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社畜と少女の1800日【ネタバレ1巻】優里の魅力が溢れすぎて…

ある日、トツゼン天使が舞い降りた!

悲惨な”社畜生活”を送る独身やもめの前に現れたナゾの女子中学生。

著者:板場広志

『社畜と少女の1800日』

1巻の解説と感想です♪

それはある日突然のことだった!

「どうか…私をここに置いてください」

切実な表情をしたメチャメチャかわいい女子中学生が、

社畜で恋人もいないアラフォー男なあなたに言って来たらどうしますか?

そうです・・・

もちろん全ての道徳的批判を振り払ってでも受け入れるのです!

そうして出来あがったのがこの漫画なのです♪

もう~

優里の魅力が溢れすぎて…

とにかく萌えながら感動する不思議なアットホームコメディーが登場だ!

さらに…

ムラムラ・ドキドキの禁断恋愛なのかと思いきや!

なんと…愛と感動的なヒューマンストーリーだったわけで・・・

 

『社畜と少女の1800日』の見どころ

今までちょっとエロチックなラブコメ作品を得意とする板場先生ですが、

今回はなんとコミカルで泣けてくるアットホームな作品を連載されました~♪

そのストーリーは、社畜社員として日々過酷な労働に明け暮れていた独身のやもめ男の家に、

トツゼン天使のようにカワイイ女子中学生がやってきて、

「ここに置いてください♪」

と、頭を下げてきたシーンから始まるアットホームストーリー♪

さらに、

その少女の話をよく聞いてみると、彼女はなんと、

主人公のおっさんが学生時代に通っていた高校のマドンナ・君島 里美(きみしま さとみ)の娘だった・・・

なぜ?

クラスカーストの最上位にいた彼女の娘が、ほとんど面識もないはずの東根(あづまね)のところにやってきたのか?

 

ここからハートフルで心がジンジンする禁断の年の差同居生活がスタートするのです♪

初めからドラマチックで、そのリアリティーのない展開に仮想世界のすばらしさを感じた作品です。

ただ・・・

重くなるだけのリアルで生々しい禁断愛なんかよりよっぽど楽しく心穏やかに読める内容で、

初めに少し試し読みをしたら、さらに続きを読みたくなって、すぐに本編を買っちゃいました(汗)

 

独身男性が、他人のまんまで、14歳の少女と微妙な関係になってゆく感じは、

『これは恋のはなし』というラブストーリーと少し似た部分がありますが、

こっちの方は、あそこまでマジな内容ではなくて、

ストーリーの中に少しエッチなシーンもちりばめられている。

だからというわけではないですが、サイト主のまるしーは、こっちの作品のほうが好みです♪

とにかくヒロインの優里(ゆり)ちゃんがひたすら可愛いし、メチャメチャ愛おしいから♪

まさに、
優里の魅力が溢れすぎて…

 

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社畜と少女の1800日【ネタバレ1巻】優里の魅力が溢れすぎて…

東根を頼れ

少女の名前は、君島 優里(きみしま ゆり)。

現在は中学2年生で14歳の女の子だ。

なぜ、彼女が社畜の独身やもめ・東根(ひがしね)が住むアパートに現れたかというと、

半年ほど前、チラッと街で優里の母親・里美(さとみ)から声をかけられたことがった。

思い当たるふしはそこしかない!

なぜなら、優里の母・君島里美は高校時代の同級生で、しかも学園のマドンナ的存在でした。

なので…

とても東根レベルのダサ男子が親しく話ができるほど身近な存在ではなかったのだ(汗)

実際、東根が高校在学中に、里美と言葉を交わしたのはほんの数えるほどしかないわけで…

そんな彼女がなぜ、大切な娘を自分の家に送り込もうとしているのか?

目の前にいるまだあどけない可愛い少女は、里美が書いたと思われる。

「東根を頼れ」

という一枚のメモだけをたよりにここまでやってきたのだ!

そして…

恐れを知らぬ無垢な少女は、東根が困惑している中、ズンズンと彼の部屋に入ってゆく(汗)

ただ…

非情に厄介なことではあるが、夜も更けてきたことだし、なんとか優里がココに来た事情も理解できた。

明日、一人で警察か役所へ行くことを条件に、仕方なく東根は一晩だけ優里を家に泊めることにしたのです。

その時は一晩だけもつもりで…

 

そんあ夜のこと…

うっかり優里が着替え中に見てしまった左肩のうしろにある大きな火傷のような痣(あざ)。

「なんであんな所に・・・」

東根は妙に胸が疼くのを感じたが、たった一日だけのことだと割り切って、

人生で初めて、一つ屋根の下で過ごす少女との不思議な一夜をすごしました。

 

ここに置いて下さい!

社畜の朝は早い!

翌朝、まだ優里が目を覚ます前に東根は出勤していった。

「あの子、出て行ったかな…」

仕事中なんとなく頭の片隅に優里のことがよぎる。

ただ・・・

ほとんど面識もなかった同級生の娘を預けられても、東根としてはどうしようもないわけで・・・

その後は時間とともに優里のことは頭の中から薄れ、次第に集中力は仕事の方へとシフトしていった。

社畜の夜は深い!

いつものようにたっぷりと残業に明け暮れた東根は、どっぷり疲れて家路についた。

すると・・・

玄関にはあの子の靴が・・・

「マジか!?」

思わず東根の疲労がドーンと肩にのしかかる。

 

パタパタパタ…

玄関までやってきた優里は、

「おかえりなさい♪こんな時間までお疲れ様です♪」

と…まるで新妻のごとく弾けるような笑顔で東根を迎えましたた。

思わずにやける東根だったが、

「いや、あのね…」

なんでここにいるの?という表情で優里の存在に東根が戸惑っていると、

そんな表情を見事にスルーして、

「ご飯作ってるので温めますね♪」

と、間髪入れずそのまま空気は優里のペースで進む…

そのままなんとなく優里に促されて部屋に入ると、

今朝まで乱雑に乱れていた部屋がメチャメチャキレイになっているではないか!

脱ぎ散らかした服は洗濯されてキレイにたたまれ、届いていた郵便物や書類は、キッチリとまとめられていた。

それはもう~こ主婦以上のプロフェッショナルな仕事だった(汗)

ただ・・・

そんなことで大人は丸め込まれないのだ!

「言いづらいんだけどさ、君はしかるべき施設に行ったほうがいいと思う」

と…優里の作った美味しい料理を食べ終わった東根が意を決して彼女に告げました。

すると・・・

いきなり東根に向かって正座した優里は、

「私…一人で生きてゆく自信があるんです。」

「でも…今は中学生だからダメなんです」

優里は、涙を浮かべながら東根に自分が部屋を借りて自活できるようになるまで面倒を見て欲しいと訴えかけます。

 

そして最後に、

「東根さん、どうか私を…」

「ここに置いて下さい。」

「ご迷惑はかけません」

と、深々と頭を下げて東根に土下座しました。

・・・

彼女の切実であとがない訴えを受けた東根は、

「お母さんが迎えに来るまでウチに居ていいから」

優里を受け入れてしまった。

 

ただ、それは、優里の身を案じたらからというわけではなく、

本音の部分では号泣して土下座している少女にとにかく泣き止んで欲しかったからだ(汗)

 

こうして東根は、まったく縁もゆかりもない元同級生の娘・優里と犯罪スレスレの同居を始めることになったのです・・・

 

その後の展開

その後の展開は、いざ優里といっしょに生活を始めた東根の驚くべき生活環境の変化が描かれてゆきます

 

家事は完璧にこなし、勉強も一生懸命。

おまけに優里は、1年以上前から新聞配達までしていたのだ。

 

なんというハイスペックで勤勉な女子中学生!

 

「私、早く独立した大人になりたいんです。」

特殊な身の上から生き急ぐ彼女に心配な気持ちと尊敬の気持ちをいだくようになる東根。

 

その後、二人がいっしょに生活していく中で、

いつしか東根は、優里に家族のような愛情を持ち始めるようになる。

そして・・・

ようやく二人で生活することがフツウになってきた頃、

優里の母親・里美から一通の手紙が東根のもとへ届いたのです。

その内容とは・・・?

 

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1巻の感想

タイトルから、東根と優里ちゃんが、約5年間は一緒に暮さないまでも、何らかの関係を持ち続けることは分かる。

優里ちゃんが東根と出会ったのは14歳・中学2年生の時だから、

彼女が19歳になった頃、二人の間にたぶん何らかの大きな変化が訪れる。

それは別れなのか?

それとも新しい始まりなのか?

今の段階ではまったく想像できない。

まぁ…ただ、この作品の主人公・東根のことがサイト主のまるしーは、どうも好きになれないから、

どうか優里ちゃんと東根が一緒になるという不幸な結末は見たくない!

なんたって東根は典型的な”社畜人間”で、とにかくしっかりとした自分の意見を持たず、

つねに回りに流されて生きるタイプのダメ人間だ。

いわゆる皆にとって都合のよい男。

まるしーはこういう男の種類が大嫌いなんです。

優里ちゃんが彼と一緒に居て幸せになれるとはまったく思わない。

極端な話をすると、DVな男よりも嫌いかもしれない!

暴力を振るう男よりもハッキリしないタイプの男がイヤなんです!

ただ・・・

今回、優里ちゃんに関することだけは、東根の無責任で、優柔不断な性格が役に立ったと思う。

ズルズルと他人の娘を家に泊め続けるようなダメ男だが、

自立心もあり、人間的にりっぱな大人の優里ちゃんにとっては最高の居場所となっている。

そういう面では、ホント東根がお人好しのバカでよかった♪

まぁ~優里ママもそいう東根の人間性を見抜いて、彼のもとへ優里ちゃんを行かせたんだろうけど・・・

ただ・・・

バカだとは分かっている東根だけど、どうしても一つ許せない優里ちゃんと東根の会話があったんです。

それは、朝早く、新聞配達をする優里ちゃんを、東根が初めて見かけた時のこと、

「早く大人になりたいんです」

と、東根に言った優里ちゃんの重くて深い言葉を聞いた彼。

すると、東根は遠ざかる彼女の小さな背中を見ながらひとり言で、

「そんなに焦らなくていいのにな…」

と、バカ丸出しの思いにふけっているんです。

彼女の生い立ちも、生活状況も、親との関係性も知ってるはずなのに・・・

もう~これは愚かとしか言いようがない!

なんにも分かってない!

なので、
こういう奴は、絶対にうわべだけの優しさに終止するタイプだ!

なので、自分が本当にピンチに陥った時は、簡単にその優しさはなくなってしまう。

そして、そのことは、1巻の後半部分で起きた大きな出来事の中で証明されている。

ぜひ、本編現物を読んでみて欲しい。

まるしーが言ってる東根のサイアクな人間性が分かってもらえると思います。

物語としては、1巻のラストで、優里ちゃんは、一旦、東根のウチを出ていきますが、

まさか、このままお別れということにはないだろうな~。

とりあえず2巻でどういう展開になってゆくのか?

当然、これからも読み続けていきますよ~♪

 

>>>『社畜と少女の1800日』2巻の解説と感想はコチラ♪

 

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