
これほど興味をそそられるタイトルに出会ったことがない!
夫婦とは…?を改めて考えさせられる良い大人漫画です。
「こういうストーリーを描いたら上野先生の右に出る漫画家さんはほとんどいないでしょう…。」
子供のことが原因で夫婦ケンカをしたり、子供のことで夫婦が仲直りろしたりして、
世の中の夫婦の多くは「子はかすがい」という言葉を身をもって実感することがあるはずだ。
幸せな未来を夢見て愛を誓い合った一組の男女が、そんな「子はかすがい」では繋ぎ保たれなかった夫婦の危機を描いたホーム・ヒューマン作品で、
著者・上野じゅうじん先生ならではの視点から描かれた沈没しかけた夫婦の生々しい実情がたまりません。
色んな意味で共感の嵐ですし、夫婦にとってコミュニケーションの大切さが嫌というほど分かります。
「夫婦なんだから察してよは絶対に通用しない。」
本作はいま子育て真っただ中にいるご夫婦には刺さりまくりな作品だと思います。
こんな漫画です
作品情報
- タイトル
-
夫と会話になりません
- 著者
-
上野りゅうじん
- 料金
-
150pt/165円(税込み)
その他の情報を見る↓
- ジャンル
-
女性マンガ
- 出版社
-
祥伝社
- 雑誌・レーベ
-
FC Jam / マンガJam
- 電子版発売日
-
2024年3月14日
「子はかすがい」では繋ぎ止められなかった夫婦の危機を描くホーム・ヒューマン作品。
上野じゅうじん先生が描く沈没寸前の夫婦のリアルな葛藤に共感の嵐!
「察してよ」が通用しない夫婦のコミュニケーションの難しさと大切さが、痛いほど伝わってくる。
子育て中の夫婦に刺さりまくる一作だと思います!
著者:上野りゅうじん先生
今回は『夫と会話になりません』というキャッチ―なタイトルのオトナ漫画をご紹介です。
なんといっても本作の著者は、サイト主のまるしーが大ファンな上野りゅうじん 先生でございまして、
この上野先生が描くリアルで生々しい”女のドラマ”とその切り口が何より面白くて斬新で、
先生の作品は『女はいつまで女ですか?』シリーズを始めとして、
いま現在は『あなたの妻じゃなくていいから』を毎月楽しみに購読中でございます♪
続きを読む↓
そんな上野先生が先に紹介した『あなたの妻じゃなくていいから』と同時連載となるかたちでリリースされたのが本作の『夫と会話になりません』なのです。
毎回の如く驚かされるのがタイトル付けのズバ抜けたセンスの良さですね!
一発で興味を惹かれました。
いつも上野先生の作品ではタイトルと表紙の絵を見ただけで内容の面白さを確信しているまるしーがいる。
タイトルだけが興味深くて中身はガッカリという漫画もそこそこ多いですが、
上野先生の描いた作品でタイトルがキャッチ―な女のドラマで過去にイマイチだった作品は一作もございません。
少なくともまるしーは全ての作品において値段以上の楽しい時間を過ごさせていただいています。
さらに今回の『夫と会話になりません』に至っても、わずか1話の内容を読んだ時点で、
上野先生らしい独特な切り口で描いた夫婦崩壊のヒューマンドラマで即ハマりでございます♪
「やっぱりスゴイ!」
そういうカタチで夫婦の危機的状況を描くんだ~というシナリオに感動ですし、
それがまた実にリアルに生々しくて、いかにも令和の世にいそうな夫婦の軋轢や葛藤模様なのです!
作品の見どころ
本作の見どころは、
2024年の今だからこそありがちな夫婦関係の軋轢や崩壊からの再生という部分だと思います。
仕事も家事も育児も大変なトリプルワークを完璧にやってのける夫に対し、
専業主婦落第とまではいかないまでも、夫と比べると明らかに家事力も育児力もレベル落ちに見えてしまう妻との夫婦関係。
こういう夫婦の構図って昭和や平成の頃ならほとんど見られなかった夫婦のカタチではないでしょうか?
続きを読む↓
なかったからこそ本作のような切り口の漫画や小説などが一冊も描かれていなかったんだと思うんです。
いまのこの令和の世の中だからこそ佐藤夫妻のような理由で夫婦崩壊の危機にある男女がいるわけです。
なのでこの先の展開がすごく興味深いし、すごく二人の行く末が気になります。
こういう視点と切り口で夫婦の物語を描く上野先生はやっぱりスゴイです♪
『夫と会話になりません 』の立ち読み
↓↓↓コチラ↓↓↓
>>>コミックシーモア
各話のあらすじ・解説・登場人物
登場人物の紹介
- 佐藤 彩子(さとう あやこ)
主人公の専業主婦。裕介と結婚して6年目。 - 佐藤 裕介(さとう ゆうすけ)
彩子の夫。約2年間彩子とろくに会話をしていなくて離婚を考えている。 - 佐藤 大地(さとう だいち)
彩子と祐介の息子で4歳。幼稚園に通っている。 - 彩子の母親
熟年離婚して一人暮らし。 - 杉崎(すぎさき)
裕介が勤める会社の部下でシングルマザー。
1話:夫との会話が広がらない
夫の佐藤 裕介と結婚して6年目になる彩子は、4歳の幼稚園に通う息子・大地を子育て中の専業主婦です。
夫の裕介は、彩子以上に家庭的な男性で、がっつりサラリーマンとして働きながらも家事や育児にも積極的に関り、
彩子からすればこれ以上ないありがたい旦那さんなのですが、
ここ2年の間うっすらと気になり続けていたことがあった。
それは…夫との会話が広がらないこと…だ。
1話の続きを読む↓
家事も育児も彩子以上に熱心で、回りから最高の夫と絶賛される裕介なのですが、
日頃は家で彩子がどれだけ話しかけても裕介が返す言葉は最小限の単語だけで、
もちろん自分から話を広げるつもりは全くなくすぐに会話が途切れてしまうのです…(汗)
本来なら何不自由のない結婚生活のはずなのに、モヤモヤとした気持ちが彩子の中でずっと渦巻いているのです…。
ただ…
1話の後半に裕介の視点から彩子との夫婦生活に対する”ヘビーな不満”が描かれており、
どうして裕介が彩子とまともに会話ができなくなっているのかが心の声で語られています。
2話:危機感
裕介と会話が弾む努力をしたい彩子と、なるべく彩子と話したくない裕介。
1話で完全に佐藤夫婦はお互いの気持ちに”すれ違い”を生じさせていることが明らかになりましたが、
現時点で彩子は夫の裕介が離婚まで考えていることなど想像すらしていないだろう。
2話の続きを読む↓
そんなある日のことです。
1か月前に近所へ引っ越してきた彩子の母親に彩子が会って話をした際に、
彩子は今のモヤモヤした夫婦関係に”危機感”を覚えることに至るのです。
それは母親のある言葉が発端でした。
彩子の母親はずっと亭主関白だった父親との熟練離婚を経て、
今は気楽なお一人さま生活を過ごしているのですが、今は自分のやりたいことが見つからなくて戸惑う日々を送っている。
そんな母親に彩子はドキッとする忠告を受けてしまうのです。
「我慢」
それが母親から彩子が指摘された重要なキーワードだ。
3話:不幸中の幸い
裕介とまともに会話するチャンスを自らの言動で潰してしまった彩子は、
裕介にありもしない”浮気疑惑”をかけてより状況を悪化させてしまいます…。
裕介は自分が浮気を疑われたショックが大きすぎて、
これまで以上に彩子との会話もなくなり、ほぼ家庭内別居の状況がしばらく続くことになります。
そんな中、彩子が高熱を出して寝込んでしまいました。
3話の続きを読む↓
すると…夫婦の冷戦状態は一時休戦とばかりに裕介は仕事を休んで妻の看病と家事や育児に奔走します。
やはり裕介は良くできた旦那さんだ。
彩子は自分が体調を崩したことを”不幸中の幸い”だと思うようになり、
もしかすると今回のことで夫婦の会話も復活するのではないかと淡い期待を抱いていたのですが、
裕介の方は彩子とは全く違う事を考えていたのです…。
4話:彩子ママの実情
少しずつ日常的な家事育児の現場が見えてきて妻への認識が変わってきた裕介ですが、
さらに今回の4話では、幼稚園に通うママさんたちから絶大な人気を誇る彩子ママの実情を知り、
裕介が家で見てきた彩子と他人が見た彩子への評価が180度違っていることに戸惑いを覚えます。
4話の続きを読む↓
裕介は妻である彩子のある一面だけを捉えて鬼の首をとったかごとく批判して軽蔑してきましたが、
実際のところ他人から見た彩子への評価は実に素晴らしいものだったのです。
そのことを裕介が思い知らされた今回のエピソードでした。
あと…
裕介の両親を自宅に招いて行われた”大地の誕生日パーティ”の様子が描かれていますが、
表面上はうまくいってる夫婦を演じていた彩子と裕介でしたが、
色んな点で夫婦のコミュニケーションが取れていない実情をさらけ出してしまい、
そんなハリボテ夫婦の犠牲になったのは息子の大地くんでした…。
5話:精いっぱいのメッセージ
彩子と裕介がそれぞれ買ってきたバースデーケーキに立てられたロウソクの火を消そうとしない大地。
そこにはまだ幼い息子の両親に対する”精いっぱいのメッセージ”が込められていたのです。
大地の切なすぎる言葉から彩子と裕介の夫婦関係に問題が起きていることが明らかとなり、
そこから大地の誕生日パーティーどころではない修羅場が繰り広げられます。
5話の続きを読む↓
今回の5話では裕介の両親がものすごく重要な役割を果たした回になりました。
現時点における裕介の視線を通して見てきた彩子への評価は、努力を忘れて堕落した専業主婦という最悪なものでしたが、
彩子の両親から見た彩子への評価はまったく違うものだったのです。
さらに母親からこれまで全く知らなかった彩子との関係について聞かされた裕介は大きなショックを受けます。
「えっ…!?」
夫婦の関係が危機的状況にある中で裕介の両親が家に来たことは、
まともな会話さえできなくなった彩子と裕介にとって”救いの神”となったのでしょうか…。
6話:夫婦が向き合う機会
両親から諭されて実家へ一時避難した彩子を迎えに来た裕介は、彩子の母親の計らいで夫婦が向き合う機会を作ってもらいました。
いざ面と向かった二人は気まずそうな空気に包まれていましたが、
最初に裕介が「申し訳なかった」と頭を下げてまず謝罪から始めると、
それからはお互いが今まで相手に言えなかった不満や本音をぶつけ合い、双方ともに謝るべきところは素直に非を認めて謝罪し合いました。
6話の続きを読む↓
彩子はともかくとして、あのプライドの高い裕介が涙を流しながら彩子に自らの愚かさを恥じて反省するシーンには、グッと込み上げてくるものを感じました。
彼は彼なりに悩み葛藤しながら夫として、父親として恥ずかしくない存在であろうと必死だったのだろう…。
それがよく分かったからこそ、彩子も素直に裕介の気持ちをもっと考えるべきだったと反省する流れに繋がったのです。
まるでこじれた夫婦関係修復のお手本のような二人の話し合いは、離婚という最悪の結末を迎えずに仲直りの形で決着がついたのです。
そんな好感が持てる夫婦の話し合いシーンの一部始終は、ぜひとも本編を読んで堪能してほしい理想的なやり取りでした。
さらに…お互いに気持ちを通わせたあとの彩子と裕介が紡ぐ暖かい日常風景に思わず頬が緩んでしまうわけで…。
『夫と会話になりません』の試し読み
↓↓↓コチラ↓↓↓
>>>コミックシーモア
感想まとめ
今回紹介した『夫と会話になりません』は、サイト主のベテラン主婦・まるしーにとっては多くの部分が刺さりまくりな内容で、
すごく共感しながらも身につまされる思いが込み上げる不思議な読後感の作品でした。
現在配信されている3話まで読み終えて、それから3回ほどまた読み直したあとに、
「大きなため息が一つ。」
夫婦であることの意味。
夫という存在は家族なのかパートナーなのか…?
家族ならば裕介の彩子に対する要求は少し厳しすぎるかなと思う印象があるし、
もっと裕介は彩子に自己主張やわがままを言っても問題なかったと思うから、
裕介の中での”妻”は家族ではなく人生のパートナーなのでしょう。
全部の感想を読む↓
一般的に『パートナー』という言葉の意味するところは、
「一緒に何かを達成するための理解者や協力者」のことを指します。
本作を読んでいるとまさに裕介は妻の彩子にそういう存在を求めているような気がします。
一方の彩子は夫を家族と考えているタイプの人間だと思います。
自分の両親や兄妹と同じように心を許して甘えられる身内という感覚ですね。
彩子は決して傍から見て批判されるようなぐうたら専業主婦でもないし、
家事や育児に関してもそれなりにちゃんとしている妻であり母親です。
あくまでも夫婦の配偶者に対する捉え方の違いで、ここまで佐藤家の夫婦関係はこじれてしまったのです…(汗)
それが実に生々しくて、でもよくありがちな夫婦のすれ違いや軋轢のタネであってという、
なんとも絶妙な視点から描かれた夫婦関係の危機であり人間ドラマなんです。
何度でも言わせてもらいますが、そういう切り口でシナリオを作ってるから上野りゅうじん 先生の作品はいつも読みごたえがあるのです♪
現在本作と並行して連載中の『あなたの妻じゃなくていいから』も是非読んでみて下さい。
『夫と会話になりません』とはまた違った切り口で描かれた夫婦の崩壊ストーリーですが、
どちらもよくあるドロ沼愛憎劇とは異なる”夫婦残酷ヒューマン”な震える内容になっております。
さらにこの2作品の特徴的な部分として、どちらも夫婦それぞれの視点でストーリーが進行されている構成が良いです。
どのようにして夫婦の関係がこじれ崩壊していくのかが実に分かりやすく丁寧に描かれている作品で、
「こういう作品の作り方が凄く好き♪」
あと…彩子の母親との会話の内容とかスゴくリアルで生々しくて身につまされました…(汗)
熟年離婚して残りの人生を謳歌するはずだった母親が、長年の染み付いた生活習慣から解放されても、いざ自分が身軽になっても何をやっていいかが分からない切なさ。
ずっと家族のことを優先して生きてきた母親は、自分のために時間とお金を使えるようになっても、自分を喜ばす術を知らないのです。
すごくリアルな熟年離婚の先にある物悲しい未来でした。
こんな感じでとにかく本作に出てくるちょっとしたエピソードの一つ一つがまるしーの胸に尽き刺さるわけです。
まだ3話までしか読んではいないですが、恐らく私の中では、今まで読んできた上野じゅうじん作品の中でも、
この『夫と会話になりません』は過去一で好きになりそうな作品です。
「メチャクチャ面白い♪」
結愛のお父さんの葬儀で、彼女の父親のことを「目障りなんだもん」って言っていたのって、
普通に考えたら尚央ですよね!
しかも……物語の中で見せた尚央の過剰すぎる結愛への溺愛っぷり!
あんな彼の態度を散々見せられたあとで、トドメがあの監視アプリです。
「もはや疑う余地のない尚央の黒幕説」
ほんと……すごい物語のスタートダッシュでした!
まさか鬼上司がヒーロー?
これもまた普通に想像して導き出されるのは、日頃から部下に厳しい鬼上司である黒崎課長が本作のヒーロー役説です。
最初に出張先で黒崎課長が、自分の宿泊する部屋へ結愛を引き入れた時は、
彼が最悪のセクハラ上司で、尚央の心配は正当なものだと思ってしまったのですが、
このシーンは完全に橘えいこ先生の演出にまんまと騙されて、「あっ」という驚きの声を上げさせられました(笑)
続きを読む↓
「やられた!」
そして出てきた監視アプリの存在。
「まさか黒崎課長が結愛のヒーロー?」
色んな意味で気になって仕方がない、1話の導入でした。
そしてもちろん購読続行です!
コミックシーモアで賢く読む
お得な読み方(コミックシーモア)
※最新情報は必ずコミックシーモアの公式サイトでご確認ください。
今すぐ試し読みして続きを読もう!
\ 記事で紹介した続きはコチラ /
会員登録なしで
無料で立ち読みできます!

↑コミックシーモアの試し読みページに移動します。
※試し読み後、会員登録でお得な特典をGETできます!
合わせて読みたいおすすめ作品




