500日を生きた天使のネタバレから結末!最愛の息子と闘った記録

500日を生きた天使のネタバレから結末!


最愛の息子と闘った記録

漫画:さがわ蓮
原案:中村美幸 のコンビで描かれた

『500日を生きた天使』

を読みました~

 

このコミックは、
人気雑誌「ストーリーな女たち」
Vol.12に掲載されている作品です。

 

わずか生後4カ月
小児ガンが発覚した最愛の息子と
過ごした1年間の闘病生活

500日という短い時間を
親子で闘った日々を綴ったドラマです。

 

愛する長男が、
母親に残したものとは?

 

本当に合った話をコミック化した
涙なしでは見られない。
感動のストーリーです。

 

実話ならではの、
リアルなストーリー展開に
我を忘れて夢中でページを捲りました。

 

ある母親が、最愛の息子と闘った記録

その500日の壮絶で幸せな
愛のストーリー!

今回はその1話ネタバレ感想をご紹介したいと思います。

 

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500日を生きた天使 あらすじ

主人公・中村みゆき

4ヶ月前にかわいい男の子
渓太郎(けいたろう)を産んだばかりの
新米お母さんです。

 

やさしい夫・おさむと3人で
これ以上ない幸せな生活を送っていました。

 

父は、
”大海まで流れていく
渓流のようなでっかい男になれ”
と願い。

 

母は、
”キラキラ輝く渓流のように
きれいな心の子になあれ”
と願って、

 

『渓太郎』(けいたろう)という名前がつけられた
元気な男の子は、

 

今年の正月、
無事、親族へのお披露目も終わり
その新しい命はみんなから
祝福を受けて、

 

幸せ絶頂の中

みゆきは、
新しく授かった命は
当たり前に時を刻んでいくものと信じていました。

 

長野県のある町で暮らす中村一家は
何気ない日常を送っていました。

 

父・おさむが出勤した後は、
専業主婦のみゆきは家事を
しながら渓太郎の面倒を見ます。

 

だんだんと元気な男の子らしく
わんぱくになってきた渓太郎は
洗濯物を干そうとするみゆきの
髪を引っ張ってはなしません。

 

しかたなく渓太郎を
抱っこしながら干し物を
始めたみゆき。

 

渓太郎はお母さんの抱っこが
大好きで甘えん坊な男の子です。

 

♪渓ちゃん、渓ちゃんかわいいね
でっかくなあれキラッキラになあれ♪

 

渓太郎を抱きかかえ、
自作の鼻歌を歌いながら
家事をこなすみゆきは
渓太郎と幸せいっぱいの日々を送っていました。

 

しかし、
そんな幸せ家族に
悲しい現実が襲ってくるのは
ほんのしばらくしてのことでした。

 

渓太郎に下された残酷な宣告。
いやおうなしに家族の生活が一変する。

 

幸せな3人家族の日常は
先が見えない不安と絶望の日々へと進んでゆくのです・・・

500日を生きた天使 ネタバレ

1話:誕生・そして・・・

何事もなく穏やかな
毎日を過ごしてきた
みゆきと渓太郎ですが、

 

その異変はある時、急に
やって来ました。

みゆきが渓太郎の
オムツを交換している時、

オムツに出された尿の色が
少し変だったのです。

 

オレンジ色というか
ピンク色をしていて
何か血が混ざっているような色だったのです。

 

ちょっと気になったみゆきでしたが
尿の臭いはいつもと
変わらなかったので

 

さして気に留めることは
ありませんした。

 

しかし・・・

次に訪れた異変で
みゆきの不安は増大します。

 

渓太郎のオムツに
小さな血の塊のようなものが
ついていたのです。

 

{今までこんなのみたことない!}

{なんか普通じゃないんじゃないの!}

 

心配になったみゆきは
渓太郎を連れて
行きつけの小児科クリニックへ
受診します。

 

渓太郎を診た医師は、

「これは尿路感染だね」

と診断し、

「赤ちゃんのうちは男の子がなりやすいんです」

「お薬を出しましょう」

 

と、薬で治る病気なんだと
ほっと胸をなでおろしたみゆきでした。

 

そして、
診察も終わり先生にお礼を
言って帰ろうとした時、

先生がみゆきを引き止め、
念のために渓太郎のお腹を
触診してくれたのです。

 

すると渓太郎の
お腹を触る先生の表情が
厳しい表情に変わりました。

 

長い間、先生は
渓太郎のお腹を触っていました。

不安で一杯のみゆきには
何時間もの時がたったように思われました。

 

長い触診が終わり、
先生は無言でカルテに
筆を走らせています。

 

書き終えると、
先生は、ひとつ大きなため息を付き

 

「お母さん、大変です。」

「渓太郎くんのお腹には腫瘍があります。」

と静かな声でゆっくりと先生は言いました。

 

{腫瘍・・・?てもしかしてガン}

{どういうこと・・つまり小児がん}

 

突然の宣告で頭が混乱するみゆき。

もう彼女は完全にパニックです。

 

「お母さん・・お母さん!」

先生の呼びかけで我に返ったみゆき。

 

先生は、
この病院では詳しい検査が
できないので大きな病院を紹介してくれました。

 

その日すぐに
詳しい検査をすることになった渓太郎。

 

{これは絶対大変な事になっている}

{今日このまますぐに詳しい検査だなんて・・}

 

不安と恐怖に押しつぶされそうになるみゆき。

 

その日、遠くの現場で仕事している
夫のおさむに来てもらうわけには
いかないみゆきは、

自分の兄に大きな病院まで
送ってもらうことにしたのです。

 

渓太郎の事を聞いて、
驚いた兄はすぐに
みゆきと渓太郎の元へ
車で駆けつけてくれました。

 

そして、
長野赤十字病院という
大きな病院で、
まず超音波検査を受けます。

 

映し出された渓太郎の
映像を診て医師は

「腎臓のほぼ全部が腫瘍です」

と診断しました。

 

「これ・・腫瘍って・・」
「ガン・・・なんですか?」

 

消え入りそうな声で
質問するみゆき。

すると医師は、

「はい・・明らかに悪性です」

と答えました。

 

目の前が真っ暗になるみゆき。

 

{聞きたくない・・もうこれ以上}

 

最愛の息子。
渓太郎を襲った突然の不幸。

 

この日を境に家族の生活は一変してゆくのです。

 

ガンと宣告された渓太郎の運命は?

 

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500日を生きた天使の感想

冒頭でもお話ししましたが、
このお話は実話で、

物語に登場する人物の
お名前も本名が使われています。

 

現在、主人公の中村みゆきさんは

渓太郎くんとの闘病生活で
つちかった経験を活かし、

コーチングインストラクター
として活躍する一方。

貴重な経験をより多くの
人々に伝えるため、

全国の講演会で活動されているみたいです。

 

個人で、
「悲嘆が生んだ幸福論」という
ブログも運営されています。

 

そのブログには、
渓太郎くんと闘った闘病記や
中村美幸さんの活動記録が
詳しく綴られていますので、

コミックと合わせて読むことで
より深く渓太郎くんの物語を知ることが出来ます。

 

幸せな家族から
一変して不幸のどん底に突き落とされた一組の家族。

 

一見すると不幸物語のように思える本作ですが、

主人公・みゆきさんが
伝えたかった事は全く違います。

 

彼女は、渓太郎くんとの
闘病記を伝えたかったのではなくて、

幸せな渓太郎くんとの時間を紹介したかったのです。

 

幸せだった渓太郎くんとの生活を
のろけたかったのです。

 

読者はその
みゆきさんと渓太郎くんとの
のろけ話を

時には涙して、
時にはほのぼのと、

こんな幸せな家族がいたんだ。
という気持ちで読めばいい作品だと思います。

 

自らの体験を世の人のために
役立てている中村美幸さんの活動を
一人の女性として心から応援しております。

 

すばらしいお話を
ありがとうございました。

 

>>>『500日を生きた天使』2話のネタバレはコチラ♪

 

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