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ご恩返し、いたします【ネタバレ6話】クズ夫への制裁!

著者:木元紀子

『ご恩返し、いたします

6話の解説と感想です♪

ユキとハルが恩返しを始めた森尾円花の親子は今とんでもない不幸な状況に追い込まれています(汗)

それもこれも全て森尾の別れた夫がことの”元凶”でした。

よって…まず手始めにユキとハルはこのクズ夫に制裁を加えることにしました。

今回その大掛かりな”お仕置きミッション”の陣頭指揮をとったのは妹のハルで、

彼女はこれまで森尾の元夫がやってきた極悪非道な行いに対しかなり怒り狂っていたので、

恐らくその振り下ろされる正義の鉄槌は、かなり手の込んだ恐ろしいものになるでしょう。

ついに悪の限りを尽くしたクズ夫の命運が尽きる瞬間がやって来ました!

「ハルが実行したド派手なクズ夫への制裁は、笑っちゃうほどの空前絶後でございました♪」


5話の解説と感想はコチラ♪
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ご恩返し、いたします【ネタバレ6話】クズ夫への制裁!

クズ夫への制裁

森尾のクズな元夫に対する今回の制裁は自分にやらせて欲しいと、

珍しく怒りを露わにしたハルが姉のユキに承諾を求めてきました。

どうやらクズ夫の森尾親子に対する度を越えた行動に激しい憤りを感じているようです。

これ以上見ていられない!

ハルのそんな気持ちが表情や態度から伺える。

ユキは少し心配ながらもクズ夫への対応をこの怒れる妹に任せることにしました。

すると…早速ハルはクズ夫を罠にハメて正義の鉄槌を食らわせる計画を実行していきます。

今回ハルが考えたクズ夫への制裁は、まず”ハニートラップ”を仕掛けるところから始まります。

森尾円花が勤める運送会社から金庫を強奪してまんまと大金を掴んだクズ夫は、

逃亡生活中の身にも関わらずなんとキャバクラで豪遊していたのです。

そこへハルがキャバ嬢として送り込んだ女性にクズ夫を誘惑させて、

ハルが制裁を加えるために用意した超高級ホテルのスイートルームに誘い込んだのです。

バカで低能なクズ夫はハルが仕込んだキャバ嬢にすっかり舞い上がり、

いともたやすくハルのシナリオ通りに死ぬほど恐ろしい目に遭わされます。

それはそれは例のごとく金に糸目をつけないド派手なキツーイ制裁でした!

憐れにもクズ夫は失禁した上にその場で警察に捕まって御用となりました。

これから彼には無銭飲食と強盗の罪を償う厳しい”監獄暮らし”が待っています。

これで無事にまずクズ夫への制裁が完了したわけです。

いるべき職場

森尾の元夫が警察に逮捕されて、運送会社から強盗された金庫のお金も帰って来たことで、

森尾には元夫の盗んだお金の返済義務はなくなり、

さらに…森尾は勤めている会社の社長から、配送ドライバーの仕事は卒業して、

ホテルレストランの『新メニュー開発チーム』で働くことを強く後押しされて、

めでたく本来の森尾がいるべき職場へと復帰することになったのです。

パン作りから長いあいだ離れていた森尾には、なれない事ばかりで大変な日々でしたが、

その忙しさや大変さが楽しくてしょうがない森尾がいたのです。

一方…

森尾がようやく自分の人生を取り戻して充実した日々を送る中、

未だに引きこもり生活から脱出できない長男の徹がいたのです。

一難去ってまた一難とはまさにこのことで、

森尾自身の仕事や元夫との問題は解決したものの、

まだ人生の闇の中にいる息子のことが心配でしょうがない森尾でした。

何といっても一生懸命努力した末に掴んだ希望の就職先を台無しにしたのは元夫であり、

そんなクズ夫の行動を押さえられなかった森尾は、その責任を痛感していたのです(汗)

だが…今の絶望のどん底にいる息子に対してなんと声をかけていいのか分からない森尾がいたのです。

同じ頃…

ユキとハルは森尾の息子にまだ就職先が決まっていない件で意見が対立していました。

仲良し姉妹な二人の間では非常に珍しい光景です。

一体どういった考えの違いがあったのか…?


 

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6話の感想

森尾の元夫に与えた死の恐怖は、笑っちゃうほどの大掛かりでドラマチックなものでした♪

詳細をお伝えすると重要な部分のネタバレになってしまうので差し控えますが、

今回は自慢のスーパーコンピューターは使用せずに、手の込んだ仕掛けと人力でしたね。

まさかクズ夫へ制裁を加えるために、超一流ホテルのスイートルームに大掛かりなカスタムを施すなんて、

ホントお金に糸目をつけない恩返しに徹しているセレブ姉妹です。

「アッパレで素晴らしい♪」

ただ…

裁く対象の人間がどれだけ極悪非道な悪者だとしても、

ほとんどかすり傷一つ負わせないで行う姉妹の制裁手段は、

ある意味で令和の世にもっとも適した復讐フォーマットなのかもしれませんね。

相手に死ぬほどの辛い経験をさせた上で自ら改心をさせようとするこのスタイルは、

一見するとすごく甘いやり方のように思えますが、

肉体的な苦痛を与えたり、本当に命まで奪ったりなんかすると、

そっちがわの人間と同じになるし、森尾家族の心の中に消えない黒い傷として残ってしまう可能性があります。

それに例え極悪非道なクズ夫だったとはいえ、一度は森尾が愛した男性であり、

子供たちにとっては血のつながった父親でもあるのです。

恐らく森尾円花と子供たちが本当の意味で願っているのは、

このクズ夫がまともな真人間になってくれることでしょう。

ユキとハルは森尾の元夫の命を奪うことが本来の恩返しには当たらないという事がよく分かっている。

ゆえにあのクズ夫にはちゃんと罪を償わせることが一番の対処法だったということになります。

まぁ~今回はハルちゃんのお手柄でした♪

これで森尾に対する恩返しポロジェクトの大半は終了したことになるのですが、

ここで新たに出てきた問題の対処が必要になったわけです(汗)

前回のお話から徐々に恩返し計画が遂行されて、森尾がまたパン作りに関われる仕事をする流れができ、

あとはその仕事で昔からの夢を実現してもらうという段階まで入ってきたのですが、

「引きこもりになった長男の徹くんがヤバい(汗)」

あのクズ親父のせいで完全にメンタルを壊してまだぜんぜん復活できていません!

肉体のケガや病気なんかは外科的な治療ですぐに治すことができますが、

心を患ってしまうとその治療はかなり厄介なことになります。

時間だけが心の病の薬と言われますが、そこまでユキとハルは時間を掛けていられない。

「どうするのでしょうか?」

妹のハルちゃんは引き続き手厚い森尾家のフォーローするつもりみたいですが、

姉のユキはハルとは違う意見を持っているようです。

ユキとしては森尾の別れた夫を刑務所送りにして、

森尾にまたパン作りの仕事へ復帰させた時点で、実質上の恩返し計画は終了したという判断なのだろうか?

確かに一度心が折れてしまった徹のケアは、全くの他人であるユキとハルにできることは少ないかもしれません。

徹の心を前向きに戻してやることが出来るのは母親の森尾しかいないのかも。

ユキはそのことを踏まえた上で、ハルに徹への対処は考えていないと言い切ったのかもしれませんね。

「ここからは親子の中で解決する問題である」

ユキは恐らくそう考えているのだと思います。

確かにそうなのかもしれない。

次回…恐らく【森尾編】の最終章となることが予想されますが、

いま中途半端に問題が解決した状態の森尾家族の3人に、

幸せだった頃の笑顔溢れる日常が戻ってくるのでしょうか…?

とりあえず期待しながら次の配信を待ちましょう♪

 

>>>『ご恩返し、いたします』7話の解説と感想はコチラ♪

 

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