『この男、優良物件につき 』
3話のあらすじ解説と深堀り感想をねっとり綴ります。
3話の見どころ
衝撃の寝取られから一転、救いの手が…!?
わずか数日で夫も家も奪われた主人公の妻・梓（あずさ）。
クレクレ義妹の恵梨香は「妻の座をちょうだい!」と言い放ち、狂った義母は「宗吾さんをあげなさい」と追い打ちをかける。
すると洗脳されたように離婚を切り出す夫に、梓の心はもはや完全に崩壊寸前状態です！
そんな絶望のどん底に沈む彼女に対して、意外な人物が救いの手を差し伸べるのです。
それは普段から厳しいクールな上司・七瀬課長で…!?
1話の衝撃的なラストシーンから一体、梓にどんな地獄展開と予期せぬ人物の救いがもたらされたのか？
2話の注目ポイント
- 冷酷無比な氷の上司だと思っていた七瀬課長の素っ気ないけど根っこは優しい人柄に注目です！
- クレクレ義妹に洗脳されて妻の職場まで押しかけて、離婚を懇願する操られ過ぎのクズ夫の愚かさに大注目です！
- 気になる、気になる、全てを奪い取ったと思った矢先に現れた義姉の救世主は誰だ？恵梨香の梓に向けた凄まじい略奪欲はいったいどこからきてるのか？
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3話のネタバレありな深堀り感想
3話の登場人物
- 春見 梓（はるみ あずさ）
飲み会で酔いつぶれ、苦手だった上司・七星課長の家に泊めてもらう。そして翌日、会社で夫から凸を食らいます。 - 春見 宗吾（はるみ そうご）
とにかく恵梨香にゾッコン状態で早く一緒になりたい一心で梓の会社に凸して離婚を懇願する狂人。 - 恵梨香（えりか）
計画通りに義姉の夫と住む家を奪い取った。すべての黒幕はこの女。 - 七瀬（ななせ）課長
押し付けられる形で酔いつぶれた部下の梓を自宅に泊め、彼女を襲うこともなく、成り行きで不幸過ぎる部下の騒動に巻き込まれてる一見クールなお人好しイケメン上司 - 義母
どうでもいいから早く恵梨香に宗吾さんをあげなさい！変わらない義妹ファースト！
酔いつぶれた部下を介抱する七瀬課長の真の優しさ
「何もかも忘れてしまいたい」
そんなズタボロの精神状態で酒を飲みまくった挙句に酔いつぶれて、実はナイスなクールガイだった七瀬課長にお持ち帰りされた梓。
これは普通に社会人として大失態です。
会社の飲み会で酔いつぶれた挙句に、上司に世話を焼かせるなんて、 セクハラ目的のエロ親父上司だったらヨダレものですが、七瀬課長は女性に不自由しないイケメンのハイスペック男子なので、既婚者女性の部下を自宅に泊めるのはリスクでしかありません。
そんな危険を冒してまでスマートに自宅で梓を介抱してあげた七瀬課長は、一見するとクールで冷たい印象を相手に与えるタイプですが、その中身は人情味のある人格者だったわけです。
そんな男性に成り行きだとはいえ、優しく迎え入れてもらった梓はさすがに「キュン」となってしまいました。
一方、この時点で七瀬課長の梓に対する感情は「厄介なお荷物」でしょうが、恐らく何かあったのだろう既婚者の部下をぶっきらぼうながら気遣う彼は、真に優しい人間なのだと思います。
出がけに家の鍵を部屋に置いて、梓を起こさずに出社した彼の配慮、そしてピカピカの家の中を見れば、彼がそこそこ潔癖症で他人が家にいることをあまり好まないタイプだということが分かります。
それでもなお梓を助けた七瀬課長の優しさは、本物です。
梓よ、そろそろ自分の責任と向き合おう
しかしここで一つ、率直に言わせていただきたいことがあります。
自分一人で色々なことを抱え込み、その問題に対処する実力もないのに、やがて破綻して誰かに迷惑をかける
「梓にはそういう傾向が見られるのです。」
彼女が抱えている問題のほとんどは彼女の責任から被った被害ではありません。
しかし、例え夫と大喧嘩になろうと、義妹と義母を自宅になんか上げなければよかったのです。
「こうなることは十分に予想できたのなら」という話です。
結局のところ梓は、自分から不幸を迎えに行っているとしか思えません。
だって、見ているとクレクレ義妹と義母は明らかにまともな精神構造ではないし、意思の疎通もできないモンスターです。
それを全て分かっていて梓のとったあの行動ならば、読者としては「いっそ全部奪われてしまえばいい」と思ってしまうのです。
ただ、今回は七瀬課長というナイスガイが梓の味方になってくれたわけで、こういう善い人に迷惑がかからない行動をとって欲しいと切に願います。
例え会社の部下とはいえ、あれだけの配慮をしてくれた彼の優しさをちゃんと理解して、深い感謝の気持ちが見える行動に徹して欲しいのです。
会社に凸ってきたバカ夫と、次なる本命モンスター
ほら、言っているうちに恵梨香からドップリと洗脳された間抜けな夫が会社に凸ってきました！
自分が浮気しておいて、しかも妻の妹と自分の家のベットで浮気しておいて離婚を要求してくる、完全に頭の狂った旦那があなたの現パートナーなのです。
こういうカオスなシチュエーションを作り出したのも、全ては義妹を自宅に上がり込ませた梓の責任と言えます。
散らばらしたゴミはちゃんと責任をもって自分が回収しましょう！
今回は幸いにも公衆の面前でヒーローの七瀬課長が梓の加勢をしてくれたおかげで、なんとかバカ夫を撃退することはできました。
七瀬課長が宗吾の自分勝手で非常識極まりない行動を真っ向から否定し、梓に言いたいことを言うよう背中を押してくれたシーンは、まさに白馬の王子様そのもの。
しかし、次に控えるのは本命モンスターのクレクレ義妹でございます。
彼女が七瀬課長の存在を知って黙っているわけはありません。さあ、今度ばかりは大事な恩人に迷惑をかけないようにちゃんと恵梨香と対峙しましょう。
「梓さん、いつまでも理不尽な被害者でいたらダメなのです。」
＞＞＞『この男、優良物件につき』4話のもっと深堀りしたあらすじ解説はこちら
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