
著者:瀬緒ひかる
『冥界の王の嫁』
政財界の要人も通う高級料亭の当主の情婦子として生まれた菊花(きくか)は、
実の母親が亡くなってからは義母や義妹から酷いイジメに晒されながら苦痛の中で生きてきた。
ある日、エスカレートする義妹の菊花に対するイジメは狂気の域に達して、
菊花を闇深い山奥へ置き去りにするという信じられない暴挙に出たのです(汗)
暗闇に一人きりで取り残された菊花が絶望する中でたどり着いた先は、
町の皆から『地獄の入り口』と噂されている一軒の大きな屋敷でした・・・
不幸な宿命を背負った少女と冥界の王との切なくて甘いファンタジック・ラブ・ストーリーが開幕です♪
「みんな大好き溺愛系シンデレラストーリーの王道をゆく少女マンガでございます。」
『冥界の王の嫁 』とは?
今回サイト主のまるしーが紹介したい『冥界の王の嫁』とは、
電子書籍ストア『コミックシーモア』で発行されているオリジナルレーベル『恋するソワレ』で、
2023年7月15日に連載がスタートしたばかりの溺愛系の少女マンガです♪
著者の瀬緒ひかる先生は、まるしーが好だった『ワケありですが、甘さは極上です。』を描かれた漫画家さんで、
今回はいわゆる”作者買い”というやつで読み始めた作品でございます。
『ワケありですが、甘さは極上です。』では、長身女子がヒロインのハートウォーミングなラブストーリーを描かれた瀬緒先生でしたが、
今回は最近流行りの溺愛系シンデレラストーリーの王道をゆくような作品をリリースされました。
これまでまるしーは不幸な境遇にある少女が義母や義妹から虐げられながらも健気に耐え続けた末に、
白馬に乗った王子様のヒーローが現れてヒロインをトロットロに溺愛するという少女漫画を何作も読んできましたが、
正直言って本作の内容もそんな過去にリリースされた不幸のどん底からスタートする溺愛系シンデレラストーリーです。
よくある内容と言えばそうなのですが、
実のところこういった種類の王道ラブストリーは何作読んでも楽しめるのです♪
主人公の男女のキャラが違っていてシチュエーションさえ異なれば全く別の物語ですから、
過去に読んだものとは全然違う物語としてキュンキュンしながら出勤途中に読んでおります。
「お気に入りな漫画家さんの作品だし♪」
それにアルアルな設定とベタベタな王道ストーリーこそがある種の正義なのです。
なんとなく先行きが予想できますから安心して読めるというお馴染み的な味わい方もあるし、
もし…思ってもみなかった展開や結末になってもそれはそれでラッキーな作品との出会いになる。
とりあえずまるしーを含めて世の中の女子は本作のような溺愛系のシンデレラストーリーが大好きなのです♪
あと…美しくて優しい男性を愛でるのはホント目の保養になります。
それだけをとっても元気にしてもらえる作品であることは間違いない♪
なので不幸な境遇にある少女がイケメンの神様的存在から溺愛される系のラブストーリーが好きな方は是非(笑)
『冥界の王の嫁』の立ち読み♪
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冥界の王の嫁【ネタバレ全話】虐げられし人生からの大逆転キュン!
すぐにお目当てのお話まで飛びたい方はコチラからどうぞ~♪
1話 | 2話 | 3話 | 4話 | 5話 |
6話 | 7話 | 8話 | 9話 | 10話 |
↓↓↓ココからは各話の簡単なあらすじと詳しい内容を解説したページへのご案内です♪
1話:地獄の入り口
主人公の花岡 菊花(はなおかきくか)は、
政財界の要人も通うという由緒ある高級料亭・花乃屋(はなのや)で中居として働いているが、
彼女の身分は花乃屋・当主と愛人の間にできた娘で、
本妻との間に子供が生まれず一旦は養女にしようとされたが、
その後、本妻との間に娘の牡丹(ぼたん)が生まれて菊花はお払い箱となり、
お目こぼしで愛人である母親と共に離れの家で暮らしていましたが、
その後、病気がちだった母親が亡くなり、その頃から本妻と牡丹からのイジメが酷くなりました(汗)
その後、菊花と好き同士だった花乃屋の若手料理人・平次(へいじ)が、
牡丹と結婚することになり、以前から菊花と平次の関係性を知っていた牡丹は、
菊花のことが疎ましくなり、頂上に『地獄の入り口』と噂されている不気味で大きな屋敷が建つ
隠山(かくれやま)の頂上付近まで菊花を連れて行って置き去りにしたのです(汗)
漆黒な夜の寒空の中、夜露をしのげる場所を探して彷徨い歩いた菊花がたどり着いた場所は・・・
2話:嫁
罠にかかった黒猫を助けて行き倒れになっていた菊花を助けてくれたのは、
地獄の入り口と言われている山の頂上に建てられた大きな屋敷の主・仙龍 焔(せんりゅうほむら)でした。
彼はどこにも行くところがないと悲しそうに笑う菊花を屋敷に置いてくれると言ったのです。
なんと…町の者たちから薄気味悪がられていた屋敷の主は、
艶やかなえんじ色の髪をした優しくてすごぐ美しいイケメン男性でした。
菊花は生まれて初めて他人から親切にされて、亡くなったついに母親との約束を破ってしまう。
それは…どんなに苦しくて悲しいことがあっても笑っているという母との約束でした。
その後、焔は母の形見である櫛を取りに帰りたいという菊花のために、
彼女を焔の”嫁”として仙龍家に迎えた上で、従者の篁(たかむら)と共に3人で山を下りたのですが・・・
3話:冥界の王
愛人の娘の菊花なんかより”私を嫁にしてください”と訴える牡丹を足蹴にして隠れ山に戻って行った焔と菊花。
当然のごとく自分よりも菊花がイケメンでセレブな焔に選ばれたことが屈辱でしかない牡丹は、
何とかして菊花から焔の嫁の座を奪い取ろうと考えます。
一方…焔の嫁として仙龍家での暮らしを始めた菊花ですが、
「この家ではなにもしなくていい」と言ってくれた焔の言葉をありがたいと思いつつも、
何か自分を救ってくれた焔のために役に立つことはできないかと家の掃除を始める・・・
ここでちょっと付属解説!
実はこのイケメンで不思議なオーラを放っている焔という男の正体は、
”冥界の王”という存在で普通の人間ではなかったのです。
さらに…焔と菊花の住んでいた花乃屋とは不思議な縁で繋がっていたことが判明します。
なぜ…焔は菊花を救い自分の嫁にまで迎えたのか?
その大きな理由がこの3話の中で明らかとなります。
4話:地獄の入り口
焔から髪留めをもらってからは、屋敷の中で起きていたポルターガイスト現象は一切なくなりました。
それからは菊花の平和で穏やかな生活が始まります。
毎日のように焔と篁のために食事を作っている菊花ですが、
ここ最近はいつもにも増して焔が忙しそうで、なかなか彼とゆっくり会える時間がない(汗)
そこで菊花が考えたのは焔のために”手紙”を書くことでした。
文字が書けない彼女は篁にお願いして教えてもらうことになりました。
なんだかんだ言いながら篁は熱心に菊花に文字を教えます。
数日後…簡単な文字の読み書きができるようになった菊花は、
ようやく焔に対して短い文章の手紙を書くことになるのです。
今回の4話では全体的に菊花の幸せな日々の様子が描かれていますが、
後半では自分がいる場所が”地獄の入り口”なのだと改めて認識する出来事が起こります。
5話:浄瑠璃の鏡
屋敷の中庭にある井戸に入っていった黒猫を救おうとして自分まで落ちてしまった菊花は、
本当の意味でいう地獄の入り口に迷い込んでしまったのです!
そこには冥界の王の姿をした焔と従者の篁がいて、まさに地獄へ送られるべき者たちへの裁きを行っている真っ最中でした(汗)
「えっ…!?」
そこでは罪を犯して亡くなったであろう人間っちが、一人ずつ”浄瑠璃の鏡”の前に立たされていました。
浄瑠璃の鏡とは…生前の悪事を映し出す鏡であり、その鏡の前に立つとその人物の犯した罪の映像が映し出されるのです。
そんなとんでもない光景に立ち会ってしまった菊花は、
このあと信じられない事実を篁から伝えられます。
菊花は生きている人間が絶対に見てはいけない光景を目にしてしまったわけです。
そこから導き出される菊花が従わなければいけない冥界の掟とは…?
これで焔と菊花の関係は終わってしまうのか…?
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『冥界の王の嫁 』の感想まとめ
本作のストーリーを読んだときにサイト主のまるしーの脳裏にパッと飛び込んできたのは、
小・中学校の頃に仲が良かった”ガッキン”というあだ名の友人のことでした。
ちなみにその友人の性別は女性です。
ザッキンは近所で有名な料亭の娘さんで、彼女のお父さんが本作の当主と同じようにお妾さんを自宅の離れで囲っていたのです。
いま考えるとなかなかショッキングな光景です(汗)
その事実をちゃんと知ったのはまるしーが高校生になってからの事だったのですが、
当時はどうしてガッキンが弟や妹と微妙な関係性にあったのかが分かりませんでした。
「姉弟たちとの接し方にどこか違和感があったのです。」
ガッキンが嫌ってるというわけではなくてどこかよそよそしさを感じさせる関係性と言えばいいのか、
小学生時代のまるしーにはそう映りました。
ガッキーの立場は本作に登場する菊花とは違って、本妻の娘さんだったんですが、
あの頃よくまるしーの母親と近所のおばさん達がガッキンの家のことでヒソヒソ話をしていたのを覚えています。
今考えるとその頃はかなりドロドロな愛憎劇が椋邸内で繰り広げられていたみたいです(汗)
その証拠に当時ガッキンがまるしーの家に遊びに来たりなんかした際は、
いつもは絡んでこないうちの母親が興味深そうに店の事や家族の中のことを根掘り葉掘り聞いていました。
「今考えるとうちの母親はガッキンに最低な事をしていたと思う。」
小学生だったまるしーは母親がガッキンにそんな惨い事をしているとは思ってもいなかったので、
あとで色んなことを知った時はすごく辛かったのを覚えています(汗)
しかしなんなんでしょう?
自分の経営する料亭に愛人を働かせた上で子供まで作って離れに住まわせる男性の神経って…(汗)
王様にでもなったつもりだろうか?
確かに一夫多妻制の国も存在しますから頭ごなしに間違っているとは言いきれませんが、
こと私たちが住んでいる日本は完全な一夫一婦制です。
妻以外に愛人をたくさん囲いたいなら別の国で暮らしてくれ!
それがマナーってもんだろう!
どう考えたって女性たちの中では妬み嫉みの気持ちは生まれるだろうし、
家庭内で波風が絶たないなんてありえないと思う。
あの頃のガッキンが相当居心地の悪い生活を送っていたと思うと可哀想でしょうがない。
すごく優しくていい子でしたから…。
百歩譲って本妻や子供の気持ちを考えるのであれば、
せめて愛人親子は遠く離れたところで生活させてくれって話です。(汗)
「というか日本ではやめてくれ!」
どう考えても女性陣が不幸になる構図しか見えてない。
ガッキンとは高校以来ずっと連絡を取っていないので、その後彼女がどんな人生を歩んでいて、
愛人のお子さんたちが今は何をしているのかまったく知りませんが、
まるしーが十数年前に風の噂で聞いた話では、ガッキンが料亭の女将になって働いているということでした。
彼女の家庭でどんな話し合いが行われたのかはまったく想像すらできませんが、
とりあえずガッキンは料亭の権利をちゃんと引き継いだようでホッとしてます。
小学生の頃から彼女が腹違いの妹や弟をイジメているという話や現場は見たことがなかったので、
母親と愛人たちの関係性はしりませんが、少なくとも愛人のお子さんは菊花と違ってそこまで不幸な境遇ではなかったんだろうと思います。
「実際のところは分かりませんが…(汗)」
ただ…まるしーの友達にも妾の子がいる家庭があるくらいだから、
私たちの知らないところで菊花みたいに大変な辛い思いをしている妾の子たちはたくさんいるんだろうと想像すると辛くなります(汗)
「なんだかな~切ないな~理不尽だな~(汗)」
本作のテーマは本来甘くて切ない溺愛系のシンデレラストーリーなんですけど、
物語の舞台が料亭だっただけに、少女時代のしょっぱい記憶が蘇ってしまって、
ガッキンと過ごした思い出ばかりが蘇ってきてしまいました(汗)
「でも…だからと言って本作がつまらないと言ってるわけではないですよ!」
今後もっと菊花が焔さんとラブラブに関係になったら、ガッキンとの切ない思いでは頭から離れていくでしょう。
不思議な縁のもとで結ばれた冥界の王と、不幸な宿命のもとに生まれた菊花が紡ぐ純愛物語の行方。
この先思わず目じりがトロットロに下がるほど甘い溺愛ストーリーを期待しておりますよ♪
なんたって菊花は神様にベタ惚れされるわけですから楽しみだ(笑)
無料試し読み
今、紹介した
『冥界の王の嫁』は、
テレビCMでもお馴染みの電子書籍のコミックシーモアで絶賛配信中のコミックでございます♪
コチラのお店はサイト主のまるしーもよく利用するお店で、
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