなくなったのです！
これからアランは友人たちの中でも飛び切り素晴らしい紳士をカレンに紹介しようと考えているのです。
優しくて頼りになる兄に全幅の信頼を寄せているカレンは、
兄が紹介してくれる男性と”お見合い”することにしたのです。
たとえアレンがどんな男性を紹介しようとも、クリスより下の男性はいないはずだ。
婚約披露宴の当日
父や兄が親身になってカレンの心の傷を癒そうとしてくれる姿を目の当たりにして、
自分にとって家族はかけがえない存在だと改めて再認識したカレン。
それから月日が流れ、
ついに前代未聞な婚約露宴の当日がやって来ました。
レッドサム家の取り持ちで行われるクリスとメアリーの婚約披露宴という屈辱的な催しです。
レッドサム家がとんでもない”復讐計画”を準備しているとも知らずに、
ルンルン気分で馬車に揺られてレッドサム領へとやってきたクリス＆メアリー御一行様。
もうこの二人は完全に我が世の春と言った感じで満面の笑みを浮かべている。
屋敷のバルコニーから続々と婚約披露宴に参列する招待客がやってくるのを見守っているアランがいた。
今に見ていろといった感じだろう。
今回の復讐計画のために当初予定していた招待客の人数もかなり増えているのです。
クリスとメアリーに死にたくなるほどの屈辱を与えるためには、少しでの多くのギャラリーが必要というわけだ。
そして…
レッドサム家側が招いた招待客は、まだカレンとクリスが婚約解消していることを知らず、
まさかこの日の主役がクリスとメアリーだとは夢にも思っていないのです。
そんな中でついに盛大かつ豪華な婚約披露宴がスタートしました。
披露宴会場の正面奥にある大きな扉が開いて、颯爽とクリスとメアリーが腕を組んで入場してきました。
「えっ…!?」
「どうして…？」
てっきりクリスとカレンが入場してくるものだと思っていた参列者たちがザワつき始めます。
そんな騒めきの中、クリスとメアリーはこの披露宴の主催者であるレッドサム家当主・ジャックに感謝の言葉を伝えに行きます。
「このような歓迎ありがとうございます」
挨拶を受けたジャックはにこやかな表情でクリスとメアリーに応対する。
ついにレッドサム家による壮大な復讐計画の火ぶたが切って落とされた！
まずはクリスとメアリーが想像だにしなかった人物が、披露宴会場の正面ドアから入場してきます。
さて…その人物とは…？
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2話の感想
今回のお話でレッドサム家がすごく名誉ある家柄だということが分かりました♪
アランの口からは国内で唯一の騎士階級から侯爵にのし上がった一族だという話が出てたけど、
その騎士階級とは”士爵”のことなんだろうか…？
まぁ～どっちにしても色んな爵位を飛び越して侯爵の地位を与えられるなんて、
まさに信じられない名誉であり快挙だと思う。
しかも…
ずっと以前から経済的に苦しいエリオット家に金銭的な援助もしていたんですよね。
レッドサム一族は武力も相当なものですが、内政や商売のセンスもあったというわけです。
「めちゃめちゃカッコイイ一族じゃないか！」
あと…
頼れる兄貴の有能さがとにかくハンパないです（汗）
頭が良さそうで度胸もあってルックスも最高でイケメンというイイ意味で無敵の人。
そんなスーパーマンみたいな兄貴に守られているカレンが羨ましくてしょうがない♪
父親のジャックも相当に有能な人物なのでしょうが、恐らくアランの能力はずば抜けているのでしょう。
彼に任せておけばとんなことも間違いないという安心感があります。
それに…レッドサム家の姫二人がすこぶるカワイイ♪
一番下の妹・セリアちゃんもはレッドサム家のアイドルちゃんだ♪
カレンとは10歳くらい年が離れていそうだけど、姉妹の顔だちを見たら同じ両親から生まれてきたことが分かります。
恐らく二人は実の姉妹に違いないと思う。
こんな素晴らしい兄妹を生み育てた母親のことが知りたいのですが、
この2話でもカレンの母親に関する情報は一切出てきませんでした（汗）
父親・ジャックの人柄を考えると不仲の末に離縁したという事は考えにくく、
そうなるとやはり”死別”の線が濃厚となるかな～（汗）
母親との悲しい別れを残った家族で乗り越えたからこそ4人の結束は固いのかもしれない。
両親や姉弟たちとも折り合いが悪かったサイト主のまるしーとすれば羨ましいかぎりです。
まるしーには年の近い妹と、7歳年下の弟がいますが、
小学生の5年生くらいから妹とは仲が悪くなり、ここ20年間は会うことも電話で話すこともなく、
住んでる場所も知らないし結婚してるのかどうかも知らない関係性だ（汗）
恐らく今後妹と会うとすればどちらかが亡くなった時だと思っています。
ただ…その前に自分たちの両親が亡くなっていたら、
妹と繋がっている身内は誰もいなくなるので、お葬式にも出ないかもしれない。
行政機関や弁護士さんから訃報を聞くことになるのかな～（汗）
そして…
たぶん一番下の弟は敢えて妹が亡くなったとしても、長女のまるしーに知らせてくることはないでしょう。
姉妹が憎しみあうほど仲が悪いことを知っているから。
かと言って弟とは決して仲が悪いというわけではなかったが、電話やメールで話す機会は3年に一度くらいで、
めったに会うこともないし結婚しているのかどうかも知らない。
こうして自分の家族との関係性改めてを書き出してみると、ホントにまるしーの家族関係は崩壊していますね（汗）
家族に対する愛に溢れているレッドサム家とは天と地の違いだな。
だからこそ家族から愛し愛されているカレンが羨ましくてしょうがない。
「読みましたか？」
アレンがクリスに婚約解消されて落ち込んでいるカレンにかけたあの羨ましすぎる名セリフを！
「カレン…お前は誰よりも可愛い妹で、僕は君を傷つけた奴らを許さない！」
これ…
兄が妹に言ったセリフですよ（汗）
信じられない！
しかもこの時のアレンは妹のカレンの前で立膝をついていたんです。
「もう～カッコいいったらありゃしない♪」
まさにアレンは理想的な頼れるお兄さんであって、こんな人がそばにいたらお嫁にいけないくらいヤバい。
なんかだんだんとカレンが妬ましく思えてきました（笑）
そんなアレン様が自身の広範囲にわたる強力なネットワークを使って復讐劇をプロデュースしたわけですよ。
一体どんなスカッとする痛快シーンが見れるのか楽しみ過ぎて鼻血が出そうだ…！
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