結婚して二年になる子なし共働きの夫婦のドロドロ不倫愛憎劇が痛い…！
著者：とらふぐ/左藤いすみ
『ワタシ以外、全員不倫』
かつて大好きだった職場の上司がある日トツゼン海外転勤したと思ったら、
さらにそのすぐ後にその上司と男にだらしない同期のOLが婚約したことを知ってショックを受けるヒロイン。
失意の中にいたヒロインはその時優しくしてくれた同僚の男性社員と結婚するが、
それから2年後…まさかあんな泥沼の展開が待ち受けていただなんて！
「とにかく読んでいてイライラとモヤモヤが半端ないほど最高の不倫ドロドロな愛憎劇の世界でございます♪」
『ワタシ以外、全員不倫』の見どころ
サイト主のまるしーが大好きなとらふぐ先生が原作を担当された”不倫ドロドロ漫画”が連載スタートです♪
過去に何作ものとらふぐ原作漫画を読ませて頂きましたが、もれなく全部面白かったです。
そんな大ファンのとらふぐ先生が、今回はかなりエッジの効いた不倫ドロドロ作品をリリースされたとあっては、
「読まないわけにはいかない！」
そこで早速1話を読んでみると、最初からワクワクする愛憎劇の伏線がたくさん散りばめられていて、
すでに1話を読み終えた段階ではもうドハマりしている始末でございます（笑）
「当たり前ですがやっぱりとらふぐ作品にハズレはない！」
今回もキッチリと人間の欲深く薄汚い本性を存分にさらけ出したえげつない物語が期待できそうです♪
さて…
そこで『ワタシ以外、全員不倫』の見どころですが、
どちらかというと見どころという概念ではないかもしれませんが、
主人公の瑞穂（みずほ）のセリフであろう思われる本作タイトル「ワタシ以外、全員不倫」というワードと、
実際に瑞穂がこれからとってゆく行動との整合性がとれているのかという部分がまるしーは気になってます。
ワタシ以外という点が特に気になっているのです。
現に瑞穂はかつて大好きだった上司との再会に心が揺れまくっているうえに、
自分の夫がすでに同僚のいけ好かないOLと浮気していることまで知っているのだ。
そんな最悪状況の中でいまだに自分に好意を寄せてくれる上司と一線を越えてしまわずにいられるのだろうか？
「人妻として貞操は守れたのか？」
本作のタイトルからすると、ヒロインの瑞穂は浮気をしていないと謳っているわけです。
その部分が本作においてかなりキモとなる部分ではないのかと考えています。
あとはもう不倫愛憎劇が大好物の読者ならトキメク展開が目白押しのストーリーって感じですね（笑）
細かいことは考えずに他人の下世話なもめ事を大いに楽しみましょう♪
特にドロドロ愛憎劇に目がないという方は是非お見逃しなく♪
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ワタシ以外、全員不倫【ネタバレ全話】これぞドログロな夫婦の愛憎劇！
| 1話 | 2話 | 3話 | 4話 | 5話 |
| 6話 | 7話 | 8話 | 9話 | 10話 |
| 11話 | 12話 | 13話 | 14話 | 15話 |
1話：浮気疑惑
主人公の紺野 瑞穂（こんの みずほ）30歳は、大手の化粧品会社に勤める既婚女性だ。
彼女の夫は同じ会社に勤めている同期の真一（しんいち）であり、
2年前に結婚をしてからまだ二人の間に子供は授かっていない。
普段はお互いに会社員としてバリバリ働いているワーキング夫妻です。
そんな夫婦にある転機が訪れた。
ある日のこと、最近めっきり瑞穂によそよそしい態度をとっていた真一の浮気疑惑が発覚した。
なんとその相手というのが瑞穂の同僚OL・森村 理子（もりむら りこ）30歳だったから心中穏やかではない。
しかも…
その理子はかつて瑞穂が大好きだった上司の宇崎 誠（うざき まこと）と婚約している立場の女性なのです。
宇崎は現在ニューヨーク支店へ赴任中なのですが、そんな最中に真一とのきな臭い関係が持ち上がったのです。
さらに…
そんなタイミングでニューヨーク転勤期間を終えた宇崎が日本へ戻ってくることになった・・・
2話：プロジェクトリーダー
会議で新たなプロジェクトリーダーに抜擢された瑞穂が、
なんと…
ニューヨークから帰って間もない宇崎のサポートを受けて仕事を進めていくこととなりました。
宇崎と久しぶりに再会した瑞穂の心に彼への想いが少しだけ再燃する。
だが…
宇崎の婚約者である理子がこれ見よがしに瑞穂をけん制する態度をとってきます。
嫌味な女だ。
そんな中、新たなプロジェクトで一緒に働きだした瑞穂と宇崎が、
二人きりで日帰りのドライブ出張へ行くこととなりました。
この一件で心穏やかでないのは瑞穂に異常なまでのライバル心を見せている理子でした。
3話：日帰り出張
二人きりで日帰り出張に向かった瑞穂と宇崎のことで危機感をあらわにする理子。
どうやら彼女には瑞穂と宇崎を二人きりにさせたくない理由があるようだ。
ここでハッキリしているのは真一と理子が瑞穂の疑った通りに不倫関係にあったことだ。
瑞穂と宇崎が日帰り出張を恙なくこなしている陰では、一緒になってヤキモキしている真一と理子の姿がありました。
こいつら二人は仕事ができない典型な社員（汗）
一方…そんなこととは露知らず、瑞穂と宇崎は順調に仕事を終わらせてゆきます。
やがて無事にその日の仕事を終えて帰路についた二人に思わぬアクシデントに見舞われます。
なんと…
車で帰る途中の道路で崖崩れが発生し、二人は大渋滞に巻き込まれてしまうのです・・・
4話：好きだった
渋滞中の車内でついに宇崎は瑞穂のことが”好きだった”とカミングアウトしたのですが、
その「好きだった」という過去形の言い回しにガッカリ肩を落とす瑞穂。
そんな彼女を見た宇崎は衝動的に瑞穂を抱きしめました。
えっ…!?
瑞穂は抱きしめられたことで今でも宇崎は自分のことが好きなのではと直感し、
なぜ理子と婚約したのかを尋ねるも苦しそうに表情を歪めた宇崎が事情は話せないと答えた。
何か話せない理由があるのだろう。
一方…
出張中の瑞穂と宇崎のことが気になってしょうがない理子が仕事から自宅に帰ってくると、
車椅子に乗った弟・悠斗（ゆうと）が理子を迎えた。
どうやらこの弟が宇崎と理子の婚約に大きく関係しているようです。
その後…瑞穂と宇崎との関係はそれ以上はなにも進展することなく、
翌日には宇崎が瑞穂を自宅まで無事に送り届けたました。
すると…血相を変えてマンションの玄関口から飛び出してきた夫の真一は・・・
5話：手遅れのような悲壮感
宇崎と瑞穂が出張から戻った日から、明らかに真一の様子がおかしい。
宇崎とは結局なにもなかったのですが、真一にはまったく信用してもらえず、
夫の態度にはどこかすでに手遅れのような悲壮感が漂っているのです（汗）
確かに宇崎との出張でお互いに心の中ではまだ好きだと言う気持ちを共有したし、
瑞穂の本心は今でも宇崎の胸の中に飛び込んでいきたい気持ちがあることは間違いない。
それはもちろん宇崎も同じ思いでいるはずだ。
でも…今の瑞穂は人妻で、宇崎はこれから別の女性と結婚する予定の男だ。
｛不倫なんて絶対に許されない！｝
そんなことは当たり前に理解しているけれど、
ただ…
宇崎のことを思うと込み上げてくる感情を抑えることに必死な瑞穂は・・・
6話：清廉潔白
その日、ウエディングドレスの試着にやって来た理子は、
これ見よがしにSNSで幸せな様子を投稿して瑞穂に見せつける。
執拗なまでに瑞穂へ牽制をかけてくる理子の行動に、
瑞穂も宇崎とは必要以上に接触してはいけないと分かっていつつもモヤモヤする気持ちは収まらない（汗）
一方の宇崎も、理子との結婚を決めたことにまだ迷いがあるようで、
もちろん迷いの原因は瑞穂とのことだ。
明らかに心の奥底では求めっている二人。
そんな二人の様子を近くで興味深く観察している新庄部長がいた。
2人がいつ本能の赴くままに行動し始めるのか…？
そのタイミングを今か今かと待ち構えているのです（汗）
だからと言って新庄部長に瑞穂と宇崎を積極的に引っ付けようとする気はない。
表向きは”清廉潔白”を装っている瑞穂と宇崎が、
ただの愛欲に溺れる男と女であることを自分の目で確かめたいだけだ。
そして…今の瑞穂と宇崎はそれをギリギリのところで踏ん張っている状況なのです…（汗）
7話：真一の歪んだ愛情
口では否定しつつも、瑞穂の心が宇崎に傾いているとしか思えない真一は、
昨日までの辛辣な態度から一気に方向転換して、にこやかな表情で瑞穂をディナーデートに誘います。
瑞穂はいきなりコロッと態度が変わった真一に違和感を覚えつつも、
夫婦が仲直りするためのいい機会だと思いなおして素直に夫からの誘いを受けることにしたのですが、
真一としては、ある目的をもって瑞穂との食事をセッティングしたわけです。
その目的とは…妻の気持ちがまだ夫である自分に向いているのかを確認する作業でした。
結果…真一が予想していた通りの残念な瑞穂の”反応”が現れてしまったわけです（汗）
もちろん真一の意図などはまったく知らない瑞穂です。
だからこそ明らかに自分ではなく宇崎に気持ちが向いていると確信した真一。
そこでついに真一の歪んだ愛情が暴走して瑞穂に襲いかかります（汗）
彼はその瞬間…越えてはならない人としての一線を踏み越えてしまったのです！
さて…瑞穂の身にいったい何が起こったのでしょう…？
8話：妻を監禁
どうやら真一は宇崎への嫉妬に狂い過ぎて別のステージに行ってしまったようです。
もはや正攻法では瑞穂の気持ちを繋ぎとめることができないと悟った彼は、
とんでもない手段に打って出た！
睡眠薬で瑞穂を眠らせ、自宅の部屋に外鍵を付けて”妻を監禁”したのです（汗）
ああ～行くところまで行っちゃった！
さらに…
それから真一は会社に妻が”適応障害”になったとウソの報告をして、
長期戦を見込んだ上の本格的な瑞穂に対する実行支配を始めたのです。
もちろんトツゼン瑞穂が適応障害になったとは思えない宇崎はそのことを疑うのですが、
職場の上司と部下という関係性でしかないだけに、
他人様の夫婦関係のことで必要以上に干渉することはできません（汗）
だけど…
どうする宇崎？
9話：救出
真一から瑞穂を”監禁”している事実を聞いた理子は、
真一の行動がかなりヤバいフェーズに達していることに危険を感じたものの、
自分と宇崎の関係においてはプラスになるだろうと考え直してほくそ笑むのです。
そんな中、依然として仕事に復帰しない瑞穂のことが心配でしょうがない宇崎は、
ある総務部の女性職員から、瑞穂に関する気がかりな情報を聞いて居ても立ってもいられなくなり、
理子の激しい制止を振り切って瑞穂が監禁されている自宅へと向かいました。
やがて紺野家のマンションに到着した宇崎は、
ベランダの窓をぶち破って部屋へと侵入すると、そこには衰弱した瑞穂の姿が…（汗）
「瑞穂…もう大丈夫だ。」
床に倒れ込んでいる瑞穂を素早く抱き起こして”救出”しようとした宇崎ですが…。
10話：宇崎さんを愛しています
ここへ来て2時間サスペンスドラマのような激しい展開に入ってきました…（汗）
瑞穂を助けに来た宇崎は、刃物を持った真一と揉み合いの末に腹部を刺され、
そのまま救急車に搬送されてなんとか一命をとりとめます。
事件現場から逃亡を図った真一はその後、妻の不倫相手を刺した言って自ら警察に出頭して逮捕されました。
それを受けて警察から事情を聞かれた瑞穂は、あっさりと宇崎との”不倫関係”を認めたのです。
それは…自分のために大きな犠牲を払った宇崎への愛を貫く覚悟のようなものであり、
意識を取り戻した宇崎に対して瑞穂は自分の気持ちをハッキリと伝えます。
「宇崎さんを愛しています」
いろんな意味で瑞穂が宇崎への想いを表面化させた事実は大きい。
恐らくこれから瑞穂には社会的な制裁と理子からの激しい攻撃が待っていることだろう…（汗）
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『ワタシ以外、全員不倫』の感想まとめ
この物語のキーパーソンとなる重要な人物は、やはりヒール役の森村 理子です。
彼女の活躍次第で本作の面白さが2倍にも3倍にも跳ね上がってゆくと思います。
不倫愛憎劇というドラマは主人公である悲劇のヒロインに嫌がらせをする悪女キャラが、
どれほど卑劣か、どれだけクズ人間で憎たらしいかによって面白さの深みが変わって読み終わりのスッキリ感に差が出てきます。
サイト主のまるしーがこの感想を書いている時点では最新話の3話まで読み終わっている段階ですが、
理子という女性のキャラはなかなか良い卑劣で狡猾なクズ女のオーラを漂わせています♪
そもそも瑞穂の旦那を誘惑して浮気してる時点で最低クズ女の資格は十分ありなのですが、
とにかく主人公・瑞穂に対する執着がすごくて、
いったい理子と瑞穂の過去に何があったの？と思わせるくらい理子が瑞穂を嫌ってるんです。
「なんでだろう？」
まるしーが想像するに、恐らく仕事ができて男性にもモテる瑞穂への妬み嫉みからくる劣等感が理由なのではないだろうか。
てだ…
こういう理子みたいな女狐に恨まれたらほんと厄介な事になる。
なにも悪いことをしていない瑞穂からすると交通事故に遭ったようなもんです（汗）
他人から受ける負の感情のダメージってすごくメンタルを破壊してきますからね。
「瑞穂が不憫だ。」
あと…
明らかに不自然な状態でニューヨーク支店へ転勤した宇崎 誠の存在だ。
恐らく彼は婚約者である理子のことを疎ましく思っている。
彼女を愛していないこなし見ていてすぐに分かった。
なので…宇崎が理子と婚約した経緯にはなにかどうしようもない理由があるはずなんです。
そしてその理由こそが本作のタイトルにも関わってくる重要な部分なんだと思う。
これから一体誰と誰がくっついて、誰と誰が別れての愛憎劇が繰り広げられてゆくのか？
本当に主人公の瑞穂は宇崎と不倫関係にならないのか？
タイトルにある”全員”とは誰の事なのか？
いろんな部分がまだまだベールに包まれていて今のところ期待しかない面白い内容でございます。
「さすがとらふぐ先生だ♪」
もちろん作画を担当されている左藤いすみ 先生の絵もストーリーにバッチリとハマってます。
だからこそ面白く読ませてもらえるのだ♪
【追記1】
7話まで読んできてサイト主のまるしーが、
「なんだコイツ…!?」と。一番ムカついているのが宇崎 誠です！
この男は日本に帰ってきてからず～っと何してるの？
どっち付かずの未練たらしい態度がホント皆に迷惑だ（汗）
「大嫌い！」
【追記2】
10話で遅すぎた行動とはいえ、宇崎が男になりました♪
そして瑞穂も自分の立ち位置をハッキリさせました。
この二人にしてはすごく頑張った一連の行動だったと思います。
「なので二人のことは応援したい♪」
あとは理子との大きな問題が残っているけど、足の不自由な理子の弟がネックになりようです。
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