キャスライトがアンのケガレ跡を消してゆく…。
もうこれ以上一人で悲しみを背負わないで!
聖母のような優しいキャスライトの微笑みに救われてアンは未来を歩き始めた。
そしてなんと…
アンとジルカシウスの他にも忌まわしいケガレ跡を刻まれた人物がいた。
『虐げられ令嬢とケガレ公爵~そのケガレ、払ってみせます!~』
11話の解説と感想です♪
カーネルとキャスライトの計画にまんまと引っかかったジルカシウスとアン。
そもそも背負う必要のない罪を自分に課しながら過酷な人生を歩んできた二人に、
優しく言葉を投げかけるキャスライト。
「お二人の事が好きだからこそ、ケガレ跡を私が消します」
毅然とした態度で自分の意思をハッキリと伝えたキャスライトは、
まず最初にアンのケガレ跡から消しにかかった・・・
10話の解説と感想はコチラです♪
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もくじ
虐げられ令嬢とケガレ公爵【ネタバレ11話】私がその罪を背負います!
二人の事が好きだからこそケガレ跡を消したいと、恥ずかしげもなく宣言するキャスライト。
そんなキャスライトの言葉に顔を赤らめながらなにか反論しようとするアンですが、
背後からカーネルがアンを羽交い絞めにして動けないようにしてしまいました。
すぐざまキャスライトはアンの首元に手を当ててアザの消し込みに入り、
アンに向かって優しく声をかけるのです。
「あなたのケガレ跡を消す代わりに、私がアンさんの罪を背負います。」
この言葉はアンの胸にグサリと突き刺さった。
まるで聖母のような慈悲深い笑みを浮かべながらキャスライトは、
これからはアン自身のために自分の人生を豊かに生きて欲しいと投げかけたのです。
すると…
キャスライトの温かな微笑みの中に亡くなった妹の姿を見たアンは、
これまで抱えてきた妹への贖罪をキャスライトに預けた。
その瞬間、アンの首元に刻まれていたケガレ跡は消え、彼女の心は救われました。
次はジルカシウスだ。
「私がその罪を背負います」
キャスライトから出た「私がその罪を背負います」と言うセリフは、
これまで迫害ばかり受けてきたアンとジルカシウスの心に大きな衝撃を与えました。
味わったことのない慈愛に満ちた愛の言葉に打ち震えるような感動。
だが…
それでもまだジルカシウスは額にあるケガレ跡をキャスライトに触れさせようとしない。
すると…
何を思ったか、側にいたカーネルがおもむろに自分の上着を脱ぎ始め、
自らケガレ跡が刻まれた背中を露わにしたのです。
「えっ!?」
なんと…
カーネルもケガレの贖罪を背負った人物の一人だったのです。
その事実を前にしてキャスライトはもちろんのこと、ジルカシウスとアンも驚愕の表情を浮かべます。
「どうぞ…私のケガレ跡も消してくだされ」
カーネルの言葉を受けてキャスライトは彼の背中に手を当ててアザを除去しました。
これでまた一つ、キャスライトが背負う罪の数が増えた。
警告
キャスライトにケガレ跡を消してもらったことで、
憑き物が落ちたように心が軽くなったアンとカーネルは、
次はジルカシウスの番だと言わんばかりにはしゃいでいました。
しかし・・・
ジルカシウスはそれでも自分のケガレ跡を消さないと皆の前で宣言したのです。
その理由として彼は、
「俺の母親を殺した者への警告なのだ」と心の内を語りだした。
いつかまた自分の母親を殺したように、ケガレの力を使って誰かを傷つけようものなら、
その時は自分が容赦はしないという”警告”の意味であり、
ケガレを背負って生きている自分を晒すことで、回りにそれをアピールしているのだと説明したのです。
そこまで強い信念をもって生きているジルカシウスに対して、
他の3人は彼に対してなにも反論する言葉が出てこなかった・・・
そこでシーンが切り替わります。
キャスライトの妹・チェリアリアが何やら邪心が見え隠れする執事と抱擁しているシーンが描かれて、
11話のエピソードは幕引きとなります。
なんだかすごく意味深(汗)
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11話の感想
なんと…
カーネルさんもケガレを背負った人物の一人だったんですね。
いつも落ち着いていてダンディズムがほとばしっている彼に、
人知れず背負っていた悲しい過去があったとは…。
またひとつカーネルさんのカッコよき生き様が表に出てきました。
しかも…
キャスライトと打ち解けた後のカーネルさんは、ちょっとお茶目な紳士っぷりな一面も出てきて、
これまたまるしーの中で彼への好感度が爆上がりしております♪
「イケおじ好きのまるしー」
結局のところ、アンとカーネルさんのケガレ跡は無事に浄化されましたが、
ジルカシウスが訳の分からないとんがった持論を展開してケガレ跡の除去を拒否している状態だ。
まぁ~彼には彼なりの思いや意思があるんだろうけど、
痛みが伴うケガレ跡ならば、とりあえず消してもらえばいいのにと単純に思ってしまうまるしーです。
だって…
ジルカシウスの立場って、国の政治を担うポジションなのだから、
ケガレ跡の痛みに耐えながらやれるような簡単なものではないはずです。
たとえ体調が万全でも相当ストレスが溜まる大変な仕事なのに。
カッコつけてないでサクッとキャスライトにアザを取ってもらえばいいのに(汗)
頑固な公爵さまだこと。
あと…
11話の後半に登場してきたキャスライトの妹と、いかにも胡散臭そうなあの執事。
ちょっと感動的で和やかなムードだった前半から中盤にかけての雰囲気を、
あの二人の怪しげな抱擁シーンで一気にサスペンスなものに変えてしまいましたね。
もともと邪悪な妹だとは分かっていましたが、ちゃんと彼女には悪の後ろ盾もいたってことですね。
「イイ感じです♪」
キャスライトがグリサリオ家の人間に受け入れられたのちに、
姉妹対決という展開に入ってゆくのかな?
「ますます面白くなってきた。」
>>>『虐げられ令嬢とケガレ公爵』12話の解説と感想はコチラ♪
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