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シジュウカラ【ネタバレ16巻】誰にも聞いてもらえなかった物語!

『シジュウカラ』

16巻の解説と感想です♪

新作のアイデアがなかなか生まれなくて、モヤモヤが続いていた忍に一筋の光が見えた。

そのイメージのきっかけをくれたのが千秋の毒母・冬子でした。

彼女の生き様を通して人生に苦しんできた女性たちの人生をリアルな物語で描きたい!

忍は次回作の構想が出来上がると体中の血液が熱く滾る感覚を覚えました。

それはまさに漫画を描いたいという一心で寝る間を惜しんで作品と向き合っていた頃と同じまっさら気持ちでした。

{今度の作品は自分や冬子たちが誰にも聞いてもらえなかった物語を描こう!}

たとえこれが最後の作品になったとしても後悔はない。

今…忍は漫画を描くことに夢中です。

「まさか忍と冬子があんな関係性になって、それが忍の漫画家人生を大きく左右するきっかけにもなるなんて…(汗)」


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シジュウカラ【ネタバレ16巻】誰にも聞いてもらえなかった物語!

邂逅(かいこう)

一つの連載が打ち切りになった忍の頭の中には、

次に描きたい作品のぼんやりとしたコンセプトが浮かんでいましたが、

この時点ではまだハッキリとしたイメージは固まっていませんでした。

しかし…ある出来事によって忍の中で描きたいストーリーがハッキリと見えた瞬間がありました。

それは…

千秋の代わりにまだ退院して間もない冬子の買い物の手伝いをしに行った時だった。

今回…忍は冬子と千秋の母子と因縁深い人物に対して、これまで見せたことのない激しい怒りをぶつけます。

結果…その事件がきっかけで少し冬子と打ち解けた忍は、

冬子にあるお願いをしたのです。

これはもしかすると忍が漫画家として重大な転換期を迎える前兆だなのかもしれない。

漫画

忍が冬子の人生を”漫画”にさせて欲しいと言い出したことで二人の関係性が変わった。

友人になったわけではないけれど、お互いに抱いていた嫌な感情が薄れたようだ。

それから冬子は忍から受けた影響なのか、千秋との関係でも変化を見せました。

千秋と冬子の親子関係が少しづつ良くなってゆく一方で、

依然として忍に依存してくる実家の母親との関係にはまったく変化がなく、

今の忍が一番ストレスに感じていることは実家の母とニートの兄のことでした。

そんな中、忍は冬子や友人から聞いた色んな話を自分の描く漫画に落とし込んでいきます。

久しく感じたことのなかった充実感の中で描く忍の漫画には、

彼女なりの強いメッセージが込められていたのですが、

そこまで熱の入った忍の作品を読んだ編集者の岡野の意見は・・・

誓い

漫画家チアキのPR活動で苦手なTV出演にも積極的に出演する千秋。

そんな彼の頑張りを心配しつつ見守る忍でしたが、

そんなある日…

千秋のサイン会に顔を出した忍。

その時のことがSNSでプチ炎上してしまうことに…(汗)

これも漫画家チアキに人気が出てきた証拠なのですが、

その後のTV出演時に千秋が18歳年上の同業者と付き合っていることを公表しちゃいます。

当初は千秋の爆弾発言に大慌てのマネージャーでしたが、

忍にも了解を得て漫画家のササキシノブが千秋の恋人であることを正式に発表するのです。

これで二人は世間に対して秘密の関係ではなくなりました。

このあと改めて千秋は忍にプロポーズするのですが、一度結婚に失敗した忍の返事は微妙なものでした。

NOではないがYESともとれないもどかしい答え。

ただ…プロポーズの返事というわけではないが、忍は千秋にある約束事をお願いするのです。

それは千秋の忍に対する未来への”誓い”みたいなものだった・・・

今回のエピソードは特にグッときた内容でした♪


 

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16巻の感想

この16巻の内容には色んな意味で自分の人生を投影して考えさせられてしまった。

恐らくそれはサイト主のまるしーが忍や冬子と同じ世代を生きてきた人間だからだと思う。

忍が抱える仕事の悩みや両親との向き合い方とか、かなり年下の彼氏との不安しかない未来。

ほとんどワンオペ状態で立派に息子を育て上げた忍が、

まったく愛情のかけらもないクズ夫と別れてワケアリな美青年と新たな人生をさせた。

二人が熱い口づけをかわすシーンでもしこの物語がエンディングを迎えていたら、

そこまでこの『シジュウカラ』に思い入れを抱かなかったことでしょう。

今思えば今回の16巻を読むためにここまでこの作品を追いかけてきたように思います。

「ほんと心が熱くなって心が震えた今回の内容でした。」

この作品はまるですぐ近所にいる同年代の女性たちの人生を観ているような生々しい生活感があって、

1話を読み終わるごとにそこから心に残る余韻が強い。

忍の抱える不安や悩みがダイレクトにまるしーの悩みや不安と直結していることが多いからでしょう。

時折り読んでいてあまりにもリアルな忍の心情や気苦労にむせ返るような気持ち悪さを覚えたりすることもあったのですが、

そんなモヤモヤとした感情がこの16巻を読んで一気に払拭されたような気持になりました。

その大きな原因は忍と冬子のどこか歪でいて心温まる交流ですね。

この16巻まで忍は冬子にとって都合のいい従順な息子を奪ったの憎らしい泥棒ネコであり、

逆に冬子は忍にとっていつまでも自分の恋人の人生を邪魔するハイエナのような毒親だった。

そんな二人が初めて腹を割って話をしたら、お互いに抱える悩みや苦しみの種類は違えど、

紛れもなく同じ年代を逞しく生きてきた同志のような存在だと気づくわけです。

忍が冬子の半生を漫画にしたいと思い立ったあの瞬間は鳥肌が立つほど感動しちゃいました。

「これだったんだ。」

今まで忍が迷って苦しんで耐え続けた末に見出した一つの答。

それはこれから描こうとしている作品を作るためだったのです。

勝手にそんな解釈をしてまるで取りつかれたように作品を描いている忍の姿につい感情移入してしまったのです(汗)

今となってはこの『シジュウカラ』の何もかもが好きだ♪

こういう大人が本気で入り込んで感動したりモヤモヤしたりできる漫画が非常に少ない分、

いざ出会ってしまうと何回だって読み返せる楽しみがある。

今は忍が誰のアドバイスも受け入れずに描き上げようとしている『誰にも聞いてもらえなかった物語』がヒットすることを願うばかりだ。

あと余談ですが、

忍の元夫・洋平がとんでもないことになってしいまいましたね…(汗)

あの結末はまったく想定外の展開で、笑えるやら呆れるやら憐れだわで、

まさにクズ夫・洋平にふさわしい末路だったと思います。

彼はほんとにプライドだけが高くて心も頭も弱い人間だったんだな~(汗)

「やっぱり忍は別れて大正解だ!」

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