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宝石の娘と異能の王子【ネタバレ15話】ベールに包まれた出生の秘密!

著者:村上私/万衣花

『宝石の娘と異能の王子

15話の解説と感想です♪

エヴァンによる決死の大活躍で無事に悪徳町長は御用となった。

それによってクルーフォーグの町民たちから、アンナとエヴァンは厚い信頼を得ることになり、

エヴァンが第一王子だということも彼らに信用してもらえました。

そんな中、エヴァンがアンナのことを”宝石の娘”だと確信する出来事が起こるのです!

一体なぜエヴァンは不思議なタイミングでそこに気づいたか?

そして…いま解き明かされてゆくアンナにまつわる出生の秘密。

義母ローズにとんでもない過去の恐ろしい疑惑が持ち上がった!

「もしかしてアンナが生まれた時にはすでに決まっていたシナリオだったのか…?」


14話の解説と感想はコチラです♪
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宝石の娘と異能の王子【ネタバレ15話】ベールに包まれた出生の秘密!

ベールに包まれた出生の秘密

エヴァンの大活躍のかげで悪徳町長が無事に御用となりました。

これによりアンナとエヴァンはクルーフォーグ町の救世主となり、

エヴァンが第一王子であることも町民たちの間で共通認識となった。

ひとまず最大の危機を脱したアンナとエヴァンですが、

そんなタイミングでエヴァンがこれまでアンナに抱いていた可能性について”確信”を持つのです。

それは…

アンナが間違いなく本物の”宝石の娘”という確信でした!

なぜそう思ったのか?

アンナがピタリと天気予報を的中させる能力を持っているこが分かったからです。

これは確実に宝石の娘が持っているとしか思えない特殊能力なのです。

「お前は宝石の娘だ!」

真剣な表情でアンナにそう告げるエヴァンの言葉に、

アンナはもとより回りにいたアレンや町民たちからどよめきの声が上がる。

ここからアンナのベールに包まれた出生の秘密が紐解かれてゆくのです・・・

ローズに対する疑惑

「私が…宝石の娘…?」

とんでもない事を言い出したエヴァンの言葉をにわかには信じられないアンナ。

回りにいた町民たちも大きく動揺している。

エヴァンはそこからアンナが宝石の娘である理由を詳しく皆に説明してゆくのです。

エヴァンの解説は疑いようのないくらい正確な情報と理屈が展開され、

アンナがほぼ間違いなく”宝石の娘”だと信じるに足るエヴァンの真実味がある説明でした。

ただ…

そこで浮かび上がってきたのがアンナの義母・ローズの恐ろしい人間性である。

もともとアンナがまだ母親のお腹の中にいた頃、

何らかの事情でローズと生まれたばかりのフィオナは、スカーレット家に身を寄せていました。

当時アンナの母親とローズは友人関係であり、

恐らく困っていたローズ親子をアンナの母親が自宅に住まわせて面倒を見ていたのでしょう。

その時の状況はなんとなく兄のアレンが記憶していました。

問題はココからだ!

ある時、産み月を迎えていたアンナの母親が、トツゼン破水を起こして産気づいたのです。

その際、側にいたローズが単独でお産に立ち会ったのですが、

その数時間後…

アンナは無事に生まれたが、母親は帰らぬ人となった。

それからほどなくして、

ローズはスカーレット家の後妻としてアンナとアレンの”義母”となったのです。

あの時のお産で一体何が起きていたのか?

ローズに対する疑惑が浮かび上がるのは当然のことだ・・・


 

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15話の感想

ここへ来てようやくエヴァンの中でアンナが”宝石の娘”だと確信できたようです。

「いや~長かった(汗)」

これまで幾多の場面でアンナが宝石の娘だと思われるシーンが出てきましたが、

どれも確信するまでには至らずに、すべて可能性の段階で止まっていた状態でした。

ようやくです。

アンナが生まれたスカーレット家に起こった出来事が、

アンナが本物の宝石の娘だと証明してくれたようなもんですね。

ただ…

始めから想像はしていたけど義母のローズはやはり相当な悪党ですよ。

15話の内容を見た限りでは、ほぼ確実にアンナの母親はローズに殺されている。

そうにしか見えない(汗)

だってお産のタイミングで母体を死に追いやるなんてことはたやすいことでしょう。

「立ち会ったのもローズだけですし。」

あと…

アンナだけを生かしたのは、フィオナの将来を見越しての事だったのだろうか?

もし…

アンナが母親の能力を受け継いでいるとしたその能力をフィオナに利用できると考えたとか…?

それはちょっと考え過ぎかな?

ローズからすればすでにスカーレット家にはアレンという立派な跡継ぎがいて、

例えアンナを殺したとしてもフィオナが家督を継ぐことはできない。

でもアンナの母親さえ殺しておけば後妻に収まって何とでもなると考えた。

それに…もし母子ともに殺してしまえば、ローズが責任を追及をされる可能性が高い。

生まれたばかりの赤ん坊ならば、これからローズ自身が育てていくワケだから、

いくらでも思い通りの娘に洗脳することだってできると考えたのであれば、

ローズがアンナを無事に誕生させた理由は十分に理解できますね。

とにかく、

ローズにとってはアンナの母親が破水したあのタイミングが、

自分の人生を変える絶好のタイミングだったのです!

彼女はそのチャンスを見事に勝ち取ったわけだ!

実に豪胆で野心に溢れたローズの生き様ですが、

肝心かなめとなるフィオナの教育を怠ったことが、

ローズにとって最大のアキレス腱となり、今後の偽り人生に大きな足枷となった(汗)

今のままではきっとフィオナは宝石の娘を演じ通すことは不可能でしょう。

ローズはアンナを感情的に嫌い過ぎて戦略を間違えてしまったのです。

フィオナを宝石の娘としてジルに嫁がせるのならば、

常にアンナをフィオナの側に置いておかなければいけなかったのです。

実際に宝石の娘はアンナなのだから、その人間を排除してしまっては、

そこからどうやってフィオナに能力があることを証明できるというのか…?

「策士が策に溺れるとはこの事だ。」

これからローズとフィオナが辿る王宮での生活はかなり危険な妻渡となるでしょう。

「すべて二人の自業自得です。」

だが…

ローズは自分を助けてくれた恩人の友人を殺す悪徳非道な人間です。

今後もどんな手段を講じても生き延びようとするでしょう。

そんな相手に対してアンナとエヴァンはどう対抗してゆくのか?

とりあえずエヴァンがアンナの事を”宝石の娘”だと確信してくれたので、

これから先はいろいろと話がスムーズに進んでいきそうだ♪

「ここまでが長かったな~(汗)」

まずは大きな問題がひとつ解決してホッとした♪

 

>>>『宝石の娘と異能の王子』16話の解説と感想はコチラ♪

 

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