3話の解説・感想
昴と郁の結婚初夜…。
妻としての務め立派に果たそうと覚悟を決め、夫婦の寝室で夫となる昴がやって来るのを待っていた新妻・郁。
やがて白い浴衣に身を包んだウットリするほど美しいイケメンな昴が寝室に入って来て、少し怯えている郁に“アゴくい”をキメてしばらく見つめました…。
するとその数秒後…昴はそんなに怯えなくともお前を抱く気はないと郁に声を掛けてそそくさと自分の布団に入ってしまったのです…。
{あれっ…?}
何もしてこない昴に拍子抜けする郁。
ただ…彼は決して郁に女性としての魅力を感じないわけではなく、自分は子供を持たないと決めていたのです。
こうしてあっけなく新婚初夜の大イベントは終了したかに思われましたが、このあとちょっとしたハプニングが起きて二人の距離が少しだけ近づく事態に…
3話の見どころ
- 予想外にツンデレさんだった昴のキャラと使用人のフミさん
- 昴のカッコイイ仕事っぷりと夜妖人の恐ろしい化け物っぷり
- 桐島家の現当主が言ってた化け物同士は本当のことだった…?
2話の解説と感想はこちらです♪

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黒妖の花嫁【3話】実はツンデレ男だった昴の肩書がヤバい件と郁のモテキ到来!その感想
- 小山内郁(こやまうちいく)
夜妖人(やようじん)と会話が出来る白雪のような髪と瞳を持つ姿の少女。母方の旧姓は糸原家。 - 桐島 昴(きりしますばる)
大和場帝國(やまとばていこく)屈指の名家、桐島家の次期当主、陰陽寮特殊部隊(おんみょうりょうとくしゅぶたい)、軍の大尉でクールイケメンな22歳 - 小山内華蓮(こやまうちかれん)
郁の腹違いの妹。性格はすこぶる最悪 - 綾小路 英二(あやのこうじえいじ)
華蓮の婚約者。次期当主。華蓮から郁に心変わり - 小山内久子(こやまうちひさこ)
郁の父親の愛人で継母。やはり性格はすこぶる最悪 - 桐島尭明(ぎょうめい)
桐島家の現当主。昴の祖父。昴を穢(けが)れた血だと罵っている。 - フミ
桐島家の使用人。郁にすごく親切な女性
ツンデレ男
郁の苦労が滲み出た傷だらけの手を見た昴が彼女にかけた優しい言葉で、彼の本質的な人間性が垣間見えました。
恐らく昴も桐島家では悲惨な境遇に耐え続けて今があるのでしょう。
昴自身が多くの悲しみや苦労を体験してきた人間からこそ、他人の苦労や心の痛みが分かるのです。
第3話の冒頭シーンを見ただけで、これから昴と郁が仲睦まじい夫婦関係を構築していくであろう未来が想像できる感動的な一場面でした。
そりゃあ郁も不意にあんなジンとくる言葉を掛けられたら膝から崩れ落ちて泣いちゃいますよ…
本人に自覚はないみたいだけど、昴はとんでもないツンデレ男のようだ…(笑)
あと桐島家で郁のお世話係をしてくれるフミさんが予想外にイイ人そうで郁にとってはかなり心強い存在になってくれそうです。
フミさんが桐島家の使用人の中でそれなりに力をもつポジションの人だったら尚のことありがたいのですが…。
昴の肩書がヤバい!
結婚初夜にもかかわらず軍からの招集に出動して見事な活躍を見せた昴のヒーローっぷりに惚れ惚れでございます♪
「まずもって昴の肩書がヤバい!」
彼は夜妖人を取り締まる陰陽寮特殊部隊という選ばれし者たちで構成されたエリート部隊の隊長を務めるほどの超やり手なキャリア軍人さんで、
ハッキリいって現在の大和場帝国の平和はこの昴が率いる部隊のおかげで保たれていると言っても過言ではない重要な立場を担う人物だったのです。
言葉が通じなくて意思の疎通ができない暴走した夜妖人は、まさに人間にとって害悪でかつ恐怖な化け物でしかありません。
今回で初めて質の悪い夜妖人を見ましたが、あの傍若無人な振る舞いを見たら、人間たちが夜妖人のことを野蛮で汚らわしい種族と毛嫌いする気持ちが分かります。
そんな化け物を真剣で一刀両断に切って捨てる昴さまの雄姿。
「カッコいいにも程がある!」
郁ちゃんおめでとう…あなたは大当たりを引き当てました…♪
たとえ彼が純粋な人間ではなかったとしても…
この第3話の後半で昴にまつわる衝撃シーンが描かれております…。
郁のモテキ到来
「さて、ここへ来て郁のモテキが到来しております!」
手始めに大和帝国内において屈指の名家・桐島家の次期当主・昴からたっての希望で妻に娶られた郁は、なんと小山内家の性悪妹・華蓮の婚約者である綾小路英二からも妻に欲しいと言われるモテっぷりでございます…♪
昴がその日のうちに郁を連れ帰ったのは大正解だったようです。
苗字からして名家であることは間違いないであろう綾小路家の次期当主に一目で見初められたとは、さすが郁ちゃんです。
そうなると黙っていないのは郁のことをずっと下僕としてこき使ってきた義妹の華蓮だ…!
婚約者の英二から郁の外見の美しさと女性としての素養は華蓮と比べるまでもないと評価されたあげく、華蓮は性格が悪すぎて自分の妻に相応しくないと散々にこき下ろされてしまったのです。
恐らく華蓮がここまで他人からけちょんけちょんに罵倒されたのは人生で初めてのことでしょう。
この怒りと悲しみと屈辱は華蓮の歪んだ性格をさらに悪化させ、その憎悪の矛先は英二には向けられず、姉の郁に向かうわけです…。
気持ちは分からなくもないが、英二は非常に罪深い心変わりをしたものです…(汗)
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