『精神科閉鎖病棟』
これから、主人公の千夏が恐怖と屈辱の日々を送る施設となる。
どうしてこんなことになったのか・・・?

『妊娠したら死にたくなった~産褥期精神病~』
6話~8話の解説と感想です♪
看護師への不信感。
体の制御が効かない恐怖感。
ずっと、自分は普通の人間だと思って生きてきたのに・・・
著者の橘ちなつさんのリアル体験を綴った難病の闘病記。
発売当初から女性を中心に大反響となりました!
女性にとって『妊娠』という人生最大の大仕事をきっかけに、
『産褥期精神障害(さんじょくきせいしんしょうがい)』という難病を発症してしまった主人公の千夏(ちなつ)。
彼女が味わったその凄まじい闘病記は、読者の心に深く突き刺さります。
2巻の見どころ
『妊娠したら死にたくなった』単行本の1巻が発売されて約1カ月。
どうやらこの作品は世の女性読者のハートを鷲掴みにしたようです。
本作は、『まんが王国』で『分冊版』も配信中です!
そう・・・
分冊版では、『妊娠したら死にたくなった』の2巻にあたる6話が更新されました~♪
このページでは単行本2巻に収録される6話~8話までのネタバレを紹介しております♪
さて・・・
それでは本題です。
著者・橘ちなつ さん自らが体験した『産褥期精神障害(さんじょくきせいしんしょうがい)』という精神病は、
チョットしたきっかけで、誰にでも起こりうる難病なわけで、
これから結婚・出産を予定している若い女性たちには見過ごせない内容のお話です。
著者自身の実体験から描かれたそのリアルで生々しい内容は、
読者の心に『産褥期精神病』という症状の恐ろしさを強烈に刻み込みます。
2巻の見どころは、ついに『精神科閉鎖病棟』へ収容されてしまった千夏が、
薄暗い病棟と病室で地獄の日々を送る凄まじい日常ですね。
病気が治るのが早いや、死んでしまうのが早いかというくらい切羽詰まった千夏の苦しみに心を動かされます。
なんと言っても実録であることが何よりも説得力がある!
1話~5話の解説と感想はコチラ♪
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妊娠したら死にたくなった【ネタバレ6話~8話】『殺して!』と叫び続ける狂気!
6話:精神科閉鎖病棟
主人公の橘千夏(たちばなちなつ)の病状はさらに悪化し、
ついに、精神科閉鎖病棟へとその身が移されることとなった。
『閉鎖病棟』とは文字通り閉鎖された病棟ということで、
病棟の出入り口が常時施錠されていて、病院の職員にお願いしないと、
入院患者やお見舞いに来た人が自由に出入りできないという構造の病棟です。
千夏はその病棟のベットで、
「死にたい!」
「殺して、殺して…」
という叫び声をあげ続けている。
見舞いに来た夫の涼太(りょうた)は、そんな妻の姿を見て、ただうろたえるしかない。
そんな中、閉鎖病棟を担当する看護師たちが、手慣れた対応で荒れ狂う千夏に処置を施しにくる。
「そろそろ面会時間が終わりますので…」
看護師に促されて涼太は、千夏に「明日も来る」と言い残して病室を出てゆく。
夫がいなくなった不安からか千夏がまた病室で暴れ出す。
そんな状態がもう一週間も続いているのだ。
ただ・・・
だからといって決して千夏は、正気を失っているわけではなかった。
頭の中では、自分の症状を客観的に分析できているのに、
体が勝手に自分の意図することとはまったく別の動きをしてしまうのだ!
常に襲い来る不安。
体の奥底から押さえの利かない興奮感。
そして・・・
精神を焼き切られるほどの焦燥感。
後に症状が回復した千夏が、この時期のことは断片的にしか記憶がないほどに、彼女の精神はかなり錯乱していたのだ!
あと・・・
彼女を看護してくれていた看護師からの酷い中傷の言葉。
断片的にしか記憶がないこの頃の千夏の思いなので、
もしかすると、彼女の被害妄想だったのかもしれないが、
この時の千夏は、明らかに心無い医師や看護師の言葉に傷ついていたのだ・・・
7話:不信感
千夏の一日は、ディルームから流れてくる『朝ドラ』のオープニング主題歌で始まる。
彼女は、症状が回復した現在でも、この歌を耳にすると身の毛がよだち吐き気を催すと言っています。
どれだけ彼女が入院していた閉鎖病棟が過酷な場所だったのかが想像できるお話ですね。
そして…この頃の千夏は、朝の日課として毎日病棟のトイレで自殺を図っていたんです。
しかし・・・
いかんせんトイレの個室にある手すりの位置が下にありすぎて、
なかなかうまく首を吊ることができないでいました。
しかも・・・
千夏が自殺にチャレンジできるのは、朝のほんの数時間だけだった。
なぜならその時間を過ぎると、全く自分では自分の体をコントロールすることができなくなってしまうから。
ルブルと全身が震えだし、ろくに食べ物も口に運べない。
そんな中で、他の病室の入院患者の喚き散らす声が響き渡る。
「殺してくれ〜!」
「おーーい!」
そんな男女の大きな声が日課のごとく病棟中に聞こえ続けているのだ!
それはほぼ毎日のことなので、医師や看護師はその患者たちの声にはなんの反応を示さない!
そして・・・
彼らのそんな叫び声は本人が疲れきるまでずっと続いている・・・。
さらに・・・
千夏のように自分の病室でじっとしていられない患者たちが廊下を歩き回っている。
そんな光景をみて千夏は思う。
{ここにいても治らない}
ガタガタ震えてあまり自由の利かない体を無理やりに動かして、
千夏はこの病棟から脱出しようと荷物をまとめますが、
あっさりと看護師に見つかってそのまま何人かに拘束されてしまう。
バタバタと暴れて自分を押さえつける看護師に罵詈雑言を浴びせる千夏。
すると・・・
その様子を見た千夏の主治医の医師が彼女の前にやってきて、
「そんなことをしているとますます退院から遠のきますよ!」
と…冷静な口調で千夏に諭しました。
しかし・・・
その時の千夏は、まったく患者たちに寄り添おうとしない医師や看護師たちへの不信感でいっぱいだった。
{治す気なんてないくせに!}
心の中で医師に毒ずく。
そしてこのあと、千夏は再びまた暴れ出し、ついに主治医は彼女にある薬を処方することになる・・・
8話:廃人状態
涼太の目の前を歩く妻・千夏は彼から見て廃人状態に思えた。
点滴スタンドと共に院内をブツブツと独り言を話しながら虚ろな目で歩き回る妻。
彼女に処方されている薬は精神が錯乱し、暴れて手が付けられない患者に使われるものだ。
職業柄その知識がある涼太にはそれがすぐに分かった!
{これほどまで千夏の病状は酷くなっていたのか!}
見る影もなくなった妻の姿にショックを隠せない涼太だったが、千夏の前では常に笑顔で彼女と接していました。
一方、強い薬の影響で、ほとんど自分自身が誰だかも分からない状態の千夏は、
目の前にいる夫の涼太を、
{この人は…私の大切な人}
手に持っているドーナツを、
{これは食べもの}
自分の足元を見て
{これはスリッパ}
そして・・・
{ここはどこだっけ…}
と、心の中ではさまざまな自分自身との確認作業を続けていた。
まるで夢の中の出来事のようにいろんな人の声が遠くで聞こえ、実際に声をだして話すことができない。
しかし・・・
涼太が、自分たちの生まれたばかりの息子・翼(つばさ)を千夏に会わせた時にその事件は起きた!
我が子の姿を見た千夏は鼓動が激しくなり、自分がおかしくなっていった経緯をフラッシュバックしてしまったのです。
そして突然
「知らないこんな子」
「かわいくもない」
と…翼に触れようともせず、幼い我が子に向かって向かってそう言い放ったのです。
そんな千夏の態度に、驚いた涼太と看護師はその場で言葉を失ってしまう。
やっぱり千夏の状態はまだまだ少しも改善されていないのだ。
涼太は改めて妻の病状がまったく改善に向かっていないことを痛感させられてしまったのです。
そして・・・
その日、涼太が病院から帰ったあと、さらに錯乱状況が悪化した千夏は、
また新たに襲ってきたある症状に、心と体が支配されてゆく・・・
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2巻の感想
第6話に関しては、いよいよ本格的な闘病記が始まったなと言う感じ(汗)
閉鎖病棟という特殊な施設で、身近に信頼できる家族もいない。
心を病んだ病人がいる場所としては最悪の環境での厳しい闘病生活だ!
病院スタッフからの容赦ない言葉は、その時の千夏の心と身体を痛めつけたのでしょう。
見てるだけで辛くなってきた6話の内容でしたが、
でも…千夏にとっての地獄はまだまだ始まったばかりなんだろうな~
7話の感想
この頃の千夏の症状は最悪だったんだろうな〜
毎朝トイレで自殺を図るって、考えただけでも恐ろしい行動だ!
まるしーに『閉鎖病棟』の知識がないから、この病院の医師や看護師が心無い人間なのかどうかがまだ分からない。
もしかすると千夏の被害妄想かもしれないし、そうじゃないかもしれない!
ただ・・・
患者に言いたいこと言って、やりたいことやってる雰囲気はあるな。
実際のところはどうなんだろう・・・?
そんなことを含めて今後いろいろと分かってくるんだろうな〜
頑張れ!
千夏。
8話の感想
ちょっとした精神の崩れがきっかけでここまで人って壊れてしまうんですね。
人の心ってホントに脆(もろ)くて傷つきやすいものなんだろうな~
体の傷とちがって心の傷は目に見えない分だけ治すことが非常に難しいわけで、
患部に薬を塗ることも、縫い合わせることもできない!
専門の医師を信じて治療をゆだねるしかなのだろうか?
でも・・・
もし、その医師がこの作品に登場するような人間だったら、症状はまったく改善されないかもしれない。
そう・・・
今の千夏の状態を見て、もとの正常な彼女の姿に戻れるような気がしない。
かなりヤバい状況だ・・・
>>>『妊娠したら死にたくなった』9話の解説と感想はコチラ♪
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