著者:愛谷千明
『サイコママ彩子』
まだ穢れも知らない純真無垢なかわいい子供たちを、愚かな大人たちのマウント合戦に利用させてたまるものですか!
一見すると平和そうに見える幼稚園の裏で蔓延るクズ親たちの悪行を次々に成敗してゆく、
全ての子供たちに愛情深く、ダメな親には容赦ないサイコママ 彩子が大活躍するダークネス・ヒューマン・ドラマ!
見た目は上品で美しくエレガントな彩子ママですが、ひとたび子供の健やかなる成長を妨げる毒親を見つけた時には、
その美しく朗らかな笑顔が、狂気に引きつった恐ろしい微笑みに変わる…(汗)
アナタは自分の子供に健康で文化的な毎日を過ごさせてあげられていますか…?
「こういう強烈なサイコ系キャラのママさんが登場してくるヒューマン・ドラマは大好きだ♪」
見どころは”無双ヒロイン”の活躍
今回サイト主のまるしーが紹介する『サイコママ彩子』とは…?
2024年02月15日より、老舗の電子人気コミックサイト『まんが王国』で先行配信がスタートした女性マンガカテゴリーのヒューマン・ドラマです♪
本作の著者は、まるしーが以前にこのサイトで紹介させていただいた『母は女~あなたのものは私のもの』の作画を担当された愛谷千明先生で、
今回は愛谷先生の完全オリジナル作品となります。
『サイコママ彩子』というドメスティック・ホラーな内容をイメージさせるタイトルと表紙の絵柄ですが、
確かにバイオレンスな一面も少しは登場してきますが、愛谷先生が描きたいものは決して狂気乱舞な流血騒ぎの物語ではなく、
昨今の問題ありな幼稚園事情を皮肉って切り込んだ社会派のヒューマンドラマで、
例えて言うと必殺仕事人的な要素の強い、『令和版 世直しストーリー』と言った感じのダーク系なヒロインが活躍する内容ですね♪
このあとの感想部分でも書かせてもらいますが、まるしーは本作の著者である愛谷先生の個性的な絵柄が凄く好きで、
やっぱり自分独自の”カラー”をお持ちな漫画家さんの作品ってすごく印象に残ってるんですよね。
今回は特に愛谷先生のオリジナル作品だけあって、ストーリーと絵柄はバッチリとシンクロしていますし、
本作最大の見どころは、スカッとする痛快な無双ヒロインの活躍です♪
ストレスの多い日々を過ごしておられる方はこの作品を読んで気分爽快な気持ちになりましょう…♪
『サイコママ彩子』の立ち読み♪
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サイコママ彩子【ネタバレ徹底解説】無双するママがとにかくヤバい!
1話:無情なママさんヒエラルキー
その日、この物語の主人公・冴木彩子は娘の美憂を連れて、
都内某所にある【ひかり幼稚園】へ転入して初めて登園しました。
「綺麗な人が転入してきたのね~」と…他のママさんたちから思わず声が上がるほど、
彩子と娘の美憂は美しくて可憐な母子なのです。
彩子は自分からママさんたちに声を掛けて挨拶をするタイプの女性で、
美人なのにまったく澄ましたところのないパーフェクトなママさんであり、
声をかけられたママさんたちが逆に緊張してオドオドしてるくらいだ。
娘の美憂も実に可愛くて明るく利発そうな少女で、
早くも同じ幼稚園の子供たちに自分から話しかけて馴染み始めている。
冴木親子は俗に言う完全な”勝ち組親子”のオーラを纏っているわけだ。
だが…
そんなキラキラな冴木親子に対して明らかに敵意のある視線を送っていたママさんトリオがいました…(汗)
そうです…。
冴木親子が転入してきた【ひかり幼稚園】には、
ボスママ3人衆によって築き上げられた”無情なママさんヒエラルキー”が存在していたのです…(汗)
このあと、彩子は早速そのボスママ3人衆から手痛い新入りの洗礼を受けることになるのですが・・・
2話:無実の罪
美憂が幼稚園で仲良くなった洋子が、他の園児たちから責められている。
理由は美憂が洋子にプレゼントした可愛いヘ”髪飾り”を盗った犯人にされているからだ。
最初に言い出したのはボスママ3人組の娘・可奈でした。
そこへ園児の母親たちも集まってきてちょっとした騒ぎになります。
不幸にも洋子はカースト最底辺にいるママの娘さんであり、
母親は事情を聞くこともなく皆の前で洋子の横っ面を引っぱたいた上に叱りつけたのです…(汗)
するとそこへ彩子が現れて娘の美憂から事情を聞くと、
確かに美憂は洋子に髪飾りをプレゼントしたと答え、そのことを誰もちゃんと聞いてくれなかったと付け加えた。
しかし…無実の罪で我が子を叱りつけた洋子の母親は引っ込みがつかなくなり、
追い詰められた挙句に洋子がもらった髪飾りを美憂に返させようとするのですが、
その瞬間…今度は彩子が洋子の母親の横っ面をバシッと引っぱたいて・・・
3話:脇役女優
愛と狂気のサイコママっぷりを発揮して無事に白石親子を窮地から救った彩子ですが、
今度は3ボスママの一人、志村奈保になにやら興味がありそうだ。
彩子は志村が過去に売れない”脇役女優”だった話題を持ちだし、
志村が触れられたくない過去をつついて軽いジャブをぶっ込みますが、
もしかしると特に悪気はなかったのかもしれない。
脇役ながらも元女優だった志村の娘・可奈は、そこそこカワイイ顔をしていたが、
歌もダンスも上手な美憂と比較するとどうしても見劣りしてしまう。
可奈はその不満をさっそく母親に訴えると、志村は可奈を歌のレッスンに通わせることにしたのですが、
なんと…そのスクールには以前から通っていた冴木親子の姿が…!
やはり今回は志村親子の問題解決という事になるのかな~?
4話:志村親子を救う
幼稚園の学芸会ではWキャストながらヒロインの”白雪姫”の役をくじで引き当てたボスママ3人衆の一人である志村 奈保の娘・可奈。
最近になって娘を将来はアイドルにすると燃えている奈保は、
自身が脇役女優として芸能人生を終えたことの苦い経験もあり、
愛する娘には自分のような日陰者の芸能人生を歩ませたくないという一心で、
異常ともいえる厳しさで娘の可奈に様々な指導を行うのです。
しかし…まだ幼稚園児であり、漠然と将来はアイドルになりたいと思っているだけの可奈が、
母親のマジモードな”ハードレッスン”に耐えられるはずもなく
やがて精神的にも肉体的にも限界を迎えてしまった可奈は、
これまでの元気な笑顔はすっかり消えてしまい、常に辛そうな表情を浮かべている少女になってしまって…
このあと志村親子を救うべくサイコママ彩子が例の黒装束で志保の前に現れます…♪
5話:ギフテッド
幼稚園でボスママ3人衆の一人である相川麻美の息子・蓮が描いている花や昆虫の絵を見て絶賛する美憂。
気を良くした蓮からもらったその絵を家に帰って彩子に見せると、
二人は口をそろえて蓮が”ギフテッド”であることを確信して大いに盛り上がります♪
彼の類い稀なる才能はきっと神様から与えられた贈り物に違いない。
彩子は蓮がその素晴らしい才能をフルに活かせる環境にいることを切に願うが、
現実は蓮にとって実に悲惨な生活環境でした…。
蓮の母親・麻美は蓮が持っている飛びぬけた才能にまったく目を向けることなく、
蓮が苦手とするスポーツを無理に強要して追い詰めていたのです。
そんなある日のこと…たまたま蓮が母親から”虐待”されている現場を目の当たりにした彩子は…
6話:地獄の結末
今回のお話で【早川家編】が完結します。
ということは、サイコママ彩子が登場することになるわけですが、今回もまた子供に接する時の聖母マリアのような慈愛に満ちた美憂のママとは違い、
冷酷に微笑みながら相手に残酷な攻撃を与える悪魔バージョンの彩子が今回のターゲットとなる相川麻美を完膚なきまでに叩き潰します。
特に今回は麻美の蓮くんに対する虐待が酷かった分だけ、彩子の麻美に対するお仕置き拷問のレベルも容赦ないものとなりました。
さらに彩子からこっ酷い目に遭った麻美に待っていたのは、弁護士の夫から突き付けられた『〇〇要求』でした…。
果たして、我が子を虐待してオモチャのように扱ってきた相川麻美が迎えた地獄の結末とは…?
7話:存在感のアピール
ボスママ3人衆の志村奈保、相川麻美の二人を順番に彩子が矯正や粛清したことで、残るボスママはリーダーの鮫洲良子ただ一人となりました。
これまで幼稚園内にはびこるママさんヒエラルキーの頂点に君臨し、
その築き上げた恐怖支配の中で”女王様”のごとく振る舞ってきた鮫洲でしたが、
冴木親子が幼稚園に転入してからは、明らかに最強だったその絶大な影響力を失いつつありました。
つまり…園内の人間関係が平和になったということです。
その大きな要因は、彩子から制裁を受けた志村が鮫洲と距離を置くようになり、
相川に至っては旦那さんと離婚して幼稚園からいなくなったことです。
そんな状況に危機感を感じた鮫洲は、プレゼント作戦を決行して、今一度自分の存在感のアピールに努めるのですが…
『サイコママ彩子』の試し読み♪
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感想まとめ
著者の愛谷千明先生のことは以前から存じ上げており、
冒頭の内容解説の章で少し触れましたが、『母は女~あなたのものは私のもの』という愛谷先生が作画を担当された作品で、
その”毒っ気”の効いた独特なセンスの絵柄がスゴク印象に残っていて、
今回、まんが王国の先行配信作品として『サイコママ彩子』が紹介されていた時は、
すぐにあの印象に残る絵柄の先生が描いた作品だと直感しました♪
インパクトのある作品タイトルと、やっぱり毒っ気のあるタイトル絵に惹かれてすぐに衝動買いしていました。
そしてワクワクしながら本編を読んでみると、そこにはタイトルからイメージするサイコホラーなストーリー展開ではない意外なドラマが描かれていたのです。
事あるごとに主人公の彩子の口から飛び出して来る「子供ちゃん」という不思議なワード。
最初はただ変わった言い方をするキャラのヒロインだな~と笑って読み進めていましたが、
2話から3話と読み進めていくうちに、彩子の口から何度も出てくる「子供ちゃん」というフレーズに、
凄く大事なメッセージ性を感じるようになってきたのです。
1話で彩子がボスママ3人衆向かって、
「子供ちゃんの幸せのために私たちは存在するのだから」と、
目をキラキラさせながら持論をぶっ込んで皆をドン引きさせたシーンがありましたが、
物語が進むうちに彩子がその言葉通りの生き方に徹していることが分ってくる。
彩子にとって世の中すべての「子供ちゃん」が幸せな人生を送っていることが人生の名代であり、
ひたすらそこに向けて日本全国の幼稚園を平和な場所に変えようとしているわけだ。
一見すると『サイコママ彩子』というタイトルと二面性を持った主人公の強烈なキャラに見落としてしまいがちですが、
この作品は現代の幼稚園児を持つママさんたちの闇深い人間関係に鋭く切り込んだ社会派のヒューマンドラマなのです。
どんなコミュニティであっても人が3人以上集まればそこで人間関係の歪が発生し、
やがてはマウントの取り合いや各種のハラスメントが横行する状況に至るケースが多い。
かくいう幼稚園という子供たちの健やかな成長を見守る大切な聖域においても愚かな保護者同士の見栄の張り合いや、
引いては親同士の間でもいじめ問題が深刻化したりとか…
それは昔からずっと存在したコミュニティトラブルですが、
今の時代はそこにSNSが加わってより陰湿に、より悪質な親同士のイジメや嫌がらせの現場となっています(汗)
もし…幼稚園に入園する前のお子さんをお持ちのママさんがこの『サイコママ彩子』を読んだら震え上がるかもしれませんが、
実際に保護者達の中では親の経済力などを秤にかけたヒエラルキーも存在するようで、
なるべくそういった悪質なママさんたちのワールドへ引きずる込まれないようにしなければいけません。
ただ…最近サイト主のまるしーが聞きかじった幼稚園事情としては、
コロナ禍もあってパパさん立が幼稚園の送り迎えをする率が多くなって来たとかで、
以前よりはかなりママさん同士のガチバトル的な状況は無くなっては来ているようです。
確かに…ママとパパが交互に幼稚園の送り迎えをしていれば、
お互いに情報を共有できるし、何か問題が起こった時は助け合うことができますしね。
「すごく良い傾向だ♪」
でも…これはあくまでの都心部やその周辺都市に存在する幼稚園のことで、
地方の田舎などはまだママさん支配の幼稚園が多く存在しているかもしれません…(汗)
「知らないけど…」
もしママさんたちのイジメやヒエラルキーが存在する幼稚園が存在しているなら、
そこはやっぱり我らが”サイコママ”にひと仕事お願いしなければいけません。
というわけで、彩子ママの活躍をこれからも大いに期待しましょう♪
試し読みは『まんが王国』一択です!
今、紹介した『サイコママ彩子』は、
『まんが王国』で先行配信中のコミックです~♪
このお店は、電子コミックサイトでは老舗のコミックサイトで、
サイト主のまるしーがいつも利用してる電子コミックストアでございます♪
特に、会員登録なしで、たくさんのコミックが無料試し読みできるのはすごくありがたい!
他のコミックサイトでは読めないレアな作品も数多く扱っているし、
こういうコスパの素晴らしい電子コミックサービスは押さえておいた方がお得ですよ~♪
『サイコママ彩子』の試し読み♪
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『サイコママ彩子』が好きな人にお勧めの作品♪
『サイコママ彩子』みたいな作品がお好きな人にお勧めの作品です…♪