
『初恋遊女~花街で再会したのは、私を捨てた婚約者でした~』
傷モノ侯爵令嬢の絶望、そして花魁への転身!初恋の人との再会は救済か、それとも復讐か!?
体に残る火傷痕を「傷モノ」と蔑まれ、両親から疎まれてきた志乃。
唯一の心の拠り所だった婚約者からも冷たく突き放され、父の借金と母親の悪行によって遊郭へ売り飛ばされてしまう。
絶望の淵に立たされた志乃が選んだのは、花魁として強く生き抜く道でした。
それから艱難辛苦を乗り越えた1年後、志乃を捨てたはずの辰臣が客として現れ、二人の運命は再び激しく動き出します 。
両親の裏切り、婚約者からの非情な言葉、そして遊郭での立身出世劇。
BL業界の実力者・阿路乃もと先生が描く、美しくも切ない和風サクセス・溺愛ストーリーの幕開けです 。
親の極悪非道な裏切りと、愛する人からの非情な言葉…これは魂を揺さぶる運命の再会を描く、切なくも激熱なラブストーリーです!
大人の女性が夢中になる純粋な愛と因縁が織りなす物語を、ぜひじっくりと読み進めてくださいませ!
『初恋遊女』の魅力や著者の紹介
見どころや魅力
本作の最大の魅力は、秋月志乃の壮絶な人生からの劇的なサクセスストーリーにあります。
火傷痕のせいで両親から邪険にされ、借金のために遊郭に売られるという不幸の連続。
しかし、遊郭という場所が、皮肉にも彼女を虐待から解放し、一人の女性として強く生きる場を与えたというのは、非常に興味深い展開です。
サイト主のまるしーは、特に犀川辰臣が志乃を「あなたはもう、俺の婚約者でも何でもない」と突き放した心無い言葉の裏に、何か深い事情があったと推察しています。
有能な書生だった彼が、志乃を大切に思っていたことは確かであり 、侯爵家への復讐、あるいは志乃を救い出すための計画があったのではないかと想像力をかき立てられます。
そして、本作を描く阿路乃もと先生の繊細な心理描写が、この複雑な人間関係と感情の機微を丁寧に描き出し、先生の確かな作画力とドラマ性の高い物語構成が、読者を一気に物語の世界へ引き込みます。
没落令嬢が遊郭の世界で立ち直る強さと、元婚約者との劇的な愛の展開に激ハマり中なサイト主のまるしーです!
著者:阿路乃もと先生を深堀り
本作の著者・阿路乃もと(あじのもと)先生は、主に創作BLジャンルで活躍する実力派の漫画家さんであり、今回の作品は女性マンガ分野ということで、非常に珍しいリリースとなります。
先生が描く作風の特徴として、繊細な心理描写とドラマ性のある人間関係を軸に、恋愛の機微を丁寧に描く点にあります。
この深みのある表現力が、本作『初恋遊女』の志乃と辰臣の複雑な愛憎劇に、読者が強く共感ポイントとなっていくでしょう。
先生の活動分野は幅広く、商業BL、電子配信作品、そして女性向け漫画の作画と、多岐にわたり、代表作としては、運命に翻弄される恋を描いたドラマチックBL『運命とは言わせない』(freedia comics)、
青春の揺れ動く感情を捉えた『青恋シンドローム』、透明感あるラブストーリー『青のフォトグラム』などがあります。
同人・自主制作では、光と影を描いた人間関係ドラマ『しろくろに染まる』や、切ない恋心を描く『堂々巡り』 などの創作BLも手掛けていらっしゃいます。
BLで培われた感情の機微を深く掘り下げる作風は、女性マンガである本作においても存分に発揮されており、その熱意とこだわりが作品の大きな魅力となっています。
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各話のネタバレ&あらすじ解説・登場人物のまとめ
1話:「傷物」と疎まれる侯爵令嬢
物語の主人公・秋月志乃は、侯爵家の令嬢として生まれながらも、体に残る火傷痕のせいで両親から「傷物」と蔑まれ、使用人たちからもバカにされる日々を送っていました。
特に母親の千代からは冷酷な仕打ちを受け、虐げられる過酷な毎日。
そんな絶望的な境遇の中で、志乃に唯一優しく接してくれたのは、秋月家の書生であり婚約者でもある犀川辰臣(さいかわたつおみ)でした。
辰臣は志乃を心から大切に思っており、志乃をあざ笑う使用人たちに向ける怒りの形相を見れば、彼の想いが本物であることは明らかであり、
志乃もまた、両親や使用人たちからどれほど虐げられようとも、辰臣がそばにいてくれることで、人生の希望を捨てずに生きてこられたのです。
そんなある日、志乃は突然父親から呼び出され、そこで告げられたのは、とんでもない言葉でした。
実はこの非情な仕打ちの裏には、博打好きで貞操観念もゆるい母親・千代が、浮気相手の虎司にそそのかされて企てた、極悪非道な計画があったのです。

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2話:「婚約解消」すべてを失った日
志乃に告げられた父の言葉は、「お前を遊郭に売った」という信じられないものでした。
両親はお互いの思惑のために、婚約者のいる実の娘を遊郭へ売り飛ばすという暴挙に出たのです。
事業で借金を作った父親が、博打で借金を作った妻・千代の口車に乗った結果がこの地獄のような展開でした。
もちろん秋月家の書生である辰臣が、主人の意向に逆らえるはずもありません。
鶴の一声で婚約は即刻解消となりました!
その日のうちに秋月家を去ることになった辰臣は、泣いて追いすがる志乃に「あなたはもう俺の婚約者でも何でもない」という言葉を告げます。
彼の言葉には、この理不尽な状況をどうすることもできない自身の不甲斐なさへの怒りが滲んでいました。
しかし、悲しみのどん底にいる志乃には、そんな辰臣の絶望感など想像する心の余裕はありません。
最愛の人から冷たく突き放されたという絶望感だけが心を支配し、ただ泣き崩れるしかなかったのです。
やがて、すべてを失った志乃は、絶望の中、白々しい演技で娘との別れを惜しむ千代に見送られて「葦原 遊郭」へと旅立ったのです。
3話:花魁・櫻紀との出会い
遊郭『天花屋』の主人は、女衒に金を支払った後に志乃の体に売り物にならない火傷痕があることを知り、「騙された!」と落胆します。
客前に出せない志乃を店の下働きで使うしかないと考えていたその時、店で人気ナンバーワンの花魁・櫻紀(おうき)が現れ、なぜか志乃のことを気に入ったから自分の禿(世話役のこと)にしたいと申し出て、強引に主人の許可を得たのです。
こうして、櫻紀の禿として店の下女ではなく、花魁になるための道を歩き始めることができた志乃は、櫻紀から“しの”という禿名を授かり、正式に遊郭『天花屋』の一員となりました。
なぜ櫻紀が、傷物で名家から堕ちてきた志乃をそこまで可愛がるのか、その理由は分からない。
ただ、志乃は名家の令嬢にはない謙虚さと、逆境に潰されない強さを持つ女性であり、そんな彼女の本質を、女稼業で百戦錬磨の櫻紀が見抜いたのかもしれません。
その後、志乃は櫻紀のもとにいる先輩禿のあやねと、店の用心棒的な存在である仁(じん)という屈強そうな男性を紹介され、それぞれ挨拶を交わしました。
そしてこのあと、さっそく禿の姉さん・あやねから敵意むき出しの態度で接せられ、志乃の遊郭人生がスタートし、早くも前途多難な『花魁への道』が始まる!
4話:志乃の評判と辰臣が知った裏切り
櫻紀の禿として働き出した志乃の評判は、みるみる上がっていきます。
元来持っている”ポテンシャル”が高いため、太夫の世話役の仕事は志乃にとってお手のものでした。
その働きぶりに櫻紀も志乃をより可愛がるようになり、それはわずか一週間という短い期間での出来事です。
あっという間に櫻紀とその周辺の人物の心を掴んだ志乃の人柄には、目を見張るものがありました。
しかし、そんな飛ぶ鳥を落とす勢いで店内の評判を上げていく志乃を、面白くない目で見ていたのが姉さん禿のあやねです。
お琴の稽古でも志乃に差をつけられて師匠から叱責されたあやねは、赤っ恥を晒す羽目になりました。
次第に、できる妹禿の志乃への妬みや嫉みが、恨みへと変わっていったのです。
そして、それから半年の月日が流れました。
場面は変わり、大学を首席で卒業した辰臣が、同僚から西園寺家の令嬢が片桐公爵の子息と結婚したというニュースを聞いて驚愕する様子が描かれます。
なぜその縁談を知って、辰臣は鬼のような形相を浮かべているのか?
実は、あの日、辰臣は片桐公爵の子息から志乃へ縁談話が来て断れず、当の志乃も快諾したという話を聞かされ、泣く泣く身を引いていたのです。
ここへ来て、とんでもない事実が判明しました。あの縁談話は嘘だったのです。
しかも志乃は遊郭に売り飛ばされていたなんて!
すべてを知った辰臣の怒りは相当なものでした。
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ネタバレありの感想まとめ
侯爵令嬢から花魁へ!志乃の覚醒に熱いエール
両親には虐げられ、使用人から疎まれつつも、婚約者の辰臣だけには大切にされてきた志乃。
しかし、その後の転落人生はあまりにも過酷すぎました。
しかも、心の拠り所だった辰臣から「あなたはもう、俺の婚約者でも何でもない」と冷たく突き放されるシーンには、読んでいてさすがに胸が痛んでしょうがなかった。
「ああ、これで志乃は全てを失ってしまってしまったんだな」と…。
しかし、その絶望を乗り越え、彼女は遊郭という女の戦場で強く生き延びました。
しかも…遊郭で重宝され、姉さん方にも可愛がられる存在になるというのは、彼女が否応なく身についていた家事スキルと、逆境に負けない精神力の賜物でしょう。
遊郭という特殊な女だらけの世界で展開される志乃のサクセスストーリー が、この物語を単なる復讐劇や悲恋で終わらせない、大きな魅力になっていると感じます。
元婚約者・犀川辰臣の「愛」は本物か?複雑な真意を考察
この物語での大きな見どころは、一度は志乃を捨てたはずの元婚約者・辰臣が客として現れる場面でありいます。
彼は本当に志乃を見限ったのでしょうか?
もちろんサイト主のまるしーは、彼の行動には深い裏があると見ています 。
秋月家の書生という立場にありながら、虐げられ令嬢の志乃を大切に思っていた彼のことです。
千代の策略によって一方的に婚約破棄されたこと、そして志乃に心無い言葉を告げたことには、きっと志乃を守るためのやむを得ない事情があったのではないでしょうか。
1年後に遊郭で志乃に再会した彼が抱いているのは、秋月家への復讐心か、それとも志乃を遊郭から救い出そうとする(身請けする)純粋な愛の衝動なのか。
その真意が明らかになっていく過程こそが、この物語の最大の見どころであり、読者が最も熱狂する部分だと思います。
この先の展開で、辰臣の複雑で、一癖も二癖もありそうな胸の内を、きっと魅力的に描き出してくださるでしょう。
待望の「劇愛」ストーリーに期待!
志乃と辰臣。呪われた運命に引き裂かれ、再び花街という因縁の場所で再会した二人。
侯爵令嬢の座を追われた志乃の人生逆転劇と、辰臣の真意が明らかになった後に描かれるであろう、甘く切ない劇愛ストーリーに今から期待が膨らむまるしーがいます。
この物語は、単なるシンデレラ・サクセス・ストーリーではなく、人間の醜い部分と、純粋な愛が共存する、非常にドラマ性の高い作品です。
もっと具体的に言うと、大人の女性が真剣にのめり込める、『和風サクセス・ラブストーリー 』として、強くお勧めしたい物語です。
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親に売られ、婚約者にも捨てられた志乃ですが、遊郭では虐待を受けることなく下働きをこなし、重宝される存在になり、虐げられた過去を乗り越え、懸命に花街で生き抜く志乃の人生逆転劇に注目です!
志乃に心無い言葉を告げた辰臣ですが、婚約解消には裏に千代の策略があり、1年後に客として現れた彼の目的は、秋月家への復讐か、志乃の身請けによる救済か。彼の複雑な胸中がドラマの鍵を握ります。
没落令嬢と書生という身分差、遊郭という因縁の場所。和風の世界を舞台に、運命に翻弄された二人の愛憎が絡み合う愛憎劇に注目です!