ある日、夫がどうどうと浮気宣言をした。
「オレ、カノジョできたから」
親の反対を押し切った結婚だったことと、経済的な不安により、今すぐの離婚はできない。
あなたならどうする…?
心が冷えきるような夫婦戦争がイタい!
原作:早美静華
漫画:青木ニカ さんコンビによる離婚サバイバル!
『離婚日和』
早見さん原作のエブリスタ小説を青木ニカさんがコミカライズ!
イタくてキツイ離婚バトルの夫婦間ストーリーなんだけど、
このイライラ、ムズムズなストレスが、病みつきになるんです~
何と言っても他人の家のトラブルはたまらなく蜜の味♪
もくじ
離婚日和の見どころ
今回紹介する『離婚日和』は、WEB小説サイト『エブリスタ』で人気のエッセイとして話題になっていた作品を、
青木ニカさんが魅力的な絵でコミカライズした作品なんです。
過去に、エブリスタの小説をコミカライズした作品はたくさん読んだことはありますが、
エッセイが原作になっている漫画は初めてじゃないかな~?
なので、サイト主のまるしーはすごく期待して読ませてもらいました。
あとで詳しい感想をご報告したいと思います~♪
さて…
ストーリーとしては、学生時代から付き合って結婚までたどり着き、
そろそろお互いの停滞期を迎えた30代夫婦の離婚ストーリーを詳細な描写で描いている大人コミックですね
ベテラン主婦のまるしーくらいになると、世の中で起こっている夫婦の離婚話は、
コミック・小説・TV・映画、と、さまざまなメディアで飽きるほど見てきました。
そこで、
今回の主人公夫婦が離婚話に発展してゆくまでの経緯も、これまた何度も読んだり見たりした内容でした。
今回は、夫婦の中で『離婚』という二文字が出てくるまで、”鬱(うつ)”という病気があったり、”セックスレス”があったり、
もっとも決定的な”浮気”がありました。
まぁ~ある種の王道パターンですね♪
そんな中で、妻は離婚を決意するんですが、ここでやっぱりネックになってくるのが経済的な不安なんです
世の中の既婚女性にとって離婚を阻む最大の敵は、今も昔もかわらず経済的な不安でしょう。
もし・・・
世の既婚女性たちがみんな経済的に独立していたら、日本の離婚率は今の3倍くらいに膨らむはずですよ。
と、ここまで説明すれば、大体ご理解いただいたと思うんですが、
本作の内容は、正直言って暗いです。しかもリアルで生々しく重い。
なんで、こんなリアルすぎるストーリーを、わざわざ絵に起こそうとしたんだと思うほど読んでてイタいです!
まるしーが読むと、夫婦間の微妙に崩れていったバランスだとかが、味わい深く噛みしめることができるんですが、
まだ、恋愛とか結婚とかに幻想を抱いている世代には辛すぎる現実かもしれません。
そして・・・
夫に平気で浮気されてる妻に対して、もどかしさや、情けなさを感じることでしょう。
ただ・・・
まるしーから見ると、本作に登場する妻は、至って普通だと思うし、当たり前に行動してる女性だと思います。
生活レベルがギリギリな夫婦の ”離婚”ってそう簡単なもんじゃないんですよ。
これは、実際に離婚する立場に立って考えてみなければ絶対に解らない感覚だと思います。
その点はさすが『エブリスタ』原作という胸にズシンとくる生々しいシナリオでした♪
なので、本作の見どころとして楽しんでほしいのは、
吐きそうになるほど生々しい離婚夫婦のイタい現実。という部分ですね。
重苦しくていい作品です♪
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離婚日和のネタバレ!心が冷えきるような夫婦戦争がイタい!
「やだってば!!」
主人公は、34歳のコールセンターでフルタイムに働く子供がいない主婦です。
原作がエッセイという形だからか、本作中に登場人物の名前が一切出てきません。
なかなか面白いパターンの作品です♪
12年間の長きにわたるb>同棲生活の末、去年なし崩し的に籍を入れたので、
表面上は、結婚1年目の新婚夫婦だ。
夫とは学生時代から付き合った腐れ縁で、親の反対を押し切った同棲から始めて結婚に至った。
そして・・・
12年間の同棲生活中に夫は鬱(うつ)を患っている。
それはちょうど今から6年前のことでした。
それと、旦那は鬱になると同時に、まったく性欲もなくしたのだ。
でも・・・
だからと言って妻は悲しんだわけではなく、逆にホッとしていたのです。
妻にとってセックスは、重要な夫婦の構成要件ではなかったから・・・
正直、妻にとっては夫と一緒にいることこそが幸せな毎日だったのだ。
しかし・・・
時間が経ち、夫の鬱が少しづつ良くなってゆくに連れて、なくなっていた性欲も復活してしまった。
しかも・・・
最近になって夫はしつこいくらい求めてくるようになっている。
「な…俺たち夫婦だろ…?」
サカリのついたサルのようにしがみついてくる夫にたいして、鬱陶(うっとう)しさがピークとなり、
「やだってば!!」
と、思わず強い口調で夫を拒否ってしまった。
すると夫は、
「こんなんで夫婦って言えるのかよ」
「なんなんだよ!おまえ!」
頭を抱えながら夫婦の寝室から飛び出してゆく夫。
{わたしがずっと一緒にいる}
{それだけじゃ…ダメなの}
これが、その時、妻の夫に対して抱いていた夫婦の愛し合い方だった・・・
だけど・・・
夫にとって、この日の出来事は、決定的なモノとなった・・・
浮気宣言
夫が家で使ってないシャンプーの匂いをさせて帰った日から数日後。
毎晩遅く帰ってくるようになった夫が、トツゼン妻に告白した。
「ウソつくのイヤだから言うけど」
「オレ…カノジョできたから」
なんとなくは想像できたけど、ここまであからさまに浮気宣言をしてくる夫にはらわたが煮えくり返った妻。
当然のごとく、どういうつもりだ!と夫に詰め寄るが、
まぁ~セックスレスな夫が言う常套文句である
「お前のためにしたんだよ」
という、お前がさせてくれないから外で性欲処理してやったんだよの殺し文句が・・・
しかし妻も負けていない、
彼女はまた違った責め方で夫を攻撃する。
「私のためなら最後までウソつきとおしてよ!」
と、自分の浮気を妻の責任になすりつけるなとブチギレたのだ。
客観的に見ると、浮気した夫にも、された妻にも理解できる部分があり、責められるべき点もある。
この争いには、どっちが悪いのか白黒つけにくい、それこそ長きにわたる夫婦のデリケートな歴史があるのだ。
ただ・・・
当の本人たちはそこまで冷静にお互いの正当性など理解し合えるわけもなく、
その後は、ドロ沼の家庭内別居状態に突入してゆくことになるのです。
12年間にも渡る、長い暮らしの中で、溜まりにたまった二人の不燃ゴミが、ここえきて一気に燃え始めたのである。
その量たるや、これまで刻んできた二人のメモリーを、すべて燃えつくすほどの不満ゴミの数だ!
そうです・・・
ココからこの夫婦の壮絶な修羅場が繰り広げられてゆくのです・・・
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離婚日和 の感想
エブリスタの人気エッセイとして誕生したこの『離婚日和』ですが、
現在配信されている3巻まで読んだ感想としては・・・
重い・・・
ひたすら重くて、イタいんです!
ただ・・・
これはまるしー的にはスゴく褒めてることになるんですけど・・・
夫婦の離婚を描くうえで”円満”とか”笑って”とかいう離婚は、個人的にあり得ないと思ってるんです!
そもそもお互いの幸せを願いながら別れるなら、最初から離婚なんてしなければいいわけで・・・
夫婦が離婚するってことは、共同生活で築き上げた資産の奪い合いなのです。
少しでも多くの財産をぶんどって相手を叩き潰す。
別れた相手がその先の人生で、自分より幸せになってるなんて許せない
それが、本来の離婚というものです。
相手が憎くて憎くてしょうがないから離婚するんだから、ヘラヘラ笑って印鑑押してる夫婦はバカだ!
長年の情で流されてしまったほうが負け。
特に子供がいない夫婦の場合、離婚したらその先はもう二度と会わない場合が多い。
たとえ子供がいたとしても、3年以上交流を続けてる元夫婦はほとんどいないと言われています。
そう・・・
夫婦なんてしょせんは他人の中の他人。
だから、わざわざ法律で無理やり夫婦の絆を作るわけで、
その絆を自ら断ち切るんだから、あとはもう戦争ですよ!
なので・・・
離婚の話は、ドロドロのぐちゃぐちゃでなくちゃいけない。
どちらかが致命傷を負わないと、納得できないし、リアルでもない。
その点、この『離婚日和』は、夫婦間のこじれ具合も、妻の崩壊具合もちょうどいい感じでぐちゃっています。
離婚劇は闇が深いければ深いほど面白くなるんで、
どうかこのままバチバチの夫婦抗争を繰り広げてほしい。
なんだかんだ言っても、今まで『エブリスタ』作品のコミカライズで、
面白くないコミックはなかったので、この先もすごく期待してるんです。
あと・・・
登場人物の名前がまだ一人も明かされていないのもスゴく面白い♪
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今、紹介した
『離婚日和』は、
『まんが王国』で絶賛配信中のコミックです~♪
このお店は、電子コミックサイトでは老舗のコミックサイトで、
サイト管理人のまるしーがいつも利用してるお店の一つです♪
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他のコミックサイトでは読めないレアな作品も数多く扱っているし、
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