赤い髪と金色の瞳を持ってこの世に生まれた少女。
彼女はその国で言い伝わる”魔獣使いの悪魔”として人々から忌み嫌われながら育った。
不運な運命を背負った異能の女性を描いた異世界ラブ・ファンタジーに泣けてくる。
著者:おうせめい
『悪魔と疎まれた私は、天使のような王子の気持ちがわかりません。 』
不幸を呼ぶ容姿を持ってこの世に生まれてしまった由緒あるメジャー家の少女。
この女の子はその不吉な容姿のせいでずっと虐げられながら育ち、
両親から名前さえ与えられることなく馬小屋で家畜のように暮らしていました。
人としてこれ以上ない地獄の日々である。
赤い髪で金色の瞳をしたその少女には”魔獣使い”という特殊な能力があり、
世の人々はその異能をもつ彼女のことを”悪魔”として恐れ忌み嫌っていたのです。
なんの根拠もないのに!
そんな中でたった一人、彼女を手厚くもてなし、専属のメイドとして雇い入れた人物がいたのです。
なんと…その人物は天使のようなルックスを持つ本物の王子様だったのです。
「マイナス100%からスタートする異世界シンデレラストーリーにグッとくる!」
見どころ!
つい最近創刊されたばかりの『シーモアコミックス』から、気になる作品がリリースされました。
『悪魔と疎まれた私は、天使のような王子の気持ちがわかりません』というタイトルで内容がほぼ想像できてしまう異世界ラブ・ファンタジー作品でございます(笑)
内容としては異世界版のシンデレラストーリーという感じなのですが、
とにかくヒロインの虐げられ方が半端なく、悲惨すぎる日常からのスタートで、
「不幸の前フリ具合が凄いです!」
ここまでやるかというくらいヒロインをドン底に追い込んでから満を持して登場する天使系のイケメン王子様。
これはもう続きが気になってしょうがないわけで、
1話無料サービスから間髪入れずに最新話まで一気に課金しちゃいました(笑)
だって…
「普通に続きが気になってしょうがない!」
なにせエヌ・ティ・ティ・ソルマーレが『シーモアコミックス』を立ち上げて一発目に発売した作品です。
かなり編集部で練りに練れた3作品のうちの1作だということが読んでいて分かります。
さらに…
本作の著者・おうせめい 先生はサイト主のまるしーが初めて作品を読ませていただく漫画家さんで、
ちょっと調べてみたところ、今回の作品が初めてのオリジナル連載作品のようなんです。
ただ…新人の漫画家さんだからと言って侮ってはいけない。
フリーのイラストレーターとして活動されてきた方なので画力は凄いです!
特に王子様のキラキラな天使っぷりのキャラが見事に表現されております♪
なので…
まるしーにはある意味で”目の保養マンガ”としての価値を持つ作品でもあるのです。
さて…
前置きが長くなりましたが今回紹介する『悪魔と疎まれた私は…』の見どころは、
徹底的に不幸体質なヒロイン・アイリスがシンデレラになってゆくその過程ですね。
不幸レベルが高すぎるのでその反動としてアイリスが幸せになってゆく経過を楽しめそうなのです。
でも…シンデレラの物語ほどあっさりとしたストーリーではありません。
妬み嫉みドロドロ系のラブ・ファンタジーです(汗)
まだ3話までしか読んでいないのでそれほど多くも語れませんし、重要な部分のネタバレもできないので、
あくまでもまるしーが3話まで読んだ印象と今後の展開を予想することしかできませんが、
主な作品の特徴としましては、ヒロインのアイリスには特殊能力があり、
相手役の第二王子のミハエルもある特殊能力の持ち主だということが重要なキーワードです。
この先、能力者の二人がどんなラブファンタジーな世界を読者に見せてくれるのか?
「色んな意味でドロっとしたねちっこいヒューマンドラマが楽しめそうです♪」
それが今の段階においてまるしーが感じている本作への印象でございます。
『悪魔と疎まれた私は、天使のような王子の気持ちがわかりません。 』の立ち読み♪
↓↓↓コチラ↓↓↓
【全話ネタバレ】悪魔と疎まれた私は、天使のような王子の気持ちがわかりません|不幸と屈辱にまみれたシンデレラ!
1話:魔獣使いの悪魔
主人公の赤い髪と金色の瞳を持って生まれた少女は、
物語の舞台となるグラシュート国で”魔獣使いの悪魔”と呼ばれる不吉な存在として忌み嫌われていました。
なので両親には疎まれて名前さえ付けてもらえず、皆からものすごく虐げられながら育ちました。
彼女が生まれたメイジャー家はそこそこ由緒ある貴族の家柄だったが、
名もない少女は17歳になるまでずっと馬小屋での生活を強いられていたのです。
そんなある日のこと、食料を求めて町に出た少女は、
グラシュート国の第二王子・ミハエルの危機を救って、
彼の専属メイドとして雇われることになりました。
奇跡が起こったのです。
2話:アイリス
まるで天使のようなイケメン王子・ミハエルは名前のない少女に”アイリス”という名前を与え、
それはそれは優しい態度でアイリスに接しました。
彼女の赤い髪と金色の瞳を前にしても全く動じない彼に驚きしかないアイリスだった。
それに…
ミハエルの専属メイドとして雇われたにもかかわらず、
ミハエルからは何も仕事の指示を受けることもなく、ただ姫様のような毎日を送っている生活に、
もはや幸福を通り越して心苦しくなる気持ちでした。
そんな中、アイリスは王宮に来て一番親切にしてもらったメイド長のカリンから、
メイドとしての仕事の手ほどきを受けることになるのですがが・・・
3話:虐げられる運命
実はアイリスの事を憎んでいたメイド長のカリンから王宮裏の倉庫に閉じ込められてしまったアイリス。
やはり自分は人々から虐げられる運命なんだと絶望してしまいます。
そんな中、部屋にアイリスがいないことに気づいたミハエルが彼女を探し始めます。
メイドたちに聞いたり、アイリスを慕う野生の小鳥に案内されてたどり着いた先にアイリスがいました。
彼女はちょうど自力で倉庫から脱出しようとしているところでした。
「アイリス~!」
思わず叫んだミハエルの声に驚いたアイリスは、
そのまま高い場所からミハエルの腕の中にすっぽり落ちていきました。
こうして彼女は無事に救出されたのですが・・・
4話:ミハエルの母・マリア
ミハエルの兄によって見知らぬ森の奥深くへ瞬間移動させられたアイリスは、
そこで古くからグラシュート国を見守っているカワイイ少年の姿をした”精霊”に助けられます。
さらに自分のことを”セイちゃん”と呼んでくれというその気さくな精霊から、
亡くなったミハエルの母・マリアがアイリスと同じ赤い髪に金色の瞳を持っていたことを聞かされ、
決してアイリスは呪われた悪魔などという存在ではなく、
精霊や動物たちと意思の疎通ができる人類にとって非常に大切な存在なんだと教えられます。
えっ…!?
精霊の口から飛び出す話の内容はアイリスにとって衝撃のニュースばかりだ!
5話:ミハエルの不安
兄・ルキウスが持つ転移能力によって再びアイリスが転移されることを恐れたミハエルは、
彼が個人的に借りている別邸にアイリスを住まわせて匿うことにしたのですが、
その後…ミハエルは仕事に忙殺されて数日間アイリスが住む別邸に行くことができませんでした。
{アイリスは一人きりで大丈夫だろうか?}
ミハエルの不安は募ります。
そんな中、兄のルキウスと城ですれ違いざまに言われたセリフに大きく動揺したミハエルは・・・
6話:ルキウスの素顔
ある日、ミハエルが用意した別邸で身を隠していたアイリスの前に精霊のセイちゃんが現れた。
セイちゃんは何やら王宮で騒ぎが起こっている事に心配してアイリスの様子を見に来てくれたのだ。
そこでセイちゃんからミハエルの兄・ルキウスが思っていたほど非情で恐ろしい人物ではなく、
責任感が強くて不器用な一面があるルキウスの素顔を教えてもらうのです。
その後…ミハエルの側近であるアレンや侍女のカリンが別邸にやって来て、
アイリスを秘密裏に別邸から連れ出してミハエルのもとへ送り届けてくれたのですが、
そこで彼女に待っていたのは・・・
7話:婚約者
ルキウスの即位式前の夜会にアイリスを伴ってきたミハエルは、
自分を叱責してきたルキウスにアイリスは自分の”婚約者”だと宣言します。
えっ…!?
あまりの驚きで次の言葉が出ないルキウスでしたが、
もっと驚いていたのはいきなりミハエルに婚約者だと皆の前で言われたアイリスの方でした!
てっきり自分はミハエルの側で仕える使用人になれたと、
そしてそれが何よりの幸せなことだと思っていたアイリスなのです。
これはちょっと二人の間にできた認識のズレを修正しなければいけません…(汗)
8話:ルキウスを狙う暗殺者
ルキウスの即位式に参列していたアイリスは、
テレパシーでルキウスに迫る危険を伝えてきたセイちゃんの声を聞いて、すぐにその事をミハエルに伝えました。
もちろんミハエルは動揺してアイリスに詳しい説明を求めるも、
今は一刻を争う時期だと必死でルキウスの危機を訴えたのです。
アイリスの言葉を信じたミハエルは”ルキウスを狙う暗殺者”を探し始めました!
すると…懐から刃物を取り出して今にもルキウスに襲いかからんとしている男がいたのです(汗)
ココから事態はものすごい展開に入っていきます。
さらに…
やっとアイリスがグラシュート国にとってなくてはならない存在だと言う事が皆に周知されます。
>>>8話の詳しい解説と感想はコチラ♪
9話:ミハエルの婚約者
ルキウスの即位式での一件で、アイリスは”聖女様”という扱いを受け、
セイちゃんは”成獣様”として常にアイリスの傍らにいる状況となり、
ミハエルと結婚する日もそう遠くない穏やかな日々を過ごしていました。
そんな中、
突然アイリスの前にミハエルの婚約者だという女性が現れたのです(汗)
まさか…?
何とも厄介な事態に直面したアイリスですが、
ミハエルさえ知らなかったその婚約者の正体とは一体…?
>>>9話の詳しい解説と感想はコチラ♪
10話:ロゼッタ・キャンベル
いきなりミハエルの婚約者だと名乗りを上げてきた、
公爵令嬢のロゼッタ・キャンベル。
彼女は無茶苦茶な理屈を並べてアイリスにミハエルの婚約者を掛けた勝負を挑んできたのです(汗)
だけど…
ミハエルからするとまったくロゼッタの言い分は非常識であり、万が一にもロゼッタと婚約するつもりなどない。
そのことを丁寧に説明するがどうも引き下がるつもりはないようです。
とんだ災難に遭ってしまったアイリスですが、
彼女としてはミハエルの婚約者としてどんな努力をしてきたのか?
と…ロゼッタから問われた言葉が胸にズシンと響いてしまった(汗)
このあとアイリスは自分がハエルの婚約者だと胸を張って言える存在になるべく・・
>>>10話の詳しい解説と感想はコチラ♪
『悪魔と疎まれた私は、天使のような王子の気持ちがわかりません。』の試し読み♪
↓↓↓コチラ↓↓↓
『悪魔と疎まれた私は、天使のような王子の気持ちがわかりません。』の感想まとめ
今回紹介した『悪魔と疎まれた私は、天使のような王子の気持ちがわかりません。』という作品は、
そのストーリーや設定に既視感がないと言えば正直ウソになります。
自他ともに認めるコミックオタクのまるしーですから、
異世界モノで主人公のヒロインが不遇な生活を送っているなかで、
白馬に乗った王子様がシンデレラにしてくれるというストーリーは数えきれないくらい読んできたわけで、
今回の作品も細かい部分は別にして、過去にすごく話題になったり、
爆発的に売れた異世界ファンタジー作品をオマージュしているような点が所々に見られます。
「それは否定しない」
でもだからと言って本作が二番煎じのB級作品だとは思わないし、
登場人物も物語の背景も全くそれらとは別のモノだから新鮮な気持ちでちゃんとストーリーに入ってゆけます。
要はこういう異世界ファンタジーラブな作品が好きなのかどうかの問題だと思う。
好きなら同じような内容の作品を何作読んでも毎回新鮮な気持ちで楽しめるし、
特に好きでないなら途中で読むことをやめてしまうだろう。
まるしーの場合は好きだから結末まで楽しく読み続けることは間違いない。
あまり漫画を読む習慣がない人たちにとっては、同じような作品ばかりだと思うのかもしれませんが、
これまで他人が聞いたらビックリするくらい漫画を読んできたまるしーからしたら、
その作品ごとに絵の質も空気感も味わいも全く異なるのです。
それは過去に気が遠くなるほどたくさんの漫画を読んできたまるしーだから分かる違いなのだろうか?
今回の『悪魔と疎まれた私は…』にしても、
また新しい設定とキャラクターの異世界ラブが出てきた~♪
というワクワクする感覚で読み始めているのです。
「これって幸せなことだな。」
今まで存じ上げなかった著者・おうせめい 先生の頭の中が見れた感じがしてすごく楽しい♪
漫画家の先生が描く作品には、その先生の人生観やら深層心理や思想みたいなものが、
作中の中のどこかに必ず出ていると思うのです。
それが多い漫画家さんもいれば、極力自分の思想や観念を作中に出さない先生もいらっしゃいます。
ただ…どんな漫画家さんであっても必ずどこかにその人の言葉や考え方だなと思われるセリフや行動が出てくるんです。
そんなシーンに出くわした時、まるしーは漫画を読んでて一番幸せを感じる瞬間なんです。
「この気持ち分かってもらえますかね?」
ついだらだらとくだらない話を長々としてしまいましたが、
要約すると『悪魔と疎まれた私は…』が面白いということでございます(笑)
ストーリーに関する感想やまとめはまたおいおい追記させて頂きます~
今のところはこんな感じで・・・
無料試し読み
今、紹介した
『悪魔と疎まれた私は、天使のような王子の気持ちがわかりません。』は、
テレビCMでもお馴染みの電子書籍のコミックシーモアで絶賛配信中のコミックでございます♪
コチラのお店はサイト主のまるしーもよく利用するお店で、
何と言っても面倒な会員登録しなくても、いろんな漫画が立ち読みできちゃうのがありがたいです♪
ひとしきり興味があるコミックを試し読みしたあとに続きが読みたい作品に出合ったら、
その時に初めて無料の会員登録をして課金すればいいだけです♪
会員種別も月額ポイント制とその都度購入の嬉しい2コースが用意されています。
商品のラインナップは最新のコミックから不朽の名作までバランスよく取り扱っていますし、
漫画以外にも小説、雑誌など広範囲に商品が取り揃えられています♪
なので・・・
漫画や雑誌をスマホやタブレットで読んでいる方なら会員になっていて損はないお店だと思いますよ~♪
『悪魔と疎まれた私は、天使のような王子の気持ちがわかりません。』の試し読み♪
↓↓↓コチラ↓↓↓
>>>コミックシーモア