
『闇大公様を攻略します!』で気になるのは、虐げられてきた令嬢が救われるかどうかだけではありません。
悪女として知られるアイシャと、恐れられる「闇大公」。
まだ会ってもいない二人は、どちらも相手を“噂”でしか知りません。
実際に顔を合わせたとき、その印象は変わるのか。
1話は、まさに二人の関係が始まる直前で終わります。
アイシャはなぜ「悪女」として闇大公へ嫁ぐのか
闇大公ヴァレンフォードのもとへ嫁ぐアイシャは、周囲から「悪女」だと思われています。
しかし、その評判は彼女自身の行動から生まれたものではありません。
両親を亡くしたあと、叔父一家のもとで使用人同然に扱われてきたアイシャ。
さらに従妹イザベラの問題行動まで彼女の仕業として皇帝に伝えられ、本当のアイシャとはかけ離れた「悪女像」が作られてしまいます。
そんな彼女に皇帝が命じたのが、ヴァレンフォード大公への嫁入りでした。
目的は、大公の信頼を得て、その内情や皇室に有利な情報を探ること。
つまりタイトルにある「闇大公を攻略する」とは、最初から恋愛として彼を落とすことではありません。
病弱な弟ジョシュを守りたいアイシャに、命令を拒むという選択肢はない。
こうしてヴァレンフォードのもとには、実際の彼女を知らないまま、「悪女アイシャが嫁いでくる」ことになるのです。
闇大公が抱くのは「あれが……悪女?」という違和感
1話ではまだ、アイシャとヴァレンフォードは顔を合わせていません。
けれど読者は、二人が出会う前からひとつだけ知っています。
ヴァレンフォードが聞かされている「悪女」と、ここまで見てきたアイシャは、どう考えても噛み合わない。
だから気になるのは、実際のアイシャを見た彼が、その噂を信じ続けるのかです。
そして彼女と接したヴァレンフォードが抱くのは、
「あれが……悪女?」
という違和感。
ここから面白くなるのは、いきなり恋が始まるからではありません。
悪女だと聞かされていた相手を自分の目で見て、「聞いていた話と違う」と気づき始める。
その最初のズレこそ、無料1話の先を読みたくなる理由です。
では「恐ろしい闇大公」という噂は本当なのか
アイシャについて広まっている「悪女」という評判は、実際の彼女とは大きく食い違っています。
なら、もう一つ気になってきます。
ヴァレンフォードについて聞かされている「闇大公」という人物像は、本当にそのまま信じていいのか。
皇帝から警戒され、恐ろしい人物として知られるヴァレンフォード。
アイシャもまた、そんな噂を通してしか彼を知りません。
つまりこの二人は、悪女と闇大公という互いの評判を先に知った状態で出会うことになります。
アイシャの噂が実像と違っていたように、ヴァレンフォードにもまだ見えていない一面があるのか。
本作で見届けたくなるのは、ただ二人が恋愛関係になっていくかどうかだけではありません。
噂ではなく、自分の目で見た相手をどう判断していくのか。
王道の「不遇令嬢×恐れられる大公」という組み合わせでも、その過程を二人の側から追えるところに、本作を読み進める理由があります。
悪女と闇大公、本当の相手を知るところから見届けたい
悪女だと聞いていたのに、どうも違う。
では――「闇大公」の噂も、本当にそのまま信じていいのでしょうか。
二人が相手を見る目は、ここからどう変わるのか。
『闇大公様を攻略します!』はコミックシーモア先行配信です。
