
著者:ma2
『春雷と恋わずらい』
ちょっぴりヤンチャで天真爛漫な女子高生・星野 華は、
色々とワケあって33歳のクールなワケありオトナ男子に夢中だ…!
しかも…その男性とは「お世話係」と「お嬢さん」という歪な関係性で複雑に入り組んでいる…(汗)
自分の世話係の不器用かつ不愛想な年上男性に恋をした華は、
自分のことをまったく一人の女性として扱ってくれない世話係に不満を抱きつつ、
いつかそんな彼のハートを射止めてやろうと心に誓っているわけですが、
当の櫻井は華を立派に成長させることに全力を注いでおり、
ある時期から毎日のようにプロポーズしてくる華の言葉をいつもの挨拶くらいにしか思っていませんでした。
こんな距離感が激バグりな年の差15歳のじれったい恋のストーリーが幕開けでございます…♪
「ヒロインの華ちゃんと櫻井のすれ違いながら思い合う歪な関係性なんとも言えないキュンだ…!」
見どころはムズキュン
今回はサイト主のまるしーが大ファンな漫画家さんの一人、ma2 先生の最新作【春雷と恋わずらい】のご紹介です~♪
人気の電子コミックレーベル『コミッククリエ』で連載がスタートしたばかりの年の差ムズキュンLoveストーリーなのですが、
2024年01月24日より、国内最大級の電子書籍サイト『コミックシーモア』で先行配信がスタートしました!
もちろん配信が始まった当日に3話まで読破させてもらったまるしーですが、
読み終わった最初の感想といたしましては、
「既視感のある設定なのになぜこんなに面白いの…?」
と…率直にそんな感想を持ちました…(笑)
なにせ相変わらずma2先生の描く登場人物たちが個性的かつ魅力のあるキャラばかりで、
物語の設定としては、ホントよくあるようなお話しなんですけど、
世界観がやっぱり”ma2ワールド”なので新鮮な気持ちで楽しめちゃうわけです♪
というか王道系のストーリーだからこそ、ma2先生の描く作品で読めてラッキーという感触のほうが近いですね。
これから詳しく内容の解説や感想をじっくりマッタリと綴っていくわけですが、
まず…
まるしーが本作を現時点で配信されている3話までで感じた『春雷と恋わずらい』の見どころは、
天真爛漫なヒロインの華ちゃんと、不器用寡黙キャラな櫻井さんとのワケアリでハートウォーミングな関係性ですね。
親代わりで面倒見てくれた櫻井のことをいつしか男性として好きになってしまった華ちゃんと、
大恩あるオーナー夫妻の大事な一人娘の面倒見ているという大きな責任感を抱きつつ、
純粋にまっすぐな気持ちで慕ってくれる華に対して、時に実の娘を心配する親の気持ちで華と接し、
時には恋人のような距離感で華とじゃれ合う櫻井の”ムズキュン”な関係性がたまらなく萌える♪
櫻井さんの無骨で融通の利かない華への愛情表現が妙に女心をくすぐったりなんかして…。
「まったく読んでて飽きない!」
そしてそして…
なにより最終的にはma2先生が作り上げるハートウォーミングな中に少しのシニカルな要素を含んだワールドが最高なのです♪
だから一度読み始めたらハマること請け合いです…。
漫画を読んでニタニタしたい方はぜひ試しに読んでみて下さい♪
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春雷と恋わずらい【ネタバレ解説】年の差15歳のムズキュン!
1話:絶賛マジ恋中
主人公はこの日18歳の誕生日を迎えたイマドキの天真爛漫な女子高生・星野 華ちゃん。
彼女は目下33歳のクールで寡黙な櫻井というおっさんに”絶賛マジ恋中”であり、
この日も彼に「結婚しよ…櫻井」と…自分から求婚していました。
花の女子高生からプロポーズされちゃう櫻井というおっさんは、
華が14歳の頃に母親を病気で亡くし、忙しく仕事で海外を飛び回る父親に変わって彼女の世話係を務めてきた人物で、
華の父親が経営するガールズバーの店長をしているのです。
要するに華は親代わりに面倒見てもらってきた家政夫さんのような存在に恋をした上に結婚まで望んでいるのです。
もちろん15歳も年下で我が子のように面倒を見てきた華は、櫻井にとって恋愛の対象になるはずもなく、
ましてや大恩あるオーナー夫婦の大事な娘さんに恋愛感情を抱くなどありえないわけで、
毎日のように求婚してくる華の言葉など、ただの挨拶としか受け取っていないのが現状でした。
しかし…そんなまったく自分のことを女性として認識しようとしない櫻井に対し、
いつかはその親目線的な彼の意識を”恋人目線”に変えてやろうと心に誓う華がいたのです。
2話:華と櫻井の距離感
櫻井から誕生日にもらった水晶のペンダントをつけてルンルン気分な華ですが、
あくまでもそれは親代わりで娘に贈ったプレゼントという位置づけで少しだけモヤっとしていた。
そんなある日のこと、いつもなら仏滅の日に車で学校まで迎えに来てくれる櫻井が、
外せない仕事があるということで、ホスト崩れの部下・ユキが迎えに来ることとなりました。
その事が原因で華は担任教師から反省文を書かされる羽目になるのですが、
それとは別でちょっとした事件が起きちゃうのです。
華が悪いわけでもユキが悪いわけでもないんだけど、
今回はちょっと怖くて厳しい櫻井の一面が垣間見えたことと、
華と櫻井の距離感がバグっているところが見ものです♪
あの距離感は果たして親子なのか恋人のそれなのか…?
3話:恋のライバル宣言
今回は華に密かな恋心を抱いている同級生・月森 敦が、
明らかに華との距離感がおかしい櫻井に嫉妬して”恋のライバル宣言”しちゃうというエピソードです。
華には学校でいつも仲良くしている百瀬 みなみと月森がいて、
今回はその二人が華の誕生日を祝うために星野家へやってきたのですが、
百瀬が買ってきたバースデーケーキにロウソクが付いていないことが分かり、
華と百瀬が連れ立ってロウソクを買いに行くこととなったのですが、
その間に月森と櫻井と家で二人きりになった月森が、
ここぞとばかりに今まで不快に思っていた櫻井の華に対する恋人のような接し方を批判し始めたのです…。
確かに月森くんが本気で華のことが好きなのだとすれば、
櫻井と華の距離感には嫉妬しちゃうわな~(汗)
4話:星野家と櫻井の関係
3話のラストシーンでは、意味深な心の声を呟きながら華を抱きしめていた櫻井ですが、
その後のちょっと残念な”オチ”と、大いに空回りしている華の恋する奮闘劇や、
これまで明かされていなかった星野家の両親と櫻井との関係性や、
櫻井が学生時代に過ごしていた複雑な家庭環境などが少しだけ描かれています。
特に学生時代の櫻井と華の母親・美月とのまるで”姉弟”のような親しい絆には、
櫻井と結婚したいと願っている華の恋心に大きな影を落とすこととなります。
それほど星野家と櫻井の関係は複雑で縁深いものだったわけで…。
今回の4話では、今まで知りたかった櫻井の過去が少し垣間見れた内容でしたが、
ただ…これで新たな疑問が生まれたという一面も無きにしも非ずだ…(汗)
とりあえず櫻井の普段は見れない姿を見た華が”メロメロ”になる様子が可愛くてしょうがないです♪
5話:自立した女性
熱を出した櫻井の看病どころか、お粥さえまともに作れない自分の未熟さを痛感した華は、
受験生でなおかつ学校のテスト前という時期にもかかわらず、
櫻井の嫁に相応しい”自立した女性”になるんだと息巻いてアルバイト探しを始めました。
今の自分に必要なのは社会勉強だと思ったからです。
友人の百瀬と月森から心配されつつ華はいくつかアルバイトの面接を受けるのですが、
ことごとく不採用の返事が届いてしまうのです…(汗)
なぜ華はどこのお店にも雇ってもらえないのか…?
その理由は明白でした。
華が有名な星野グループのご令嬢だからだ…。
そのことに気づかずテスト期間に入ってもなおアルバイトの面接を受けまくった華は、
結果…バイトは見つからずテストの点数は散々なものになってしまい・・・
6話:初めてのアルバイト
なんだかんだあって最終的には月森が働いているファミレスで初めてのアルバイトをすることになった華。
今回に至っては反対をせずに華を温かく見守っていくことにした櫻井でしたが、
初めて経験するファミレスでの労働で疲労困憊している華が心配でしょうがない。
バイトを始める前はちゃんと学校の勉強と両立するという約束だったのですが、
始まってみれば案の定バイトでかなりの”HP”を消費する華は学校での授業中はもちろん熟睡しまくりで、
そのうえ家に帰ってきても毎日ヘロヘロになってすぐに就寝するという有様でした。
そんな中…桜井が仕事で大阪に出張へ出かけることとなって・・・
7話:二人きりのデート
人生で初めてアルバイト報酬を手にした華には、そのお金の使い道をあらかじめ自分のなかで決めていました。
日頃の感謝を込めて”家族”に使う予定なのです。
もちろんその家族の中には櫻井が入っていますし、華は父親への贈り物を買うと言う理由で、
櫻井に”買うモノ一緒に選んでよ作戦”を仕掛けてちゃっかり二人きりのデートに持ち込みました。
もう~この回の華がやることななすこと全てが可愛くてしょうがない♪
デート当日、それらしくするために現地で待ち合わせをしてワクワク・ドキドキしながら待っていた華の前に現れた櫻井。
ん…?
櫻井…?
華が櫻井に買い物当日の服装はスーツ以外のカジュアルな格好にしてくれとリクエストしたこととはいえ、
明らかに人目を引く異様なオーラを放つ櫻井そこにいたのです…(汗)
さて…華の想い人は一体どんなファッションで待ち合わせ場所にやって来たのでしょう…?
8話:高校最後の体育祭
母方の祖父母とオンライン通話で、華の体育祭を観に行けなくなったと祖母から伝えられた華。
理由は最近手術をした祖父の体がまだ万全な状態でないからということなので、
いつも体育祭では祖母が作ってくれる“おいなり”さんを楽しみにしていた華ですが、今年はお預けということになりました。
華の高校最後となる体育祭を観に行けない祖父母に代わって、今年は櫻井が完璧に華の雄姿をビデオカメラに納める役を担っています。
そして体育祭当日。
保護者の中で圧倒的な存在感を放ってハンディカメラを構えている櫻井がいました。
彼の華に対する親心を想像するに、華に関するどんな些細なシーンも見逃さないぞという意気込みなのでしょう。
今回の第8話は全編にわたって体育祭の光景が描かれているハートウォーミングなお話でした~♪
9話:花火大会と小テスト
にぎやかだった体育祭が終わり、気づけば季節はすっかり夏!
華にとって「夏」といえば、毎年楽しみにしている地元の花火大会ですが、でも今年は、来年に控えた大学受験のために【夏期講習】に励む予定。
…とはいえ、18歳の夏に見る花火は、一生に一度きりの特別なもの。
できることなら、JK最後の花火大会を櫻井と一緒に過ごしたい…!
そこで華が考えたのは、夏期講習の前期終了後に行われる小テストで平均8割以上を取ること。
この条件をクリアできたら、櫻井と別の地域の花火大会に行く――そんな自分への挑戦を決意します!
そして、その約束を櫻井も受け入れてくれました。
ここから華の猛勉強がスタート!
やがて迎えた小テスト当日、これまで努力を重ねてきた華は全力で挑みます。
そんな中、華の頑張りをそばで見守っていた櫻井は、彼女のために“特別な浴衣”をこっそり用意していて…?
果たして、小テストの結果は――!?
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『春雷と恋わずらい』の感想まとめ
サイト主のまるしーが、本作の著者・ma2 先生のファンになったきっかけは、
先生の人気作『私たちが恋する理由』を読ませて頂いてからのことで、その後に『目の毒すぎる職場のふたり』を読んでさらにハマり、
今ではかなりディープなma2ファンな一人でございます♪
今回初めてma2先生のことを知った方もいらっしゃると思うので、ざっと軽くまるしーが本作の著者であるma2先生のプロフィール的なものを紹介させていただきます。
まずma2というペンネームから外国人作家さんというイメージを持たれた人がいるかもしれませんが、
かなり高い確率で日本人の方だと思います。
加えてペンネームのma2は、”まつ”と読みます。
まつは限りなく外国人ではないですよね…(笑)
その他、まるしーが調べたところによると、ma2(まつ)先生は、北海道でお暮しになっている女性の漫画家さんで、
もともとはイラストレーターとして活動されていましたが、40歳を過ぎてから漫画家に挑戦したことをご自身のSNSでポストされていました。
なぜma2先生が40代で漫画家に挑戦することとなったのか…?
それはma2先生の人生に大きな出来事が起きたからですが、ココから先はかなりプライベートな部分になりますので、
もし興味のある方はma2先生の運営されている X(https://x.com/ma2_siva)をご覧ください。
さて…
まるしーはma2先生の作品がものすごく大好きで、読んでいるといつも幸せな気持ちになるのですが、
恐らくその理由は、ma2先生ご自身の生き様に共感し、リスペクトしているからだと思います。
40歳という年齢で漫画家として活動されたこともそうですが、
それまでの波乱万丈な人生を乗り越えてこられて今があるという事実。
そんな先生の生き様が全て反映されている柔らかくも力強い線の絵柄がたまらなく好きなのです。
「線には人柄が滲み出ます。」
特にまるしーが一番最初に読ませていただいた、『私たちが恋する理由』という大人のオフィスラブをテーマに描かれた作品は、
すごくリアルな男女の心の機微が繊細に表現されて描かれた物語で、
これまで何度も就寝前に読ませていただいているし、今でも気が付くと読んでいます。
何度読み返しても新鮮な気持ちで楽しめるのがma2先生の作品であり、最大の特徴だ。
「何と素晴らしいコストパフォーマンス♪」
さらに続いて読んだ『目の毒すぎる職場のふたり』は、ma2先生が以前勤めていた職場をイメージして描かれた漫画家としてのデビュー作で、
趣味は”推しの巡回”というご本人の特性がそのまま生かされたユーモアたっぷりの面白い作品でした♪
俗にいう「フィーリングが合う」というのはこういう事なのかなと思うのですが、
先生の作品を読んでいると、登場人物たちの言動や行動にすごく共感する部分が多く、
物語に出てくるその時々のシュチュエーションに違和感のないセリフが添えられ、加えて矛盾のない行動が描かれています。
無理やり強引に持っていくドラマチックな展開がないところがすごく読んでいてしっくりするし心地がイイ。
なのでまた気持ちよくなりたいから何度も読み返すわけです。
今回の『春雷と恋わずらい』も特に奇をてらった無理のある設定ではなく、
今となっては年の差身分違いの王道となったともいえるアルアル設定のラブストーリーなのですが、
ma2先生の味付けで読むとこれまで読んだ作品とはまた違った味わいで新鮮に読むことができる。
いや…ma2先生の作品でこういう年の差ラブを見たかったと思えるストーリーなんだと思う。
主人公の華ちゃんや櫻井さんの掛け合いがこれまたスゴくまた面白くてじれったくて…。
いつしかガッツリ華ちゃん推しになりながら彼女の恋を応援しているまるしーがいる。
今作でまたひとつma2コレクションができてすごく嬉しい♪
ここまで『春雷と恋わずらい』の解説をご覧いただいてもし興味を持たれた方は、
ぜひ本作と合わせてma2先生の他作品も読んでみて下さい!
心の芯まであったかく幸せな気持ちになるのは、『私たちが恋する理由』で、
ついついニヤニヤしながら読んでしまう面白い作品が『目の毒すぎる職場のふたり』です♪
そしてこれからドンドンと面白くなってくるのが今回紹介した『春雷と恋わずらい』でございます。
全ての作品がテーマや面白さの種類が異なる内容ですがホントに全部それぞれに面白いです♪
『コミックシーモア』で試し読み
今、紹介した『春雷と恋わずらい』は、
テレビCMでもお馴染みの電子書籍のコミックシーモアで絶賛配信中のコミックでございます♪
コチラのお店はサイト主のまるしーもよく利用するお店で、
何と言っても面倒な会員登録しなくても、いろんな漫画が立ち読みできちゃうのがありがたいです♪
ひとしきり興味があるコミックを試し読みしたあとに続きが読みたい作品に出合ったら、
その時に初めて無料の会員登録をして課金すればいいだけです♪
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商品のラインナップは最新のコミックから不朽の名作までバランスよく取り扱っていますし、
漫画以外にも小説、雑誌など広範囲に商品が取り揃えられています♪
なので…
漫画や雑誌をスマホやタブレットで読んでいる方なら会員になっていて損はないお店だと思いますよ~♪
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