『クズな夫を処分します』ネタバレありの感想&あらすじまとめ!モラハラ夫を断罪する痛快復讐劇

『クズな夫を処分します』分冊版1巻表紙

『クズな夫を処分します ~私にはもう不要な「ゴミ」なので~

  • 著者:オニハハ/タナカトモ
  • ジャンル:女性漫画
  • 掲載誌:よもんがクロメ
  • 電子版発売日:2025年8月14日

「もう我慢しない。クズな夫を、ゴミ箱へ叩き込んでやる!」

「子どもを産めない役立たず」と夫から罵られ、義母や同僚からもいじめを受ける毎日。

夫・望のモラハラや理不尽な暴力にも耐え、献身的に尽くす妻・しずかでしたが、ある日偶然夫の恐るべき本音を聞いてしまいます。

さらに同僚のにはまり、窃盗の濡れ衣まで着せられて…!

もう我慢の限界を迎えた彼女は、ついに反撃を決意します。

これは、踏みにじられた妻たちがクズな夫たちに立ち向かい、華麗なる逆転劇を繰り広げる妻たちの物語です。

スカッと爽快な『復讐劇』を求めているあなたにはぴったりの作品ですよ~♪

本作の注目ポイント!
  • 夫や義母、同僚など複数のクズが登場し、それぞれの悪行に対して痛快な復讐が描かれている点
  • 「モラハラ」「不倫」「いじめ」など、女性が共感しやすいテーマを扱っている点
  • 虐げられていた主人公が、自分の力で立ち上がり、クズたちを断罪していくカタルシス

夫のモラハラ、義母の嫌味、同僚からのいじめ…すべてに耐えてきた妻の反撃が、ついに始まります!

日々のストレスを吹き飛ばす、最強の復讐劇をぜひご堪能ください!

『クズな夫を処分します』見どころ&著者紹介

本作の見どころ

「子どもが産めない」という理由で、夫の望からモラハラを受け、義母からは辛辣な嫌味を言われ、さらにパート先の同僚からは陰湿ないじめに遭う主人公の妻・しずか。

彼女は「自分が悪いんだから…」と理不尽な境遇を受け入れていましたが、

ある日、夫の望が「うるせーガキなんて元々いらねえし、産めないことを弱みに握って浮気し放題! 死ぬまで俺の奴隷として使ってやる!!」と本音をぶちまけているのを耳にしてしまいます。

その瞬間、これまでの献身的な努力が踏みにじられたことを知り、激しいショックを受けたしずかは、愛美の罠によって窃盗の濡れ衣を着せられたことをきっかけに、ついに反撃を開始します。

本作の最大の魅力は、虐げられていたヒロインが自分の手で「クズ」な夫や周囲の人間を処分していく過程の痛快さです!

モラハラ、不倫、いじめなど、女性が抱えるリアルな悩みがテーマとなっており、読者はしずかの復讐劇に感情移入し、大きなカタルシスを感じられるでしょう。

それぞれのクズたちにどんな制裁が下されるのか、目が離せません。

著者:オニハハ先生を深堀り

作画のオニハハ先生は主にLScomicよもんがクロメといった媒体で活躍されている漫画家さんで、

『愛され女子でスミマセン』をはじめとする3つの作品を手がけており、それぞれまだ完結作品はありません。

オニハハ先生の魅力は、読者の心を揺さぶるようなテーマを扱い、キャラクターの感情を丁寧に描く点にあり、

特に、本作『クズな夫を処分します』では、追い詰められた主人公が反撃に転じる瞬間の力強い表情や、クズたちの醜悪な心理描写が見事に表現されており、読者の感情を強く引きつけます。

絵に力とパワーがあるということですね。

「今後の展開には期待しかない!」

原作:タナカトモ先生を深堀り

原作を担当されたタナカトモ先生は、ゼノンコミックスSeasonsダークネスな女たちなど、様々な掲載誌で20作もの作品を手がけているシナリオ担当の作家さんです。

完結作品も12作あり、多岐にわたるジャンルで活躍されています。今回『クズな夫を処分します』を先行配信しているコミックサイトの『まんが王国』では、2986人ものお気に入り登録者数を誇り、特に『レプリカ 元妻の復讐』という作品は1146人ものお気に入り登録と6件のまんがレポを獲得している人気作です。

タナカトモ先生の魅力は、読者を惹きつける緻密なストーリー構成と、キャラクターの葛藤や心理を深く掘り下げる巧みなシナリオ作りにあります。

本作では、妻が抱える苦悩や復讐を決意するに至るまでの心の動きが丁寧に描かれており、物語に心が震えるほどの深みを与えています。


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1話2話3話4話5話
6話7話8話9話10話
主な登場人物
  • しずか
    不妊体質であることを負い目に感じ、夫や義母、同僚からの嫌がらせに耐えている妻。夫の本音を知ったことで、反撃を決意する。
  • (のぞみ)
    しずかの夫。不妊を理由にしずかを罵り、モラハラや暴力を繰り返すクズ夫。浮気もしており、しずかを奴隷のように扱う。
  • 義母
    しずかに辛辣な嫌味を言う。
  • 愛美(まなみ)
    しずかのパート先の同僚。子持ちであることをマウントし、陰湿ないじめを行う。しずかに窃盗の濡れ衣を着せる。

1話:モラハラの夫と欠陥品の私

パート主婦として夫に尽くす日々を送る加計しずか。しかし、彼女の生活は決して幸せなものではありませんでした。

子どもを産めない体であるというだけで、夫の(のぞむ)からは日々ひどいモラハラを受けているのです。

「お前は欠陥品だ」「もらってやった俺に感謝しろ」…夫はことあるごとに、まるでゴミでも見るかのような目でしずかを罵ります。

おまけに子どもを授かれないことを理由に、義母も加わってひどい仕打ちを受ける毎日。

家にいるときは常に誰かの愚痴や嫌味にさらされ、しずかには心の休まる時間がありませんでした。

さらに、彼女はパート先でも、同じような地獄が待ち受けています。子どもがいる職場の同僚・愛実(あいみ)は、しずかに子どもがいないことを理由に、都合よく利用し、陰湿な嫌がらせを繰り返しているのです。

「私だって…できるなら可愛い子供と穏やかな暮らしを築きたかった!」

彼女の悲痛な心の叫びは、誰にも届くことはありません。

あまりにも過酷すぎる日々に、しずかはただ耐えることしかできませんでした。

そんな地獄のような日常を送っていたある日のこと。しずかは、買い忘れたコーヒーを買いに行く途中で、泥酔して帰宅する夫の望を目撃します。

望は、会社の同僚男性と二人で楽しそうに会話していたのですが、その内容を聞いてしずかは自分の耳を疑いました。

彼女がそこで耳にしたのは、とても信じられないような夫の”本性”だったのです!

これまで夫のひどいモラハラに耐え続けてきたしずかの心は、望の口から出たあまりにも身勝手で悍ましい言葉の数々によって、ビリビリに引き裂かれてしまいました。

「今までの苦しみは…いったいなんだったの…?」

彼女の瞳から大粒の涙がこぼれ落ちます。そして、その涙は次第に、復讐を決意した鋭い光を帯び始めていく…。

2話:復讐の決意と回り始めた歯車

夫と職場の同僚によるひどい裏切りを知ったしずかは、ついに「復讐」を決意します。

しかし、頼れる親友や身内、後ろ盾もない彼女がすぐに目的を果たすことはできません。

彼女は来るべきチャンスをひたすら待ちながら、入念に復讐の計画を練っていきました。

何も知らない夫の望やパート先の同僚・愛実は、これまでと変わらず、しずかにひどいモラハラや嫌がらせを続けています。

彼らの底意地の悪い行いは、しずかの復讐心により多くの薪をくべることになるのです。

そしてついに、しずかは夫と愛実を地獄へ突き落とす計画を実行に移しました。

その日、彼女は体調不良を装い、パート先の愛実を通じて夫の望に連絡を取らせ、職場まで迎えに来させたのです。

しずかが直接連絡しても、夫は決して迎えになど来ないでしょう。しかし、外面を気にする望は、他人から連絡を受ければ態度を変え、必ずやってくるはず。しずかの読みは完璧でした。

愛実から連絡を受けた望は、渋々ながらもしずかを迎えにやってきます。その際、望と愛実は連絡先を交換しました。

そう、この二人を引き合わせることこそが、しずかの最初の狙いだったのです。

まんまとしずかの計画通りに連絡を取り合うようになった望と愛実の関係は、しずかの思惑通りに深まっていきます。

復讐の第一歩が踏み出され、静かに、そして確実に、地獄の歯車が回り始めたのでした…。

3話:鮮やかで完璧な復讐劇

ついに迎える最終話。サレ妻・しずかが、夫と愛実に仕掛ける壮絶な『復讐劇』は、この第3話をもって完結します。

すべてを読み終えて感じたのは、「しずか、ちょっと凄すぎない!?」という驚きの感想でした。

これまで気弱で、自分の意見もろくに言えなかった彼女は一体どこへ行ってしまったのか?

まるで別人のように、たった一人で大掛かりな断罪ショーを繰り広げた彼女の行動力と度胸には、ただ驚愕するばかりです。

しかし…「なぜ彼女はもっと早くこの行動を起こさなかったのでしょうか?」

もし、これほどの復讐劇をやり遂げられるほどの強さを秘めていたのなら、もっと前に夫と対峙していれば、あれほどの苦痛を味わうことはなかったのでは…という疑問が浮かび上がります。

恐らく彼女がこれまで望に強く出れなかったのは、「子どもを産めない自分」という引け目から、クズ夫を増長させていたのでしょう。

結果…しずかの復讐劇は、読者の「こうなったらいいのにな」という期待にしっかりと応える、痛快かつパーフェクトな展開を見せてくれました。

4話:新妻カナの絶望

2章の主な登場人物
  • 日吉カナ
    二人目の復讐妻。夫と同じ会社に勤める新婚妻、結婚後すぐに夫の人格に問題あることに気づくのですが時すでに遅し。
  • 日吉明(ひよしあきら)
    カナの夫。「クズ夫」の本性を隠してまんまとカナを妻にしたあとはやりたい放題。
  • 子安(こやす)
    カナが信頼を寄せる既婚者の先輩女性社員。もともとカナと明の結婚を心配していた。

新たなヒロインとして登場するのは、同じ会社に勤める日吉 明と結ばれたカナです。

既婚者の先輩・子安からの助言を受けながら秘密の「社内恋愛」を無事に実らせた彼女でしたが、

結婚式当日には早くも夫への“違和感”を抱いていました。

その胸騒ぎは、まさに「クズ夫」予備軍の気配を察知する女の勘だったのです。

結婚後、明は日を追うごとに亭主関白な態度を露わにしていきます。

最初は我慢していたカナでしたが、ついに耐えきれず激しい口論となってしまいました。

そんなタイミングでカナの「妊娠」が発覚。

本来喜ばしいはずの出来事が、皮肉にも彼女の悲惨な日々をエスカレートさせる引き金となったのです。

妻の妊娠を知った明は「もう離婚できないだろう」と高をくくり、カナへの暴言や扱いを一層ひどくしていきました。

それはもはやDVレベルの傍若無人な振る舞いです。

妊娠中にもかかわらず無理を強いられ体調を崩したカナに対しても、明はフォローするどころか文句を言うばかり。

具合が悪すぎて怒る気力さえ失ってしまったカナは、やがてとんでもない状況へと追い込まれていきます。

新たなヒロインの絶望的な物語が、フル回転で動き始めました。


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感想まとめ

共感と怒り、そして希望…感情のジェットコースターに翻弄される読者

本作『クズな夫を処分します』を読んでいると、もう感情がめちゃくちゃになる感覚が襲ってきます!

序盤の主人公・しずかの置かれている状況がとにかく辛すぎるんです。

不妊を理由に夫の望からモラハラと暴力を受け、義母からは陰湿な嫌味を言われ、挙げ句の果てにはパート先の同僚・愛美から子持ちマウントといじめのフルコース。

そして、しずかの「産めない私が悪いんだから…」という諦めの言葉を聞いていると、胸が締め付けられる思いでいっぱいになります。

これはリアルな話として共感しちゃう女性も多いんじゃないでしょうか。

なぜ自分ばかりがこんな目に…って。もう、こんなにも追い詰められているしずかを見て、サイト主のまるしーの心の中は怒りの炎がメラメラと燃え上がっています。

望と愛美、そして義母…すべてのクズたちに心の底から腹が立ってしょうがない。

しかし、物語は単なる悲劇で終わらないのがこの作品の最大の魅力。

夫の本音を知り、愛美の卑劣な罠にはめられたことで、しずかの中に眠っていた反撃の魂がついに覚醒するんです。

この瞬間のカタルシスが本当にすごい!

「もう我慢しない、このクズたちをみんな処分してやる!」という彼女の決意に、読者としては「待ってました!」と叫びたくなるテンションMAXな展開。

これから一体どんな方法でクズたちを断罪していくのか、もう期待で胸がいっぱいです。

まさに、共感から怒り、そして希望へと感情のジェットコースターに乗せられているような疾走感のある読書体験をどうぞ♪

クズのバリエーションが豊かすぎる!痛快な復讐劇に期待

この作品を読んでいて唸ったのが、クズたちのバリエーションの豊かさなんですね。

夫の望は「俺の奴隷」とまで言い放つ典型的なモラハラDV夫

しかも浮気までしているという二重のクズっぷり。

義母は嫁をいびるのが生き甲斐のような嫌味な姑。

そしてパート先の同僚・愛美は、子育てという立場を盾にマウントを取り、陰湿な嫌がらせや濡れ衣を着せるという、一番たちが悪いタイプのクズです。

それぞれのクズが、それぞれのやり方でしずかを追い詰めていく構図が本当に巧みに描かれていると思います。

だからこそ、しずかが彼らにどう復讐していくのか、その手腕に注目せずにはいられません。

全員がまとめて処分されるのか、それとも一人ずつ、そのクズっぷりに相応しい方法で断罪されていくのか。

例えば、夫の浮気を証拠として突きつけ、慰謝料をたっぷりふんだくるとか、愛美の卑劣な罠を逆手に取って、彼女の職場での立場を失わせるとか…。

想像が膨らむばかりです。これまでの虐げられてきた日々が長かった分、復讐が派手であればあるほど、読者はスカッとできるはず。

作者のオニハハ先生とタナカトモ先生には、我々読者の期待を上回るような、最高に痛快な復讐劇を描いてくれると信じています。

読み進めるほどに深まる「夫のクズっぷり」の謎と伏線

この作品、ただの復讐劇では終わらない奥深さがあるんです。

最初は単なるモラハラ夫だと思っていた望が、物語が進むにつれて「なぜそこまで妻を蔑むのか?」「過去に何かあったのか?」という疑問が徐々に湧いてくるんです。

そして、パート先の同僚・愛美がしずかに執着していじめる理由も、単なる子持ちマウントだけではない、もっと根深いものがあるように感じます。

それぞれのキャラクターが持つクズの背景には、まだ明かされていない大きな秘密伏線が隠されていると考えています。

例えば、望が「うるせーガキなんて元々いらねえ」と言い放ったのは、彼自身の過去に何か原因があるのかもしれません。

義母がしずかをいびるのも、夫のモラハラを助長するような家庭環境が原因かもしれません。

愛美もまた、過去に誰かからいじめられた経験があり、そのトラウマが今しずかへのいじめにつながっている可能性も否定できません。

このように、単なる悪役として描かれるのではなく、それぞれのクズが抱える闇や過去が少しずつ明らかになっていく展開は、読者の好奇心を強く刺激します。

復讐の行方だけでなく、彼らの内面に潜む真相を解き明かしていくミステリー要素もこの作品の大きな魅力です。

しずかが反撃するたびに、クズたちの隠された本性が暴かれていく様子は、まるでパズルを解いていくような知的興奮を与えてくれます。

続きを読むたびに新しい発見があり、物語の深みにどんどん引き込まれていく、そんな「中毒性」のある作品です。

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