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春雷と恋わずらい【ネタバレ4話】恋の花咲く大チャンス♪

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著者:ma2

『春雷と恋わずらい

4話の感想と解説です♪

みなみとの合作で作った手作りケーキを櫻井に”ア~ン”して食べさせてドキッとする華。

するとその直後にトツゼン櫻井が華を抱きしめてきて…。

そんな驚きのシーンで幕引きとなった3話のお話ですが、

あれは櫻井が華に初めて素直な想いを表した行動だったのか…?

敦に華のことで挑発されて櫻井の気持ちが高ぶってしまったがゆえの大胆な意思表明なのか…?

それに3話のラストシーンで櫻井が心の中で呟いた、

{あと一年で…できることなら…}というセリフがすごく気になる…(汗)

「今回のお話で櫻井と華の亡くなった母親との関係性が少しだけ分かります…。」


3話の解説と感想はコチラです♪
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春雷と恋わずらい【ネタバレ4話】恋の花咲く大チャンス♪

恋の花咲く大チャンス

「目 覚めた!わかる…!?」

高熱で意識を失っていた櫻井が目を覚ますと、ホッとした表情の華とユキの顔があった。

昨日もともと風邪気味だった櫻井は、その後に体調が悪化して、

華からケーキを食べさせてもらった時にはすごい高熱が出ていたようで、

華に寄りかかっていく状態でそのまま意識を失ったのです。

なので3話のラストシーンに描かれた”ラブシーン”みたいに映った櫻井と華の光景は、

単に櫻井が風邪で倒れたという肩透かしのオチでございました…(汗)

ちなみに櫻井の風邪はユキからうつされたものだ。

なにかと厄介な後輩です…。

華はユキに仕事を休んで風邪を治すよう言って自宅に帰らせると、

自身は学校を休んで櫻井の看病に徹することを決めました。

幸いにもそのことで反対しそうな櫻井は病気だ♪

惚れた男への献身的な看病は、ある意味で恋の花咲く大チャンスとも言える。

華の中にそこまで打算的な考えはなかっただろうが、

自分のできる限りのことをして一日も早く櫻井が元気になることを願うばかりの華です。

それに…なによりも弱っている櫻井の色っぽい大人の魅力に”メロメロ”になっている…(汗)

弱る櫻井のセクシーな姿は今の華にとって刺激が強すぎるようだけど、

そんな状態で大丈夫か…華よ…?

思い出の中華がゆ

ユキを自宅に帰して約30分後、

「櫻井…桃の缶詰買ってきたよ…食べる…?」

更に30分後…

「スポーツドリンク飲む?」

また更に30分後…

「櫻井…汗拭こうか…?」

それから20分後…

「櫻井…熱どう…?」

と…華が櫻井の寝室に入ってきたところでついに櫻井がギブアップした…(汗)

「必要だったら声かけますから!」

華は櫻井から入室を禁じられます。

確かに今の櫻井にとって一番必要なのはしっかりと睡眠を取ることです。

人の看病などしたことがないお嬢様育ちの華には、どうやって病人を看病すればいいのか分からない。

{こんなはずじゃなかったのに…。}

まったく櫻井の役に立てずガックリ落ち込む華でした。

そんな中…やっと落ち着いて眠れるようになった櫻井は、

夢の中で華の母親・美月みくに、体調を崩した櫻井が”中華がゆ”を作ってもらった光景を観ていました。

当時の櫻井は叔母さんの家に居候していたようで、

なのかと先輩である華の父親と母の世話になっていたようだ。

詳しい事情はよく分からないが…。

とりあえず華の母親・美月と櫻井は姉と弟のような関係性だったことが伺えます。

その後…華からの干渉もなくなり、たっぷり睡眠をとって熱が37.6度の微熱レベルまで下がった櫻井は、

キッチンで櫻井に食べさせようと作ったお粥の失敗作を前にして固まっている華のもとへ行き、

生前に美月に作ってもらった”思い出の中華がゆ”を自分で作り出すのです。

その時に美月との懐かしい思い出話を華に聞かせる櫻井の表情を見た華は、

亡き母に”嫉妬”する自分の恥ずかしい気持ちにまた落ち込んでしまい・・・


 

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4話の感想まとめ

やはり3話のラストシーンには肩透かしの”オチ”が待っていました…(汗)

あの日、櫻井が風邪気味だったという時点で、確かにあの展開は想像できましたが、

高熱で意識を失う間際に櫻井が心の中で呟いた、

{――できるものなら…。}

というセリフの意味がすごく気になりますね。

できるものなら自分が華と結婚して幸せにしたいという意味なのか、

それとも…高校を卒業してもまだ華の世話係を続けたいという、どこまでも親目線での思いなのか…?

櫻井の心情はまだ分かりかねます。

「どうなんだろう…?」

あと…ようやく少しだけ明らかになってきた櫻井の背景と、華の母親・美月みくとの関係性。

美月が体調を崩した櫻井に中華がゆを振る舞っていた時のエピソードで、

櫻井が華の父親のことを星野先輩と呼んでいたことから、

華の父親・太陽たいようは櫻井とは先輩・後輩の関係性だった事が分かりました。

当時、美月は女子高生の格好をしていたので、二つ年下の櫻井は中学生くらいだったのかな…?

その頃の彼は叔母さんの家に居候していたということですから、

両親とは死別しているのか、それともほかの事情でそういう暮らしをしていたのか…?

まだ櫻井に関しての個人情報が出そろっていないので分からないことが多い…(汗)

今回のお話で分かったことは、櫻井は先輩の奥さんである美月のことを姉のように慕っていたという事実です。

櫻井が華に美月との思い出を語っている際に、

何度も美月に中華がゆをねだったという話しをしていましたから、

学生当時から華の両親夫妻とかなり親交の深い間柄だったと推測できます。

特に櫻井は美月と仲良しっぽかったです。

なんたって華が自分の母親に嫉妬しちゃうくらいですから…(汗)

今回の一件では、自分が女性として圧倒的な”ポテンシャル不足”だと痛感した華。

お嬢様として何不自由なく育ってきた自分のいかにも軽くて薄っぺらい恋心が、

いみじくもあつしから指摘された”絵空事”とというフレーズに合致していたわけで、

恋に恋をしていた華としては、一つ大人の階段を登った苦い経験をしましたね。

こういう挫折や失敗を次へ生かして人は魅力ある大人に成長してゆくのです。

他人の立場に立って物事を考えられる心の根の優しい華ちゃんなら、

きっとこの先、魅力あふれる大人の女性に成長していけるはずだ。

大らかで笑顔の可愛かった母・美月のように…。

「何事においても豊富な人生経験が大切です。」

あっ…!

ここまで4話の感想を綴ってきて大事なポイントにいま気づきました。

そういえば華の母親・美月は若くして病気で亡くなっています。

1話の中で病床の美月から櫻井が華のことを頼まれていたシーンがありましたが、

その時、明らかに頭の毛を剃毛していた美月がいました。

髪の毛が抜け落ちてしまう治療はおそらく”抗がん剤治療”だと思われますので、

美月が侵されていた病名は何かしらの『癌』という事になる。

となると…癌には遺伝性があるから、もしかするとその事を櫻井がずっと心配しているのかもしれない。

だとすればあの日、高熱で気を失う寸前に櫻井が心の中で言った、

{できるものなら…}というセリフは、

華が美月と同じ病気を患ってしまう可能性を心配しての言葉だったのかもしれない…(汗)

あくまでも勝手な想像でしかないけど、妙に気になります。

サイト主のまるしーとしては病魔に侵される華ちゃんだけは見たくない!

ma2先生どうかお願いします」

華ちゃんをお守りください。

 

>>>『春雷と恋わずらい』5話の解説と感想はコチラ♪

 

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