13話の解説と感想です♪
寛への熱い想いを切々と鳴海に語ったかなえ。
しかし・・・
その時、聞いていた鳴海の心は、今にも破けそうなほど傷んでいた！
もう・・・
これ以上オレを傷つけないでくれ…
13話の見どころ
今回の13話では、かなえを想う鳴海の葛藤がメインに描かれています。
確かに誰が見ても鳴海は かなえに惚れていることは明らかでしたが、
かなえが精神的に病んでることと、鳴海が告白の機会をグズグズと送らせていたことで、
かなえの中ではすでに鳴海は恋愛対象の男子ではなくなっていた・・・
尽くすことと告白することは全く別問題なんだけど、
鳴海としては、
「これだけお前の悩みや苦しみを共有してきたんだから解かれよ！」
て、感じなんだろうな～
ただ・・・
かなえの不幸な家庭事情や、つらい日々を送ってきた過去を知っている鳴海としては、
どうしてもこの苛立ちを かなえにぶつけることはできない。
どうすればいいのか？
そう・・・
結果…鳴海がその はちきれそうになった 怒り をぶつける相手はあいつしかいない。
やがて・・・
闇夜に鳴海が運転するスクーターの咆哮音（ほうこうおん）が鳴り響いた・・・
13話の見どころは、ついにキレてしまった鳴海の激しい怒りと、その後の悲しすぎる行動です。
彼の暴走が、今あるいろんな現状を変えてしまうことになるかも・・・
そろそろこのストーリーも佳境に入ってきたんじゃないでしょうか。
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13話のあらすじ解説
「ねぇ…どう思う？」
好きな相手から、恋の相談を受ける！
青春時代にはよくある複雑な恋愛トライアングルです。
ただそれは・・・
そこに登場する人物を間違ってしまったらとんでもない結末を生んでしまうこともある。
嫉妬…怒り…そして憎しみへ！
かなえに裏後られた気持ちでいっぱいの鳴海の心は、今にも壊れてしまいそうになっている。
何年も前からかなえの相談にのって、
彼女の悲しみに寄り添い、時にはかなえの苦しみを取り払うために犯罪までも犯してきた鳴海。
イジメっ子一花への集団レイプは、鳴海が怖い先輩たちに頼んでまでやったかなえのtための復讐だった。
それなのに・・・
かなえの心の中には鳴海ではなく寛が住みついてしまったのです。
「ねぇ…どう思う？」
どうしてあんなに嬉しそうにはしゃいで、悲しそうに悩むんだ。
寛のこととなると・・・。
初めて恋を知った かなえに、悲しみと怒りでうち震える鳴海。
いつだってオレがお前のそばにいたのに、どうして寛なんだ・・・？
鳴海の気持ちなんて1ミリも理解していない かなえが無邪気に寛への切ない恋心を語る。
そんな彼女に対して、彼は卑屈に笑って茶化すしかない。
この作品を読んでいる誰もが今の鳴海は地獄だと分かっているだろう。
そして・・・
このあと鳴海が恐らくとってしまう行動もなんとなく想像できませんか・・・？
そう・・・
その通りになってしまう！
後半の展開
13話は、ほぼ全編で鳴海の一人芝居のようなシーンが続きます。
その中で、鳴海がどれほどかなえのことを想っていたのかも分かる。
しかし・・・
鳴海のことをいつまでも信頼できる親友としか見ていない かなえ。
そのことを思い知った鳴海の怒りは頂点に達するんです。
ただ・・・
怒りの矛先は かなえではない。
どんなにいいオトコ友達の扱いを受けても、かなえのことを嫌いになれない鳴海。
そしたら・・・
自分がかなえの特別な存在になるためにはどうすればいいのか？
かなえのハートを自分に向けるためには・・・？
スマホの画面に映し出されたある人物の写真を恐ろしい表情で睨みつける鳴海。
やがて・・・
彼はフルスピードで夜の町にスクーターを走らてどこかへと向かう。
そう・・・
目標はもちろんあの人物だ・・・
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13話の感想
涙を流しながらスクーターで夜の街をぶっ飛ばす鳴海くん。
よくあるパターンの遠回しな失恋なんだけど・・・
想いが強くて、長くて、重かった分、その悲しみも怒りも相当なものになってたわけで・・・
かなえのせいって訳じゃないんだけど、好きな人からの恋愛相談ってホント辛いんですよ。
まぁ～恋愛のテクニックとして、恋の相談を受けた相手に自分を売り込むっていう方法はあるけど、
そんなこと鳴海が上手にできるとも思えないし、かなえがそれで落ちるとも思えない。
この二人の感情には決定的にかけ離れている部分がある。
かなえにとって鳴海は、唯一の相談相手であり、心を許せるたった一人の親友という存在で、
ともすれば家族より、恋人より大切な存在なんだけど、鳴海の方はそのポジションに満足していない！
鳴海は、かなえを恋愛対象として見ていて、彼女の全てを受け止めようとしている。
そうでなければかなえのために、一花を集団レイプするなんていうアブナイ橋は渡れない！
自分が持ってる全てのパワーを使って かなえの期待に応えようとしてきた鳴海。
そんな彼の心情を考えると、13話のラストでとった彼の暴挙はしかたがないのかもしれない。
もちろんそれは絶対にやってはイケナイことで、
たとえ成功したとしても、かなえの心がそのことで鳴海に向くとは考えられない！
でも・・・
怒りの矛先をどこに向けていいかわからない鳴海は、キレまくって暴走してしまった。
次回、
一体どんな結果が待っているのか？
ただ・・・
今回は鳴海が可愛そうだった。
だって・・・
鳴海は、すこぶるイイ奴だから…
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