著者：愛谷千明
『サイコママ彩子』
2話の解説と感想です♪
ボスママ3人衆から酷いイジメを受けている底辺ママの白石は、
その溜まった鬱憤の捌け口を娘の洋子に虐待という形でぶつけていました。
なのに…母親のことが大好きで心優しい娘の洋子は、
自分がどんな理由でママから暴力を振るわれているかも分からずに、
ただただ「ママごめんなさい」と泣きながら謝り続けるのです。
そんな我が子の可哀想な姿を目の当たりにして罪悪感に耐えきれず膝から崩れ落ちて号泣する白石がいました。
自分が情けなくて不甲斐なくて…。
そろそろサイコママ彩子の出番が来たようです！
「ついにサイコママ彩子が不幸な子供ちゃんを救うべく、しかるべき行動を開始しました♪」
1話の解説と感想はコチラです♪
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もくじ
サイコママ彩子【ネタバレ2話】虐待ママをボッコボコに！
泥棒騒ぎ
昨日、鮫洲の指示により白石から紅茶をぶっかけられた際のブラウスをそのまま着用して娘の美憂と幼稚園に登園してきた彩子。
当の本人は「素敵な染め具合でしょう？」と、
おどけた感じでまだら模様に紅茶のシミがついたブラウスに機嫌な様子ですが、
それを見た周りのママさんたちは明らかにドン引きしていました…（汗）
そんな中…
彩子に紅茶をぶっかけた張本人である白石の様子を気にかけている彩子でしたが、
その時の嫌な予感がこのあと的中してしまいます。
事件のきっかけは不運にも白石の娘・洋子が美憂と仲良くなったことで起きてしまった。
この日、美憂と洋子が二人で仲良く遊んでいた流れで、
美憂がの付けていたヘアアクセを洋子にプレゼントした経緯があったのですが、
そのあと他の園児たちが美憂のヘアアクセを洋子が付けているのを見て、
洋子が美憂のヘアアクセを盗んだと騒ぎだしたのです…（汗）
最初に洋子のことを泥棒扱いしたのは、がボスママ3人衆・志村の娘・可奈でした。
まったくあの親にしてこの子ありだ！
洋子が無実の罪で責められている”泥棒騒ぎ”が大きくなってきたところに現れた母親の白石は、
ボスママ3人衆から泥棒扱いされている我が子には一切の事情を聞くことなく、
泣きながら美憂に”もらった”と訴えている洋子の頬を引っぱたいたのです！
えっ…!?
あまりのショックに声も出ない洋子。
虐待ママをボッコボコに
母親から事情も聞かれずに暴力を振るわれて、呆然と立ち尽くしていた洋子を優しく抱きしめたのは彩子でした。
「洋子ちゃん大丈夫？怖かったわよね」
彩子はすぐさま目の前にいる美憂に自分のヘアアクセを洋子にあげたかを尋ねて、
それが事実だと美憂の口から証言させると、
「これは洋子ちゃんのものよ」と皆のいる前で洋子の無実を証明してあげたのです。
そうなると引っ込みがつかないのは何も悪くない洋子を叱りつけた上に暴力まで振るってしまった白石だ！
彼女は洋子に謝るどころか、美憂からプレゼントされたことが証明されたヘアアクセを無理やり美憂に返させようとしたのです。
するとその時…間髪入れず彩子のビンタが白石の右頬にヒットしました！
「子供ちゃん同士のやり取りに口を出さないで！」
それは…いつも笑顔を絶やさない彩子が初めて厳しい顔つきになった瞬間でした。
彩子から叱責を受けた白石はその場で泣き崩れてしまいました。
だが…
己の愚かさを棚に上げて愛する我が子に虐待を働いていた白石に対する彩子の制裁まだこれで終わりではなかった。
彩子が白石の横っ面を引っぱたいたその日の夜。
昼間のお詫びだと言って菓子折りを持参した彩子がシンプルな服装で白石家を訪問しました。
明らかに迷惑そうに対応する白石から、洋子がすでに寝ていることを聞くと、
「それはよかった♪」とにこやかに笑って、
目の前にいる虐待ママをボッコボコにし始めたのです…（汗）
えっ…!?
自分に何が起こっているのか理解が追いつかない白石は、
彩子から一方的に繰り出される暴力の嵐に身を縮こませて耐えるしかなかった。
まるで自分が洋子を虐待している時に娘がそうしていたように・・・
この後、白石親子の抱える問題をキレイに解決していく彩子の活躍が描かれておりますので、
その一部始終はどうか本編現物でお楽しみください♪
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2話の感想まとめ
紅茶をぶっかけられてまだら模様のシミが付いたブラウスをそのまま着用しちゃう彩子の最強メンタル。
すでにこの時点で常人のママさんではないことは明白だ。
嫌がらせした相手を逆に挑発するならこういった手段は効果がありそうです。
サイト主のまるしーには絶対にできない芸当ですけど…（汗）
さて…
今回はついにサイコママ彩子の正体とその存在意義が明らかになりました♪
どうやら彼女は日本全国の問題を抱えた幼稚園を回って健全な場所に再生しているようですね。
そしてその目的はやはり世の中の不幸な子供ちゃんたちを救うためだ！
けっして頭のおかしいネジの外れたただの凶暴なサイコママではなかった。
でも…子供に与えた不幸の数だけ、その親に対する制裁の度合いは容赦なく凄まじい…（汗）
彩子がひとたび仕事用のライダースーツみたいなコスチュームに着替えると、
有能で恐ろしい”女殺し屋”みたいなキャラに変貌して、子供ちゃんを不幸にしているクズな親を徹底的に粛清していく。
だけど彩子の子供ちゃんを幸せにすることが最終目的の行動は、親を懲らしめて改心させるだけでは終わらず、
そのあとにちゃんと親子が平和に過ごせるべく道筋を用意して完璧な仕事をします。
娘の美憂が彩子に問いかけた「またこの園でも何かするの？」というセリフから、
これまで他の幼稚園でも彩子が同じような粛清活動をしていたことが想像されます。
今まで何か所の幼稚園の問題を整備してきたのかは知りませんが、
正義感に溢れまくるサイコママに付き合って各地の幼稚園を転々とさせられる美憂ちゃんが少しお気の毒です…（汗）
すでに大人顔負けの精神をもっていて同じ年代の園児たちには無双状態にある美憂ちゃんなら、
どれだけ転園を繰り返したとしてもその先の幼稚園で何の問題もなく過ごしているのかもしれません。
まるしーごときが美憂ちゃんの心配をするなんて大きなお世話かな？
当然のことながら美憂ちゃんが転入した先の幼稚園で不遇な扱いを受けていたら、
我が子のピンチを黙って見ているようなサイコママではありませんしね…（笑）
美憂ちゃんとしては、大変なママを持って気苦労が絶えないかもしれませんが、
屈託のない笑顔で、「私が子供ちゃんを守ってあげないとね！」と…使命感に溢れている彩子を見たら、
娘の美憂ちゃんとしては、そんなママを諫めることなんてできないよね…。
今回のエピソードではサイコママ彩子がこれからどんな活躍をしていくのかの道筋みたいなものが見えましたし、
これからボスママ3人衆を粛清していくのだろうという先々のストーリーもイメージできた。
「実にスカッとする物語でイイ感じです♪」
そこに加えてまるしーがいま凄くお気に入りなのは、娘の”美憂”ちゃんです。
この子のかなり大人びて世の中を達観しているキャラがすごく魅力的で、
今のまるしーは圧倒的に美憂ちゃん推しです♪
今後はこの美憂ちゃんが園児たちと交流している様子がもっと見てみたいですね。
この美憂ちゃんはきっと将来とんでもなく美人でカッコいい大物な女性になるはずだ。
「うん…間違いない」
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主人公のサイコママ
彩子の娘。
最底辺ママ。娘を虐待している
白石 佳代の娘。美優と仲良し
ボスママ3人衆のリーダー
ボスママ3人衆の一人。
志村奈保の娘