幼い渓太郎に・・・
短い一生を
母親と共に懸命に生きた小さな命の物語。
残酷な宣告と治療
『500日を生きた天使』の
ネタバレと感想を書いております~
手術でガン細胞を取り出した
渓太郎の精密検査の結果が出て、
MRTKという非常に
珍しい小児ガンだという事が
がわかりました。
2話のネタバレはコチラ♪
↓↓↓↓↓
「このまま何もしなければ余命3ヶ月くらいだと思います」
先生からそう宣告されてしまった渓太郎。
{そんな・・・信じられない‥・}
手術の成功で、
これからは回復に
向かっていくもんだと思っていた
みゆきの心はどん底に引き落とされてしまいます。
そしてさらにみゆきを
苦しませたのは、
渓太郎のガンには
確立した治療法がなかった事です。
しかし・・・
このまま指をくわえて
何も治療しないことなんて
出来ませんので、
渓太郎のMRTKは
小児ガンの一種ということもあり
通常の小児ガンの治療をする事になったのです。
その後、
先生が詳しい治療方法を
説明してくれたのですが、
『余命三ヶ月』という現実が
衝撃すぎて、
みゆきとおさむは
ほとんど上の空でした。
手術の後、
残酷な宣告と治療が待っていた渓太郎。
これから病院で迎える
厳しい生活に、
母とまだ幼すぎる息子は
耐えることが出来るのか・・?
今回は3話のネタバレと感想をご紹介します。
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500日を生きた天使3話 ネタバレ
渓太郎がMRTKという
小児ガンだと分かり、
翌日からすぐに化学療法の
治療がはじまりました。
それは、
抗がん剤の投与です。
抗がん剤はガン細胞を
攻撃してくれますが、
良い細胞も損傷させてしまう劇薬です。
まだ幼い渓太郎
には非常に危険な薬なのです。
それに、抗がん剤によって
どんな副作用が出てくるかも分かりません。
渓太郎には
非常に辛い闘いになることは明白で、
{どうしよう・・なにが起こるかわからないなんて}
{先生に言って辞めてもらおうか‥}
みゆきは抗がん剤の
恐ろしさを聞いて、
一瞬ちゅうちょしてしまいますが、
何もしなければ、
3ヶ月の命だと
聞かされていたことを思い出し、
”懸けてみよう”
と決心するのです。
母親の体調
渓太郎の
抗がん剤治療が続く中、
つきっきりで看病に当たる
みゆきを心配して、
主治医の佐藤先生が
みゆきに声をかけます。
「お母さんお食事しました?」
「トイレもいってますか?」
考えてみれば、
みゆきは渓太郎の
看病に必死で自分のことは
何一つやっていなかったのです。
先生に促されて
食事とトイレに向かったみゆき。
ここ何日かは、
まったく自分自身の
事はしていなかったと反省して、
これからは
こまめに食事をとり
トイレにも行くことを心がけるよう
しようと思えるようになりました。
看病する人間が
倒れては本末転倒なのです。
4人部屋と隔離室
やっと三日間の辛い
抗ガン剤治療が終わって、
渓太郎は一般の4人部屋に
移ることになりました。
そこには、
渓太郎と同じような
病気を抱えた子供たちがいたのです。
その中でも
渓太郎のような
幼い赤ちゃんの患者はいなかったので、
二人は病室で注目の的になり、
人気者でした。
{大変なおもいで闘っているのに}
{人気者だなんて嬉しくもなんともない}
珍しがられて
ちょっと嫌な気分になる みゆきでした。
しばらくして
みゆきと渓太郎がいる
隔離部屋をじっと見ている
中学生くらいの女の子を発見しました。
ガラスの向こうから
いないいないばぁ~をして
渓太郎を笑わせようとしているのです。
しかし、渓太郎は無反応でした。
その女の子は
長い間みゆきと渓太郎
の病室の前にいて、やがて
自分の病室に帰ってゆきました。
{なんであんなに長い間見てるんだろう?}
{小さい渓太郎がめずらしいのかな?}
自分たちが見世物のように
思えて みゆきはあんまりいい気持ちがしませんでした。
しかし・・・
翌日もその女の子は
みゆきと渓太郎の前に
現れて同じように変な顔をして
笑わせようとするのです・・・
彼女にはある意図がありました。
それは・・・
ここからの続きは本編でどうぞ!
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500日を生きた天使 3話の感想
残酷な宣告!そして治療の話でした。
「余命三ヶ月の命」
テレビや小説の世界でしか
聞いたことがないセリフです。
実際に自分が同じ立場に経ったら?
と思うとゾッとするような話です。
しかも、渓太郎くんの場合
これといった治療法も無いのです。
そもそも小児ガン何ていう病気が
ある事自体に腹が立ってしまいます。
生まれてすぐの子供に
こんな試練を与えるなんて酷すぎる!
なんて病気を神様は作ってしまったのか!
小さい体に何度も針が打たれる
状況は見ていてどうしても耐えられません。
母親である みゆきさんなんて
もう・・たまらないでしょう。
幸いにも自分の身内が
まだ誰もガン治療をしたことがないので、
本当の大変さは分かりませんが、
それでも本作を読んでいて
小さい子供が闘うガン治療の大変さが
ひしひしと伝わってきます。
今は回りの人間全てが
敵に見えてしまう みゆきさんですが、
美穂ちゃんのような
優しい子供達によって、
被害妄想的な考え方を
変えてもらえるようになります。
人間やっぱり
一人ではないんですね・・・
希望は捨ててはいけません!
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