著者:遠山えま
『容疑者Aの花嫁』
手に汗握るラブ・サスペンスミステリーな展開に、1話から早くも釘付けになります♪
主人公・羽菜(はな)は夫に先立たれた上に、実家では妹夫婦に虐げられる毎日を過ごしていました。
やがて…なんとかその苦しい日常から逃れたいという一心から、
自身が尊敬する有名画家との再婚を決意したのです。
しかし…その相手がとんでもない人物だったのです!
なんと…羽菜が再婚した相手の男性は、警察から”容疑者A”とされている危険人物だったのだ(汗)
物語の冒頭からエロティックなミステリーオーラ満載の内容に、
「もう~痺れまくりです♪」
もくじ
『容疑者Aの花嫁』の見どころ
今回は去年の8月に『ベツフラ』で連載がスタートした遠山えま先生の最新作『容疑者Aの花嫁』の紹介でございます♪
なんと…
この話題作がまんが王国で先行配信されていたので秒で課金しちゃいました(笑)
実はこのマンガ、”ベツコミマニア”の友人から、面白いマンガだと以前から聞いていたのですごく興味があった作品なのです♪
それがまるしーの常用してるまんが王国で読める上に、今は1話無料キャンペーン中なので、
すごくお得な形で初対面を果たしたのです♪
まずもって1話の内容が全49ページもあって110円というコスパに驚きました!
ましてや著者が今や実力も人気も一流な遠山先生が描いた新境地のストーリーというわことで、
「もはや期待しかない話題作なのです!」
もちろんサイト主のまるしーは、初回5話の配信分を一気読みさせていただきました(笑)
すると…
「やっぱり友人の言った通りメチャメチャ面白かったです♪」
ドロドロの愛憎劇が何よりも大好物なまるしーにとっては、完全にどストライクな内容です。
もともと『ベツコミ』や『ベツフラ』の少女漫画系コミックをあまり読まないまるしーだったので、
ベツフラ枠の作品でここまでエロに攻めた遠山先生の挑戦と編集者のガッツには拍手ですね♪
遠山先生の作品ってホント一定の偏りがないですよね。
いつもさまざまなジャンルに挑戦されていて素晴らしい漫画家さんだと思います。
こういう常に進化されている漫画家さんは大好きで尊敬します♪
さて…
ここでその遠山先生がまた新たなジャンルに挑んだ『容疑者Aの花嫁』の見どころですが、
やはり…読んでいてハラハラ・ドキドキするラブ・ミステリーな展開と、ちりばめられた伏線の数々、
そして…主人公・羽菜(はな)と有名画家・蒼井との息詰まる危うげな恋愛ストーリーでしょうか。
その他にも義弟の禁断の関係とか、妹との激しい確執とかいろんな愛憎劇の要素もあるのですが、
とにかく人間関係ドロドロの愛憎劇がお好きな方にはお勧めの作品です♪
まぁ~騙されたと思って一度1話を試し読みしてみてください♪
きっとまるしーの言ってることが分かって頂けると思います。
普通に絵は綺麗で変な癖もないですし、そのうえシナリオは最高だし、
今のところ何も文句の付け所がない面白い内容なので、
「安心して遠山ワールド没入してゆきましょう♪」
『容疑者Aの花嫁』の立ち読み♪
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容疑者Aの花嫁【ネタバレ全話】再婚した夫は連続殺人鬼の芸術家!
1話 | 2話 | 3話 | 4話 | 5話 |
6話 | 7話 | 8話 | 9話 | 10話 |
11話 | 12話 | 13話 | 14話 | 15話 |
16話 | 17話 | 18話 | 19話 | 20話 |
1話:連続殺人事件の容疑者
主人公の羽菜(はな)は、夫を亡くしてから実家に身を寄せる生活を送ってきましたが、
同居する妹夫婦との関係で大きな悩みを抱えていました。
なんと…妹・陽菜(ひな)の夫である健吾と”禁断の関係”になっていたのです(汗)
ただ…その関係は健吾から一方的に凌辱されたような形で始まり、今もまだ続いている。
そんなことだから羽菜と陽菜の姉妹関係は最悪なもので、
陽菜はいつも羽菜のことを”出戻り”と罵倒しては姉を忌み嫌っていたのです。
そりゃあ耐えられない日々だわ…(汗)
そんなある日のこと、アルバイトで働いている美術館の館長から、見合いを勧められた羽菜は、
数々の賞を受賞した若き天才画家・蒼井重瑠(あおいしげる)と再婚することになったのです。
彼と会った初日に羽菜が蒼井との結婚決めたのは、
どうしても陽菜と健吾がいる実家でこれ以上暮らしたくなかったからです。
そして蒼井もまた、結婚する理由は身の回りの世話をしてくれる女性を求めていただけなので、
お互いに結婚する動機は少し異なるものの、条件的には理想的な相手だったわけです。
ただ…
この時の羽菜は知らなかった。
夫となる蒼井が過去に3人の妻がいたことと、
蒼井がその3人の妻たちを殺した連続殺人事件の容疑者であることを・・・
2話:青髭
蒼井の捜査を担当する刑事から、蒼井が3人の妻が殺された事件の容疑者Aだと聞かされ大きなショックを受ける羽菜。
しかも…警察ではその事件の内容がグリム童話の『青髭』と酷似しているため、
警察では彼のことを”青髭”と呼んでいるらしいのです。
なんと…警察がそこまで蒼井を犯人として捜査しているのであればかなりヤバい状況だ(汗)
刑事から話を聞いて恐ろしくなった羽菜はその翌日、蒼井がまだ眠っている隙に屋敷から逃げ出します。
しかし…
妹夫婦がいる実家には戻れないし戻りたくもない(汗)
どこにも行く当てのない羽菜が行き着いたのは亡き夫が眠るお墓でした。
だが…そこで彼女を待っていたのは絶対に会いたくなかった人物の一人である健吾でした・・・
なんで彼が…!?
3話:蒼井と暮らす地獄
結局…陽菜と健吾がいる実家で暮らす地獄よりも、蒼井と暮らす地獄を選択した羽菜。
その事で刑事の健吾が蒼井の逮捕に執念を燃やすことになるのだがが、
実際に蒼井との夫婦生活が始まってみると、想像していたよりも遥かに穏やかな生活で、
蒼井は羽菜にすごく優しかったのです。
いつしか羽菜は本気で蒼井のことを好きになっていました。
そんな中、蒼井の描いた絵が賞に入選した知らせが届き、
羽菜は妻として蒼井と共に授賞式に付き添う事となったのだが・・・
4話:熱い口づけ
授賞式の最中でついに蒼井への想いを伝えた羽菜。
二人は人に隠れて熱い口づけを交わします。
その後、なんと授賞式の会場に刑事として健吾が現れました(汗)
彼は正式に蒼井逮捕を目指す捜査チームに加わったようで、
羽菜は健吾から過去に蒼井が受賞した絵は、全て惨殺された妻たちの絵であったことを聞かされ、
次は自分が4人目のターゲットとなることに戦慄を覚えるのです(汗)
すると…
ショックを隠せない羽菜を健吾は優しく抱きしめ、彼女の耳元で「戻って来なよ」とつぶやいた・・・
5話:熱いベットシーン
健吾から蒼井の話を聞かされていよいよ人生の決断を迫られた羽菜は、
しばらく一人でゆっくり考えるために授賞式の会場から離れて最寄り駅へと向かった。
しかし…そこで運悪く仕事帰りの陽菜とばったり鉢合わせして、いつもの罵倒が羽菜に飛んできた(汗)
このあと…羽菜と蒼井の心を結びつける劇的な展開が待っていたのですが、
そこは割愛して、二人はその後仲良くご帰宅して、初めての熱いベットシーンを繰り広げます♪
果たして…羽菜は蒼井に殺されてもいいという決断に至ったのか…?
6話:妻としての覚悟
今回は羽菜が蒼井の妻としての覚悟が見えたエピソードでした。
ベットの上で初めてたっぷりと濃密な愛を交わし合った羽菜と蒼井。
二人はその日、本当の意味での夫婦になりました。
そんな記念すべき日の翌日、健吾と上司の女性刑事が羽菜の前に現れて、
蒼井の犯罪を立証するための捜査協力を頼みに来たのです。
果たして…
羽菜は警察からの協力要請を引き受けるのか?
7話:クロッキー帳
羽菜が見つけた蒼井が隠し持っていたとされるクロッキー帳を見つけました。
それはたまたまの偶然だったのですが、なんとそのクロッキー帳の中には、
歴代の妻たちが亡くなった直後らしき生々しい”死体”のデッサンが描かれていたのです(汗)
まさに健吾らが言っていた通りの物証が出てきてショックを受ける羽菜でしたが、
もちろん彼女はこのことを警察に通報するつもりはなく、
蒼井の立場を悪くするクロッキー帳の処理に思い悩んでしまうのです・・・
8話:叶江と康太の死の真相
夜道で暴漢に襲われていた羽菜を救った健吾は、
亡くなった羽菜の元夫・康太が生前に浮気している画像を羽菜に見せました。
すると…羽菜の顔色が大きく変わった!
なんと…
康太の浮気相手の女性は、蒼井の3番目の妻・叶江だったのです!
えっ…!?
一体どういうことなの?
ここで羽菜の脳裏にちらついたのは康太と叶江の死に蒼井が関わっているのではという疑念だ。
消えてはまた浮かんでくる夫への疑惑に再び心が大きく揺れる羽菜でしたが、
彼女は意を決して叶江と康太の死の真相を調べ始めました。
9話:交換条件
健吾に抱かれる代わりに警察の内部情報を提供しろと”交換条件”を突きつけた羽菜。
それほどまで蒼井を愛しているのかと苦々しく思う健吾であったが、
彼はその条件を承諾しました。
さっそく健吾は上司の月島刑事からの厳しい監視の目を潜り抜けて、
羽菜に提供するために警察の内部資料をスマホに収めて持ち出そうとする。
一方…
人妻である自分が例えそれが夫のためだったとはいえ、
他の男性に体を提供する約束をしてしまったことへの罪悪感に押しつぶされそうになる羽菜は・・・
10話:離婚届
健吾と自分の身体を引き換えに蒼井の情報を提供してもらう契約を交わした羽菜でしたが、
その翌日に羽菜はトツゼン蒼井から離婚話を切り出されてしまうのです!
理由は羽菜が蒼井のことを詮索しすぎたからでした。
愛する夫のことを全て知りたいと願った純粋な羽菜の想いは、
結果的に蒼井には通じなかったということか?
少なくともその時の羽菜はそう判断するしかなかった。
やがて…
蒼井から突き出された”離婚届”を握りしめて家を出て行った羽菜ですが・・・
11話:世界が敵になっても
フルフェイスのヘルメットを被った黒ずくめの人間に襲われた羽菜を救ったのは蒼井でした。
しかし…羽菜を逃がした後にスタンガンで攻撃された蒼井は、
次に蒼井が目を覚ましたのは病院のベットであり、意識を取り戻した彼の傍らには羽菜がいました。
蒼井が3人の妻を殺した犯人じゃないと知って心からホッとする羽菜でしたが、
その逆に蒼井は再び妻が殺されそうになった惨劇に深く傷ついていたのです。
自分さえ羽菜を愛さなければ襲われる事はなかった。
そう言って自分を責める蒼井。
そんな彼に対して、
「世界が敵になっても私はあなたを信じます!」
と…今の偽らざる気持ちを言葉に出して伝える羽菜。
すると蒼井は3番目の妻だった叶江も同じセリフを言ってくれたと語り出して・・・
12話:揺るがない
蒼井の告白を聞いた羽菜は、過去の連続殺人事件の犯人が蒼井ではないことを確信するとともに、
これからは何があっても蒼井を信じる気持ちは”揺るがない”と心に誓いました。
そんな中、入院中の蒼井が羽菜の身を案じて取ってくれたホテルの部屋に向かうと、
そこに待ち構えていたのは健吾でした(汗)
彼は蒼井の事件と関係する”証拠”を手に入れたと言ってきて、
その証拠を提供する条件としてまたもや羽菜の身体を要求してきたのです。
蒼井が犯人ではないと確信した今となっては、一日も早く夫の疑いを晴らしたい。
その強い思いが羽菜に蒼井を裏切る行動へと誘います。
羽菜は健吾が持つ証拠を手に入れるために健吾へ自分の肉体を差し出す覚悟を決めた・・・
13話:重要な証拠
いつもは乱暴に羽菜の肉体を蹂躙していた健吾が、
この日はなぜか慈しむように羽菜の身体に触れて、本気の告白までしてきた。
なぜそんな事を…?
だがその時です!
二人は何者かが仕掛けた爆弾によって大きな被害を受けます…(汗)
咄嗟に爆発から羽菜を庇った健吾は重傷を負って生死の境を彷徨い、
瀕死の健吾から連続殺人事件に関する”重要な証拠”を託された羽菜は、
二つあった証拠のうち、まず一つ目のUSBに記録されたデータを開いてみたのです。
するとそこには驚くべき人物の映像が…(汗)
14話:犯人の名前
モニターに映し出されたUSBの映像は、生前に撮影したもと夫の康太でした…(汗)
そこで康太はこれまで羽菜が全く知らなかった彼の”正体”を語っています。
なんと…康太は羽菜には普通の会社員だと伝えていたが、
本当の職業は”探偵”だったのです!
しかも…
死ぬ間際まで蒼井が容疑者とされている連続殺人事件について調査していたようで、
康太が生前に蒼井の3番目の妻である叶江と会っているあの画像は、
叶江が康太に連続事件の犯人に結び付く証拠を渡して調査を依頼した際の画像だったのです。
驚くべきことに康太は動画の中で連続事件の”犯人の名前”を残していました。
さらに…動画の最後に康太からあるメッセージを伝えられた羽菜は・・・
15話:最高傑作
ついに犯人を知った羽菜はすぐに蒼井が入院している病院へ駆けつけ、
驚く蒼井に二人で一緒に憎き犯人へ”復讐しましょう”と同意を求めるのです。
もちろん蒼井としても羽菜の意見に異論はなく、
そこから二人はこれまで蒼井が描いてこなかった「愛」に満ち溢れた描くことで、
殺人を犯してまで蒼井に「死」を描かせてきた犯人へ復讐しようと考えたのです。
蒼井は秘密裏に病院から退院し、蒼井の熱烈なファンであるセレブ家庭の大豪邸で匿われ、
そこで羽菜をモデルにした「愛」の作品を誰にも邪魔されない環境で描くことに心血を注ぎこみました。
それから3か月後…
これまで犯人が蒼井に描かせてきた「死」の絵ではない、
『Aの花嫁』という題名のウエディングドレスに身を包んだ羽菜をモデルにした”最高傑作”が完成しました!
すると…
蒼井の新作完成に関するニュースをTVで見ていた真犯人は、怒り狂った末にある行動に出た…。
ついにこのあと犯人の正体が分かります。
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『容疑者Aの花嫁』の感想まとめ
これまで遠山先生の作品を読んでこられた読者が、
この『容疑者Aの花嫁』読んだとしたら、絶対に遠山作品だと気づかないほどに、
これまで先生が描いてこられた作品とは全くカラーが違います。
もともとあるジャンルに特化して作品を描くタイプの漫画家さんでないことは存じ上げていましたが、
これほどまで今までの作品と振れ幅のある内容を描かれていることには驚きの一字です(汗)
「凄すぎる!」
しかも…これまで何冊もドロドロ愛憎劇作品を好んで読んできたまるしーをここまで夢中にさせてくれるなんて、
「本当に驚きだ。」
遠山先生が持つ漫画家としての底知れない力量には思わず手を合わせたくなります。
改めてまるしーが沼落ちした本作の魅力を紹介すると、
禁断の愛あり、家族の確執あり、ミステリーありで、おまけにサスペンシブで痺れるようなラブストーリーありな、
まるでいくつものテーマが織り交ざったオーケストラ愛憎劇のような厚みのある作品で、
このクオリティーを『ベツフラ』のような少女漫画カテゴリーで連載されていることに違和感さえ覚えてしまいます。
ただ…
一応『ベツフラ』というでデジタル雑誌は、コンセプトが”物語重視”で立ち上げられた雑誌なようですから、
そういう意味では『容疑者Aの花嫁』のようなエロティックなシーンが多めな作品でも、
そのエロさが霞んでしまうくらい中身の物語にインパクトがある作品は、
”物語重視”という雑誌のテーマにはちゃんと沿っているのだろう納得できます。
まるしーは1話の後半で蒼井が羽菜に言い放った、
「この家で生き続けていけるかな?」
というセリフから、それを聞いて反応した羽菜の心の声で、
{息が…また…うまくできない…}と繋がる流れのラストシーンを見て、
「ものすごい鳥肌が立ちました!」
面白にもほどがある(笑)
この1話49ページがなんと110円なのです。
3話から30ページ弱になったりすることもありますが、
間違いなく2話まではコスパ最高な作品であることには間違いない。
羽菜と妹・陽菜との関係。
義弟・健吾との禁断の関係。
そして…容疑者Aの夫・蒼井重瑠との命懸けな結婚生活。
とにかく面白くなる要素がいっぱいだ♪
あと…これは余談ですが、
主人公・羽菜のキャラが苦手なタイプのまるしーだけに、
かなり客観的な視点で本作を楽しめている点においても実に自分と相性がいい作品だと思ってます。
変に主人公に好感を持ってしまうと、内容がドロドロの愛憎劇の場合は、
読み込んでゆくごとに心が辛くなってしまうから、物語を純粋に楽しめなくて厄介なのです(汗)
その点、ヒロインが嫌いなタイプの羽菜ならばその心配はない。
恐らく彼女は一般のモテないまるしーみたいな女が全般的に嫌うタイプだ。
なので…
「結末までじっくり楽しませてもらいましょう♪」
そうです。
まるしーは性格が悪い(笑)
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今、紹介した
『容疑者Aの花嫁』は、
『まんが王国』で先行配信中のコミックです~♪
このお店は、電子コミックサイトでは老舗のコミックサイトで、
サイト管理人のまるしーがいつも利用してるお店の一つです♪
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他のコミックサイトでは読めないレアな作品も数多く扱っているし、
こういうサイトは押さえておいたほうがイイですよ~♪
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